23日㈮、天皇誕生日の祝日で今日から3連休となる。
13時から北部産業創造センターで開催された第3回「サイエンスキャンプINあやべ」に行き、オープニングで挨拶をした。この事業は小学生や中学生に科学の面白さを知ってもらい、将来の理系人材育成のきっかけになるようにと京都府が開催している。会場に来ておられた京都府商工労働観光部の井爪環副部長によると、今年は参加が多く、お断りした方もあったそうだ。
私は6年前の2018年(平成30年)2月議会の一般質問において、「北部産業創造センターを大人だけの研究技術拠点にするのではなく、子どもが先端技術に触れ、関心を持てる場にしてほしい」と質問し、この「サイエンスキャンプINあやべ」が開催されるようになった。
数年はコロナでできなかったが、これからも継続的、発展的に開催し、いずれは週に1回程度、常設的に行う小中高生の「科学サークル」のようになれば面白いと思っている。
その一般質問の要旨は下記の通りです。ご参考までに。
まずは、もうすぐ完成予定の北部産業創造センター(仮称)について、お伺いいたします。
(中略)
これからの産業創造を担う人材として、私は、小学生、中学生、高校生といった未成年の人材に注目しています。(中略)今の子どもたちは生まれたときから既に、パソコンが身の回りにあり、iPadやスマホも幼いころから当たり前のようにさわっています。いわゆるデジタルネイティブの世代です。(中略)文部科学省も、昨年3月に告示された新学習指導要領の中で、プログラミング教育を含んだ情報活用能力の重視を掲げています。小学校からプログラミング教育が行われるようになり、中学、高校では、アルゴリズム、プログラミング等を活用した論理的思考力を系統的に高めていくことが求められるようになります。
(中略)
そのため、私は北部産業創造センターがそのための人材育成の場になっていくべきではないか、大人ばかりが寄り集まってかたい頭を寄せ合って考えるのではなく、大人と子どもが一緒に学び合ったり、大人が子どもの発想力や創造力を活用することで新しい価値が生み出されるのではないかと思っております。
北部産業創造センターを活用した小・中・高生への情報処理教育や、大人と子どものビジネス交流について、どのようなお考えをお持ちなのか、お聞かせください。
綾部鉄工工業協同組合の波多野隆史理事長からも挨拶いただき、組合から参加記念品の提供もしていただいた。
講座は舞鶴高専、福知山公立大学、府立工業高校がそれぞれ担っていただき、参加した親子は班ごとに分かれて、レゴロボットでプログラミング体験、VRの仕組み、電気回路で光るキーホルダー製作などを学んでいた。
府立工業高校の生徒も多く参加してくれて、子ども達にマンツーマンでハンダ付け等を指導してくれていた。
「やってみますか?」と言われて、VRの仕組みを学ぶ講座でドラゴンの紙工作をさせてもらった。
これは普通のドラゴンの顔に見えると思うが、実は目のあたりは凹んでいる。人間の脳は「顔は突起している」と思い込んでいるので、自然と脳がそういう風に見せる錯覚だそうで、こういうことを活用して様々な技術が作られているそうだ。
夕方は事務所で書類の整理など。
夜は19時からNPO法人あやべ福祉フロンティア(玉川弘信理事長)の理事会に出席。
曽根庸行前理事長から玉川理事長に引き継いで、もうすぐ1期2年が過ぎる。「2年間は4名の顧問がサポートしながら集団指導体制で」と言っていたものの、曽根理事長が急逝され、事務局長も代わり、さらには他の顧問の体調不良もあって、私ももう少しお手伝いしなければと思っている。
理事会後は玉川理事長と大槻悟理事と久しぶりに焼き鳥「大吉」に行った。