四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

知事と監査委員の意見交換会

2024年09月06日 | 京都府議会

日㈮午前中の予定を済ませた後、京都に向かい、15時半から「知事と監査委員の意見交換会」に出席した。

 冒頭令和5年度の決算審査報告書や内部統制評価報告書を4名の監査委員から西脇隆俊知事に提出した。

 報告書の内容については監査委員事務局長が説明し、引き続いて、各監査委員が知事との意見交換を行った。

 私は「公契約大綱の運用等について」を意見交換のテーマに取り上げた。

 この件については、8月5日の総務部の決算審査で取り上げており、その内容を知事に改めて、意見としてぶつけた。

参考:2024年8月5日付blog「公契約大綱について」

 

 京都府の公契約大綱「公正な競争」「地域経済への配慮」「安心・安全の確保」を目的として、平成26年に定められたが、この間、災害の頻発で府内でも大きな被害が出ている。災害復旧や応急対応には地元の建設業者に無理も言ってお世話になってきたが、公契約大綱には「建設工事の一般競争入札では応札可能者数が概ね30者以上になるように」と規定されているため、業者数が減少している京都府北部では、舗装工事等で地域外の業者を入れざるを得なくなっている。

 そういう地域外の業者はいざ災害が起きた時に地元におらず、冬季の除雪作業なども担ってもらえないため、「地域経済への配慮」と「安心・安全の確保」の意味で、これ以上、業者や従業員数が減少することは地域の「安心・安全」に関わってくる。

 そのことに配慮した公契約大綱となるように「そろそろ全面的な改正が必要な時期に来ている」と強く意見を述べた。

 

 西脇知事は国交省や復興庁でこういったルールの改正に取り組んでこられたこともあり、深いところまで詳しくご存知で「実際には、どう改定したらいいと思いますか?」などの質問もしてこられた。

 私たちは建設交通部にそういった現状をこれまでから要望しているし、地域事情は建設交通部がよくご存じのはずだ」と述べ、「ぜひ早期に全面的な改定を!」と求めた。

 昨今の猛暑対策や北部特有の現場の除雪を発注金額に反映させることも求めた。

 他の委員からは「広聴事業について」「文化の都・京都発信の取り組みについて」「一般会計決算と内部統制評価について」に関して、それぞれ意見が出され、知事もざっくばらんにこれに答えておられた。

 そのやり取りを聴きながら、京都府の財政は決して楽観できる状態ではないが「事業の効果を高め、府民の願いをどう実現するかについて、知事は心を砕いておられる」ということを感じた。

 

 19時頃事務所に戻り、書類を整理したりブログを書いたりして、21時には涼子を迎えに福知山に行った。


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綾部高校文化祭と猟政懇談会

2024年09月06日 | 議員活動

日㈮9時京都府立綾部高校(一井育校長)へ。文化祭(2日目)を見学した。

 一井校長と綾部高校の近況等について30分ほど話をした後、体育館で2年1組の演劇「ドラえもん」を観た。

 のび太くん役の子の声がよく通っており、動きもうまくて、だんだん本物ののび太くんに見えてきた。

 「コンピューターペン」という勝手に問題を解いてくれる道具をドラえもんに借りたのび太は良い点がとれると喜んだものの、ドラえもんからは「ズルするの?」と軽蔑され、良心の呵責にさいなまれて結局道具を使わずに35点に終わる。

 しかし、それを知って「コンピューターペン」を盗んだジャイアンが代わりに100点をとってお父さんに自慢するも「ズルしただろ!」と怒られる、というオチの作品だった。途中、面白いCMも入って、よくウケていた。

 来年、演劇の事業を考えていて、プロの演劇指導ワークショップを綾部でやってみようかと構想中なので、そういう機会に綾高生も参加してもらったらいいなと思った。

 

 続いて、1年生のクラス展示を見学。今年のテーマは「変化」で1日目と2日目で内容が変わるそうだ。お化け屋敷は大人気で長い行列ができていた。

 姪の華亜琴「げんちゃーん」と手を振って声をかけてくれたのだが、お化け屋敷の行列に並んでいたらしい涼子は目で合図しただけだったようで気がつかなかった。夜に塾の迎えに行ったら「文化祭に来とったやろ」と涼子も嬉しそうだった。

 1年2組の展示「アリス」京志郎くんが「源太郎さん、写真撮りましょ」と消しゴムも持たせて撮ってくれた。「お父さんによく似てきたな」と大人っぽく成長した京志郎くんに声を掛けた。

 校長先生は1年6組では「ストラックアウト」ゲームにチャレンジしておられた。

 

 10時40分からは京都府猟友会(西村義一会長)丹波・丹後ブロック猟友会協議会(川井芳雄会長)猟政懇談会に出席した。

 今年は綾部市ものづくり交流館(北部産業創造センター内)が会場だった。亀岡市以北14支部持ち回りでの開催で、綾部市が会場となるのは14年ぶりのことだそうだ。私は府議になって14年目なので、今年初めて出席した。

 猟友会長や綾部警察署の生活安全課長、京都府農村振興課参事らの話を聴いて、猟友会の皆さんの活動や銃を保持することの危険、最近の有害駆除の動向などについてよく理解できた。

 「猟政懇談会」なので、どんな懇談になるのかと構えていたが、懇談会に入っても手は挙がらず、「なし」の声で終わった。

 12時からは懇親会となり、冒頭で挨拶させていただいた。

 有害鳥獣駆除がなければ、今は農林水産業を営むことができなくなっている。しかし、銃を持つということは命の危険と背中合わせでもあり、猟友会の皆さんが命をかけて農村を守っていただいていることがよく分かった。

 これまで猟銃購入の補助金のことやコロナで免許の受験人員が制限されていたので追加試験を行うことなどを相談されて京都府に働きかけたことはあったが、トータルのお話を聴くのは初めてで勉強になった。

 駆除するだけでは追いつかないので、山の修復も必要。私は京都府議会の森林・林業活性化議連会長として、そういったことにも取り組んでいることをお話した。

 綾部市議会の松本幸子議長はこれが議長としての初公務だったようで、同じく挨拶をされていた。この2年間は副議長として議長代理での公務もあったので、そつなくこなされていた。

 初めて会う方も多く、もっと皆さんとお話できれば良かったのだが、次の予定があったため懇親会を中座し、いったん事務所に寄った後、京都に向かった。

 15時半から府庁にて、知事と監査委員の意見交換会に出席した。西脇知事に決算審査報告書を渡した後、意見交換を行った。私は「公契約大綱」について知事に意見を述べたが、この様子は改めて報告します。


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