17日㈮、今朝も8時前に家を出て京都へ。10時から予算特別委員会の警察本部の書面審査。
午後は危機管理部の書面審査。質問は「原子力防災の避難路整備」について。
数年前から資源エネルギー庁の別枠予算がつくようになり、綾部市でも上杉和知線(黒石峠)の整備などが進んでいるが、たとえば黒石峠を避難路として完成させるにはトンネル化しなくてはいけない。
京都府が原子力有事の際に必要だと考える避難路整備全体の概略設計や工事費の積算などをした上で、国に対して「毎年これだけの予算が必要だ」という交渉をしているか?と質問したところ、「していない」という回答だったので、「それをするべきだ」と主張し、「原発事故から12年、避難路予算がついて5年ほど経っているが、いまだに完成の目途は立たず、今の整備はお茶を濁しているだけ。危機管理にとって《やっているふり》というのが一番悪い」と指摘し、早期の実現を求めた。
もう一点は、「消防団員の確保対策」について。
自衛隊に3年入ると、貯蓄ができて、様々な資格取得ができるように、消防団に入るとスキルアップできるような仕組みが必要ではないか?と述べた。これは昨日の井倉町での「御用聞きの会」で榊原さんが「消防団員になったら、危険物処理の乙の資格くらい取れるようにするべきだ」とおっしゃり、なるほど!と思ったので提案した。
危険物処理や玉掛、クレーン操作などの資格取得の受験料を全額消防団が出すことにすれば、勤め先の企業にとっても従業員を消防団員にするメリットが生まれるのではないだろうか。そういった資格取得のための講習が消防団員は無料で受けられるようにしたり、大学生には奨学金を出したり、消防団に入れば自己のスキルアップになるような仕組みづくりを考えたらどうかと思っている。
消防団活動をリーダー研修と考えれば、こんな良い仕組みはないので、自社の幹部候補を入れてもらうと企業にとってのメリットもあると思う。
消防団員や家族の健康も重要なので、消防団員とその奥さんや彼女は、無料で人間ドックを受診できるとか、帯状疱疹やインフルエンザなどのワクチン接種に補助が出るとか、綾部市なら水夢の月会費に補助するとかをしても良いのではないだろうか。
また、消防団員に年数や役職経験等によって、ブロンズ隊員、シルバー隊員、ゴールド隊員、プラチナ隊員、ダイヤモンド隊員などのランクをつけ、ランクに応じて特典が良くなっていくという制度を京都府で創設したらどうか?とも提案した。
「異次元の対策を取らなければ、消防団員の確保はますます難しくなってくる」と強く指摘した。
夜は受験を終えた小源太と付き添いの妻が帰ってくるので、京都駅前のイオンでご飯を食べ、映画を観て時間つぶし。たまたま時間が合った「FALL/フォール」という映画を観たが、高所恐怖症の人は観れないような映画だった。
21時に二人を迎えて、綾部に戻ったタイミングで電話があり、飲みに誘われて大吉に顔を出し、その後、隣りの花美へ行った。