「それではお宝をご紹介ください」
「曾祖父が世話をしたロシアの留学生から頂いた、ピカソの絵画です」
「えっ!!ピカソ?!。これはまたとんでもない、凄いお宝が登場しましたね」
「ひいお爺様はどんな経緯でこの絵を入手されたのでしょうか?」
「留学生は当時のロシア政府高官の子息で、父親が革命の予兆らしきものを察知していたらしいのです。これから祖国は大変なことになる、ということでこの貴重な絵画を息子に託したそうです」
「なるほど」
「ところが革命の混乱で父親からの援助が無くなり、、曾祖父が学費や生活費の面倒も見て留学生を卒業させてやり、そのお礼にこの絵を貰ったそうです」
「もし本当にピカソなら、相当高額なものでしょうね」
「そうです。一度は受け取ってしまったものの、さすがにこんな貴重なものは、ということで曾祖父も返そうとしたようです。しかし、革命の混乱で残念ながらその留学生とは音信不通になってしまったとのことです」
「では自己評価額、さあ、おいくらでしょうか?」
「やはりピカソですからね。1億円ということで」
「おお~出ました、1億円!」
「では、鑑定の方よろしくお願いいたします」
~~~ 鑑定中 ~~~
「それでは~、オープンザプライス!」
「\10,000」
(場内、どよめきと溜息。そして出品者落胆)
「残念ながらこの絵はピカソではなく、ゴルフジュウゾウという贋作師のものです。絵の価値としてはゼロ円ですが、額縁代を1万円に査定させて頂きました」
…………………
絵画の世界では、画家が誰かによって大きく価値が変わってしまうんですよね~。
マロン指揮トロント室内管弦楽団(エイベックス盤)昨日休日出勤の帰りに念願のこの曲を購入しました。
久しぶりに聴きましたが、鳥笛やおもちゃが登場して楽しいのみならず、楽曲としても爽やかで、決して子供だけのものでない佳曲との思いを新たにしました。
さてこの曲、私が小学校で習った時は「ハイドン作曲」でした。
当時クラシックにはまだ興味なかったのですが、交響曲の父ハイドンは、このような楽しい曲を作りました、と教わった記憶があります。この曲の出だしのメロディに歌詞を付けて、
「ハ、ハイドン、ハイドン、ハイドンのおじ~さんが~♪」と歌わされました。
だから今でもこの曲を聴くと、その歌詞が浮かんで来てしまいます(笑)。
その後、ハイドンの弟ミヒャエル・ハイドン(1737~1806)説もあったようですが、現在ではアマデウスの父、レオポルト・モーツァルト(1719~1787)作曲ということで落ち着いたようです。
…と信じて疑わなかったのですが、WikiPediaによると、1992年に、エトムント・アンゲラー(1740~1794)という無名の作曲家の手によるものとの証拠が出たとのこと。この説が定説になったのかは知らないのですが、随分と変遷があるもの。
でもアンゲラー作曲ということになっても、この曲の愉しさは変わらないし、価値が下がる訳でもない。それも音楽の良いところですね。
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「曾祖父が世話をしたロシアの留学生から頂いた、ピカソの絵画です」
「えっ!!ピカソ?!。これはまたとんでもない、凄いお宝が登場しましたね」
「ひいお爺様はどんな経緯でこの絵を入手されたのでしょうか?」
「留学生は当時のロシア政府高官の子息で、父親が革命の予兆らしきものを察知していたらしいのです。これから祖国は大変なことになる、ということでこの貴重な絵画を息子に託したそうです」
「なるほど」
「ところが革命の混乱で父親からの援助が無くなり、、曾祖父が学費や生活費の面倒も見て留学生を卒業させてやり、そのお礼にこの絵を貰ったそうです」
「もし本当にピカソなら、相当高額なものでしょうね」
「そうです。一度は受け取ってしまったものの、さすがにこんな貴重なものは、ということで曾祖父も返そうとしたようです。しかし、革命の混乱で残念ながらその留学生とは音信不通になってしまったとのことです」
「では自己評価額、さあ、おいくらでしょうか?」
「やはりピカソですからね。1億円ということで」
「おお~出ました、1億円!」
「では、鑑定の方よろしくお願いいたします」
~~~ 鑑定中 ~~~
「それでは~、オープンザプライス!」
「\10,000」
(場内、どよめきと溜息。そして出品者落胆)
「残念ながらこの絵はピカソではなく、ゴルフジュウゾウという贋作師のものです。絵の価値としてはゼロ円ですが、額縁代を1万円に査定させて頂きました」
…………………
絵画の世界では、画家が誰かによって大きく価値が変わってしまうんですよね~。
マロン指揮トロント室内管弦楽団(エイベックス盤)昨日休日出勤の帰りに念願のこの曲を購入しました。
久しぶりに聴きましたが、鳥笛やおもちゃが登場して楽しいのみならず、楽曲としても爽やかで、決して子供だけのものでない佳曲との思いを新たにしました。
さてこの曲、私が小学校で習った時は「ハイドン作曲」でした。
当時クラシックにはまだ興味なかったのですが、交響曲の父ハイドンは、このような楽しい曲を作りました、と教わった記憶があります。この曲の出だしのメロディに歌詞を付けて、
「ハ、ハイドン、ハイドン、ハイドンのおじ~さんが~♪」と歌わされました。
だから今でもこの曲を聴くと、その歌詞が浮かんで来てしまいます(笑)。
その後、ハイドンの弟ミヒャエル・ハイドン(1737~1806)説もあったようですが、現在ではアマデウスの父、レオポルト・モーツァルト(1719~1787)作曲ということで落ち着いたようです。
…と信じて疑わなかったのですが、WikiPediaによると、1992年に、エトムント・アンゲラー(1740~1794)という無名の作曲家の手によるものとの証拠が出たとのこと。この説が定説になったのかは知らないのですが、随分と変遷があるもの。
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