朝、小源太が「パパが前に囲碁の勝つコツを教えてくれると言っていた」と言ってきた。
1年ほど前に、ちょっとだけやり方を教えてやって、先日、ヤフーのゲームで2回くらい対戦させてやったが、あっさりボロ負けしていたので、そんなことを言ったかもしれない。
アツキが将棋を覚えたりしているらしく、昨日は小源太も上延で「挟み将棋をした!」と喜んでいて、囲碁や将棋に興味が出てきたようだ。
僕が子どもの頃に買ってもらった九路盤を引っ張り出してきて、小源太と対戦。
子ども相手でも手抜きはしないので、全部の石を殺して完勝。小源太は涙目になりながらも、泣くのはガマンしていた。
「ママとやったら、小源太でも勝てるんやないか?」と勧めたら、小源太は顔を輝かせて、ルールを全く知らない嫁さん相手にやり始めた。
テレビでは大好きな“ドラゴンボール”を放送していたのに、目もくれずに対戦に没頭。トンチンカンな試合ながらも、大勝して喜んでいた。
涼子もやりたがるので、小源太は一丁前に涼子にやり方を教えながら、二人でモソモソ対戦していた。
僕が出掛けた後、ルールを知らないお義父さん相手にも大勝した様子で、昼に帰ったらご満悦だった。
夜にもう1回対戦した。また、全部の石を殺しての完勝だったが、朝よりも少し進歩しており、“守る”ということを考えるようになっていた。“アタリ”のことも、ようやく分かりかけていた。
まだ、“地を取る”ということを教えてないので、石を取ることと取られないようにすることだけを考えているはずなのだが、“地”のことも何となく分かっているような手を打ったりする。
僕はルールを覚えた子どもの頃に、“地”の意味がなかなか理解できなかったので、こんな調子で成長されたら、すぐに教えられなくなるなあと思った。