golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バルトーク「ウ゛ァイオリン協奏曲第2番」

2008-03-28 07:56:12 | Weblog
コールドゲ~~ム。

水びたしのグラウンドに主審の声が響いた。

大輔の脳裏を今や幻になった初回裏の3ランが過った。

2点取られ、空模様と同様に暗雲立ち込めた直後なだけに、4番の重責を果たせ、大輔の心は満足感に満たされた。

今年こそベスト8入りするからな!

さとみの眼前で活躍出来たことでも燃えていた。

2回には、ぬかるみ始めた地面に足を取られ転倒しながらもボールを捕らえ、矢の様な送球で、俊足の打者をファーストベースに刺した。

2回裏には、89Kgの巨体を揺らし初の盗塁も決めた。スライディングしたため、顔まで泥だらけになったが。

3回まで、全ての歯車が想定以上にうまく回転していた。

しかし、コールドで全ては無になった…。


木曽のあばら屋さんが、この曲を「ヴァイオリストの苦労が報われない」と書き込んで頂いたので、予定を変更して久しぶりに聴いてみました。

キョンファ(ヴァイオリン)ショルティ指揮ロンドンフィル(DECCA盤)

う~ん、確かに報われないかな(笑)。

ヴァイオリン弾けない素人耳にも、いかにも難しそうなパッセージが冒頭から連続。

完璧に弾きこなしていても「ミスった!」と聞こえそうな箇所も多い。お気の毒。

バルトーク大好きな私でも、1歩引いて聴くと、木曽さんのおっしゃること良く分かります。

そういえば、演奏会で聴いて椅子からズリ落ちそうになった、と評した女性もいましたっけ。

バルトークって言うと毛嫌いする人も多いようですが、みなさんもっと聴いて欲しいですね。

ヴァイオリンの超絶技巧の連続を、スポーツのような爽快感を感じながら聴いて頂いても良いのですよ。

バルトークの音楽って、色々な異なる要素が内在していて、随分と違う演奏、聴き方が出来ると思いますので。

この曲にしたって、キョンファとショルティのスポーティな演奏と、時代の影を引きずったメニューインでは、別の曲位違います。(違っていたハズ。メニューイン盤はLPで所有していて長年聴いていないので、昔聴いた印象です)

今日帰ったら、特に大好きな弦楽四重奏曲4番でも久しぶりに聴こうかな。

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