永久凍土層の融解、南極・北極での氷の減少、アルプス・ヒマラヤなど高山での氷河の極端な後退などによる海水面の上昇。地球温暖化による諸現象では、ろくなことになりそうにありません。それにもかかわらず、京都議定書には反対している米国高官の、議定書批准による米国経済低下を懸念する発言。いつに変わらない米国の自国優先発言には、言うべき言葉もありません。
ヨーロッパでは、現在は葡萄酒の主生産地であるフランスから、近い将来英国へと移動するかもしれないという記事を、新聞で見た記憶があります。原因は、温暖化によりフランスより今までは寒冷地のせいで、ブドウ生産に適さなかった英国でのブドウ生産が増えてきているせいだとか。もっと深刻にこの温暖化について考えなければいけないのでしょう。
以上はともかくとして、暖冬のこの冬ですが、それにしても今時分に芽吹くのが例年のことなのでしょうか。ちょっと早すぎると思いますが、いかがでしょう。昨日の読売新聞によると、あと50年くらいで現在のミカンの主要生産地であるところでは、ほとんど不適格地になるとか。すべて地球温暖化のせいのようです。