11日㈮、昼間の宇治茶振興議連の視察研修から戻り、夜は顧問を務める演劇まちづくりの会(後藤光代表)の懇親会に19時から参加した。
演劇まちづくりの会は、9月7日㈰13時から京都府中丹文化会館(綾部市里町)にて、劇団ふぁんハウス「ふたりのゆめ」の綾部公演を実現するために組織した会だが、公演にとどまらず、劇団ふぁんハウスと綾部市民の交流を深めることで、演劇に関心のある人たちを集めたいと考え、「演劇ワークショップ」も企画することにした。
10年数年前まで、綾部では花形文化劇場という市民劇団が活動しており、私が所属しているNEXTのメンバーがその中心で関わっていたため、ある時期から私も毎回、観劇するようになった。アマチュアとは思えない良い出来栄えの作品が多かった。
花形文化劇場は現在は休眠中だが、新たに「演劇をやりたい!」と思う人達が集まってくれば、再び演劇文化が綾部で花開くのではないかと考えている。
演劇まちづくりの会には当時の花形文化劇場のリーダーであった塩見聡之さんと小嶋匠さんにも加わっていただいている。後藤光代表は「銀行強盗」役で花形文化劇場の作品に出演していたことがある。
9月に公演を予定している「ふたりのゆめ」は綾部を舞台にした作品だが、劇団には誰も綾部関係者がいるわけではない。私はたまたま第1回公演に誘われて観に行って劇団の方々と知り合いになったが、それまで劇団ふぁんハウスのことは存在すら知らなかった。
不思議な縁で生まれた「ふたりのゆめ」には綾部にとって何か大きな意味があるのだろうと感じており、演劇まちづくりの会には自然発生的に人が集まってくるだろうと漠然と思っている。
光くんが精力的に綾部市内の団体やお店、マスコミへの宣伝をしてくれている。マスコミに取材依頼すると最近は「議員は掲載や放送がNG」だと言われるそうだ。
「政治活動は掲載や放送NG」なら分かるが、議員がまちづくりをするのは全て政治活動だと決めつけるのはおかしなことだと思う。議員がまちづくりをやらなくなるのには、こういったことも影響しているのかもしれない。
ただ、それによって、市会議員の光くん以外の一般市民のメンバーが取材を受けることになるので、それはそれでもいいかと思っている。「顔」は一人ではなくて、どんどん変わるのもいいだろう。
今日参加いただいた皆さんにも「この会は全員が代表を演じましょう!会の目的や趣旨も自分なりの思いで、どう表現していただいても構いません。団体の意志の不整合は全く気にしませんから自信を持って語って下さい」とお話した。
「全員が代表(主役)の会」というのも面白い。
私は小学生の時、音楽の教科書に載っていた「ちびっこカウボーイ」という短い劇の授業があって、主役のカウボーイ役を演じた。
それがうまくいって褒められた嬉しい気持ちが今でも心に残っている。引っ込み思案だった私が今、政治家をしている原点は、あの「ちびっこカウボーイ」だったのかもしれない。
私は今、府議会議員を演じているのかもしれない。
そして、誰しもが何かを演じているのではないだろうか?
演劇はなりたいものになれる。女性にもなれる。ヤクザにもなれる。
演劇まちづくりの会は、誰でも会員になれます。
次回は5月4日のワークショップ、そしてその日の夜には劇団ふぁんハウスの方々と交流会をします。
ぜひ、ご参加ください!お声がけいただければ、会のLINEグループに登録します。