golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

イベール「フルート協奏曲」

2008-03-30 23:30:12 | Weblog
「12年前の3月30日午後3時頃、どこで何してたんだ?!」

「えっ、12年前の3月30日ですか?」

「そうだ12年前、1996年の3月30日午後3時だ」

「そんな昔の事、覚えてないですよ。でも、何も悪いことしてませんよ」

「アリバイは無いってことかな?それから、悪いことしたかしないかは、こっちが調べることだ」

「アリバイって言われても…」

「早くゲロした方が楽になるぞ。故郷のお母さんも心配していたぞ」

「………」

「カツ丼でも取るか?」

「お願いします」

こんな前の事を詰問され、空腹のところにカツ丼でほだされたら、無実でも思わず自白してしまうかもしれませんね。

マリオン(フルート)ヴァルデス指揮ニース・フィル(DENON盤)

さて、皆さんはお好きな曲を初めて聴いたのがいつだったのかを覚えていますか?

私の場合、ほとんどの曲は、いつ頃知ったのか漠然とは覚えていても、なかなか年月までは記憶しておりません。

しかし、フランス近代の作曲家イベール(1890~1962)のこの曲は、初めて聴いた時のことを比較的良く覚えております。

中学3年の春休み、ちょうど今頃だったかと思います。高校も決まりのんびりしている時期、NHK TVのコンサート中継。ステージの縁に沿って花が飾られていて綺麗だった記憶があります。

演奏者が誰だったかは記憶無いのですが、第3楽章の無窮動的な音楽が新鮮でオシャレ、またちょっと不思議な雰囲気もあり、とても印象的でした。イベールは60年代まで生きたので、現代曲だとも当時思いました。

今日は、カミサンと娘と一緒に車で1時間程の実家へ。昨夜ちょっと飲み過ぎで頭も痛く、早朝に起きた所為で眠いところをこのCDを掛けながらドライブ。

古典派のドヴィエンヌ(1759~1803)、ロマン派のモリック(1802~1869)のフルート協奏曲もカップリングされていますが、もともとイベールを聴くために買ったCD。今までこの2曲はほとんど聞き流しており、特別の感興もありませんでした。

しかし、久しぶりに聴いてみたらこの2曲もとても魅力的。車窓の桜とフルートの柔らかな響きがマッチして、いつの間にか頭痛も吹っ飛んでおりました。

イベールは、今までもう少し鋭角的な演奏の方がこの曲には合うと思っておりましたが、マリオンの柔らかで明るい響きもなかなか良いですね。

今日一日で、これからも大切にしたいCDになりました。

実家で飲んだくれていたのですが、これからも大切にしなきゃいけませんね我が身体。

明日もアルコール、会社の飲み会です。

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手作ウ゛ァイオリは無かったけれど

2008-03-30 07:50:08 | Weblog
以前、取引先との月例会議の際、終了後の飲み会を考慮して、14~15時頃開始を常としておりました。

懸案事項の多い時はむしろ良いのですが、困るのは逆の時。余り早く終わってもいけないし。でもそこは皆大人(笑)、質問の為の質問などを巧く繰り出す訳です。

質問された方も、あうんの呼吸で心得たもの。簡単な答えで終わってしまうものも色々補足するのです。

こういう時の会議を我々は、少し自嘲気味に「飲み会前の時間潰し」と呼んでおりました。その後の流行語で言えば「牛歩戦術」ですな。

私の昨日の休日出勤も、ちょっとニュアンスは違いますが似たところあり。

金曜日の夜、少し遅くまで仕事すれば片付られない量でもなかったが、友人の展覧会に行き仲間と飲むため、「どうせ都心まで出なきゃいけないし」と昨日出勤した次第。まあ、たった2時間だけですが(笑)。

絵画教室をしている小・中学校の同級生の女性とその生徒さん達、趣味で描いている小・中・高校の同級生の男性(昨日書いた、昔「ルオーとその弟子達展」に一緒に行った)の作品展です。

子供さん達含め、皆素晴らしい作品。絵が描けるってうらやましいな、とつくづく思いました。

友人の男性はヴァイオリンも作るので、あるかな?と思いましたが、今回は絵画教室の展覧会ということで出展遠慮したようです。

彼によると、ヴァイオリンはうまく出来たと思っても弾いてみないと分からないのだそうです。

当たり前と言ってはそれまでですが、造形的に美しく完成したとしてもそれが美しい音を奏でるとは限らない。

まして彼の場合自分では弾けない。ヴァイオリン奏者に弾いて貰って初めて、自分の作品の価値を知る訳で、そこが絵画などとはまた違った面白さだそうです。

展覧会後、(皆、なぜか夕方に見に来る、笑)同級生達と飲んで、ちょっと飲み過ぎました。

家に帰ってそのまま寝てしまい、かえって早く目が覚めてしまいました。

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