W杯の日本ーコートジボアール戦を観たかったが、予定が重なっていた。
上野町にある隆興寺(姫阪祥仁住職)の380年祭、本興稲荷と藤山天満宮の改修祝いがあり、朝10時に出かけた。
隆興寺は、初代綾部藩主九鬼隆季公により創建され、代々、九鬼家の菩提寺として栄えた。
今日は九鬼の殿様の末裔である熊野本宮大社の九鬼家隆宮司も来られて、初めてお目にかかった。
私の先祖は、380年前に九鬼の殿様に随行して、鳥羽から綾部にやって来たと祖父が書き残している。その際に「四方」という姓を殿様からもらったそうだ。
うちの家は、熊野新宮神社の氏子で、正暦寺の檀家でもある。
熊野新宮神社も正暦寺も九鬼公が今の場所に配置したものであり、殿様の住んだ綾部陣屋を守る役割を担っていた。藩の防衛拠点を護持する役割も与えられていたのだと思う。
熊野本宮神社の守り神は「八咫烏」であり、日本サッカー協会のエンブレムにもなっている。これは明治初期に日本にサッカーを導入した際に、コーチや選手で関わった人に多く熊野の方がおられたことに由来しているそうだ。
日本中がサッカーで湧いている時間に、九鬼宮司とご一緒するのも「ご縁」なんだろうなと感じていた。サッカーは残念ながら、負けてしまったが…。
祭典終了後、ふしみやにて懇親会があり、ご一緒させていただいた。
夕方は事務所で、一般質問の原稿書き。
夜は、中上林の「ホタルの夕べ」(今井直文実行委員長)に参加した。
今年から「ホタルまつり」に代わって、新しい趣向が始まった。ホタルを集めてくるのではなく、観に行こうという企画で、夜8時過ぎから、川沿いにホタルが舞うのがよく見えた。
農村の豊かな風情を楽しみながらの、良いイベントだった。