徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

”関西”だけの???-2-

2007年02月12日 08時46分09秒 | 独り言・社会・ニュース

関西人は、食べ物などに「お」「さん」や「ちゃん」をつけて呼ぶ場合が多いようです。
例えば「いなり寿司」は「おいなりさん」、「揚げ」は「お揚げさん」、「いも」は「おいもさん」、「豆」は「お豆さん」等々・・・・・・

このように関西では、女性に限らず、男性も食べ物に対して丁寧語や敬称を使います
これらは、かって御所に出入りしていた商人が豊臣秀吉の命で御所言葉を使い続けた名残とされているそうです。
つまり、「お」をつけるのは、宮中の女性たちが使っていた「女御言葉」の影響を受けたもので、宮中から民間へ移った元女房たちや出入りの商人たちが使い、やがて関西全体に広がったということです。

  
     今日の絵は、”デンマークカクタス”です。F8号

目上の人に対して、武家社会のような「様」では仰々しいが、そうかといって呼び捨てにするのは失礼、そこで親しみを込めて「さん」や「はん」と呼ぶようになったと言われています。
だから、秀吉を「太閤さん」だし、松下幸之助は「幸之助はん」と親しみを込めて呼ばれています。

その影響もあって、日頃から”お世話”になっている食べ物にも、感謝と親しみを込めて「さん」をつけるようになったと見られています。