トラッシュボックス

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田中真紀子に今思うこと

2011-05-30 09:13:21 | 現代日本政治
 昨日の記事を書くためにmsn産経ニュースを見ていて、以下の記事が目に留まった。


真紀子節炸裂 「菅首相はあらゆるもの欠落」 指導力発揮「根本的に無理」
2011.5.29 12:24
 民主党の田中真紀子元外相は29日のテレビ朝日の番組で、東京電力福島第1原発事故への対応を含めた菅直人首相の政権運営について「世界との関係で自分のスタンスをどうするか、足元で起こっている問題をどうするかを同時に回していく能力やスタッフが必要だが、あらゆるものが欠落している」と批判した。

 その上で「(首相が指導力を発揮するのは)根本的に無理だ。市民運動をやっていた人は経験がないから組織論は語れない」と述べた。ただ、内閣不信任決議案への賛否には「分かりません」と明言を避けた。



 アナタが言いますかそれを。

 アナタもまた、「世界との関係で自分のスタンスをどうするか、足元で起こっている問題をどうするかを同時に回していく能力やスタッフ」といった「あらゆるものが欠落してい」たのではありませんでしたか。
 アナタほど外務省や首相官邸を混乱させて国益を害した外相は他にいないと思いますが。
 官僚との厳しい対立が伝えられた長妻昭・前厚労相だって、アナタほどではない。

「市民運動をやっていた人は経験がないから組織論は語れない」
 ではアナタに組織論は語れるのですか。
 1年生議員にして初入閣し、総裁選で小泉当選に貢献して外相に就任したものの1年も保たずに辞任(事実上の更迭)、その後無所属となり、政権交代が確実視された一昨年の衆院選直前に民主党に入党して、当選後やっとこ衆院文教科学委員長の椅子を手にしたアナタ、議会人でありながら党務で汗をかいたことのないアナタに、どんな「経験」があり、どんな組織論が語れるというのですか。
 父親の地盤を引き継ぎ、大衆に迎合してマスコミの寵児となったアナタに比べれば、ゼロからスタートし、さまざまな党・政府の役職を経て、民主党を築き上げた菅直人の方がまだしも組織論を語る資格があると思いますが。


 小泉純一郎が自民党総裁に当選したころ、私は小泉を基本的に支持していたが、彼を熱烈に応援してた田中真紀子については、既に様々な芳しくないエピソードがあったことから、ロクなもんじゃないと思っていたので、外相内定を報じる読売新聞の見出しを見て「えー!」と声に出して驚いたことを今でも覚えている。
 案の定、ロクでもない結果になり、その後の影響力低下にホッとしていたが、テレビメディアには未だに利用価値があるのだな。

 しかし、Googleのニュース検索で見る限り、この発言を報じているのは産経のみ。
 菅政権批判ならホントに何でもいいんだな、産経。

 


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