18日㈪、先日収録した二之湯真士府議のYouTube「二之湯真士チャンネル」に出演したものが編集されて公開された。
【どうなる?京都市長選】除名覚悟?!緊急友情出演 自民 四方京都府議というセンセーショナルなタイトルがつけられていたが、そこまで大げさな内容ではなく、率直に友人の二之湯府議と今回の京都市長選のことや政治家のあり方などについて語り合っていますので、興味のある方はぜひ!ご覧ください。

YouTubeでも話していますが、一部の人達だけで候補者を決めるのではなく、党内で複数が出たいという意志があれば、複数を立候補させ、有権者に選んでもらうことで自民党はさらに強くなると思う。
今のように、自民党の推薦候補として、他の党の人や党員でない公務員やアナウンサーなどの名前ばかりが挙がっているようでは、党のために尽くそうとする人材は自民党に集まってこなくなるだろう。
自民党が分裂すると維新や共産党が「漁夫の利」を得る、というのも、必ずしもそうなるとは限らないと思っている。
昨年4月の京都府知事選と同日で京都市北区の府議補欠選挙が行われた。自民党現職が公職選挙法違反で辞任した後なので、自民党の新人はなかなか厳しい選挙になるだろうという予測で、その通り、自民は次点で維新の新人が当選した。結果は下記の通り。
当 維新新人 11161票
落 自民新人 9412票
落 共産新人 8124票
落 立憲新人 6305票
この時、実は私は共産党に「漁夫の利」を奪われるのではないか?と思っていた。それはその3年前の府議本選の結果が、
当 自民現職 12923票
当 共産現職 11555票
当 無所属現職 7121票
※当選後、立憲へ入党
落 無所属新人 3172票
※2022補選で自民候補に
というものだったからだ。
2019年には自民票(保守票)は自民現職と無所属新人の二人分を足すと16000票ほどあるが、維新に自民から6000票ほどが移って共産が3年前の票をまとめると10000票でトップに立つのではと不安視していた。
結果的には維新新人が私の予測以上の得票で当選したが、この時の共産票の減少にも非常に驚いた。自民からは想定した通り、6500票ほどが維新に移っているが、共産からも3500票ほど移っている計算になる。
二之湯府議がたびたび指摘しているように、「京都は共産党VS非共産党の選挙をずっと続けてきて、有権者に選択肢を示してこなかった」というのが当たっていて、共産党の得票には「自民党に入れたくない保守的浮動票」が相当含まれてしまっているのだと思う。
そういった状況の中、維新が選択肢として現れたものの、維新は「大阪」の色が強く、京都人にはそこまで引っ付きにくい。また維新なら誰でも勝てるわけではなく、候補者の人物、さらには選挙の構図も勝敗に影響してくる。
2019年の北区の府議本選では「保守分裂」したが自民現職はトップ当選、一方の2022年の補選では自民はまとまったが得票を落として維新に負けた。
必ずしも「保守分裂」が共産や維新を利する訳ではなく、保守同士が争う方が保守層の関心を高め、最後は保守有権者のバランス感覚が働いて、どちらかに寄せていくのだと思う。自民党総裁選で党内議論をした後の総選挙では自民が勝てると言われているのもそれに似ている。
また、そもそも京都の共産党こそ「市田&穀田VS鈴木&松竹」で争い、除名して内輪もめしている。
下手の考え、休むに似たり。あれこれ思い悩むよりも行動あるのみ。先手先手で動き回って、倒れるなら前向きに倒れたらいいと二之湯府議にはそうアドバイスさせてもらった。府議の期数では1期後輩だが、年齢は5つほど上で落選経験もある先輩として。
動画はもう少し収録してあるので、追い追い、第二弾も出してもらえるでしょう。乞うご期待!