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被害者インタビュー:家庭内暴力その2

2014年01月27日 | 女性の自立

 

家庭内暴力の被害者へのインタビュー、二人目。

↓週末の朝食、久しぶりにみんなでおでかけ

まだ20代の被害者は、結婚して10年ほど、8歳の娘が一人いる。結婚当初から、夫は精神的な暴力をふるい続けて、家庭内が不安定なせいなのか、子どもは口をきけない子どもに育ってしまった(相関関係は不明)。精神的な暴力は、ほかの女性との恋愛や、ギャンブル・アルコールなど。逃げる前の2年くらいは身体的な暴力をふるいはじめ、2回ひどい怪我をおわされ、「このままだと死ぬ」と思って逃げだした。ナタやナイフを準備して、被害者に暴力をふるおうとしたそう。

↓モツのクイティエウ、味がかなり濃い目でおいしい

「自分は地方からプノンペンに出てきていて、助けを求めてどこに行っていいのかわからなかった。近所の人が、NGOを紹介してくれて、子どもをつれて逃げた。そのNGOが助けてくれて、このシェルターに連れてきてくれた」とのこと。

↓子どもたちは、目玉焼きにソーセージ

夫とはすでに離婚していて(というより、夫は誰かと一緒に夫婦生活を始めた)、今はこれからどうしようか検討している。

シェルターにいると、夫から暴力を振るわれることがないから、安心して子どもと安定した生活ができるって、複雑な様子だけれど笑いながら話してくれた。

↓お手伝いさんたちの朝食、食べた後二人とも気分が悪くなったそうな・・・・

話していて、しっかりと筋道をたてて話せるし、すでにかなり被害からリカバーしているように見える彼女。

子どもの養育が不安の様子だけれど、早く仕事をみつけて自立できるといいのにと期待するのである。

 

 

 

 

 

 

 

 


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