絶品ちりめん山椒のはりまは南座の直ぐ近く。
なので、はりまを出てから祇園をそぞろ歩き。
大通りからわき道を見ると、何やら人だかりが。
良く言えば好奇心旺盛、普通に言って野次馬根性丸出しの自分、早速人だかりに混ざってみた。
場所は、あの一力前。
・・・ってことは、撮影や有名タレントじゃなく舞妓さん目当て?
と思ったら、どうやらその通りだった。
12月13日は事始めと言って、花街や室町などの旧家では、この日から正月の準備を始め、芸舞妓はお師匠さんやお世話になった茶屋などに挨拶に出掛けるのだそう。
そう言やホテルの朝食に大根炊きが付いて来たけど、この大根炊きも、京都の今の時期ならではの風物詩だったのねぇ。
それにしても、昼日中から正装の舞妓さんを見られるなんてラッキー☆
こんな特別な日でもなきゃ、観光客の俄か舞妓しか見られないものなぁ・・・
お!
出て来た♪出て来た♪
うっひゃ~!何て美しいのでしょ!
しかも、肩上げの着物、だらりの帯、ぽっくりが似合う可憐さ!
ほんの一瞬だったけど、目の保養になりました。
それにしても、一力などの茶屋に一度で良いから上がってみたひ・・・
ところで、京都にも銀の塔があったのね~。
知らなかった。
恐らく、歌舞伎座裏にある店の2号店だと思われ。
歌舞伎役者さんにファンが多いこの店、自分はグラタンが美味しいと思う。
西の花街~南座~銀の塔
東の花街~歌舞伎座~銀の塔
何やら面白い。
語源はフランス語で"Tour d'Argent"=Silver Tower
パリで長年、最高峰の名声を維持していたレストランで(合鴨料理がメイン)
御当吟も皇太子時にお寄りになりました、
「何を御用意いたしましょうか?」に「カレーライス」とお応えめされ、
周囲は蒼白、シェフも当惑したそうです(昭和30年代の実話)
え~?
ってことは、最初は今のようなシチューとグラタンの店じゃなかったのですか?
高級フレンチレストランだと?
うーむ・・・深いなぁ・・・
ところで、京都の友人(恩人か?)に唐揚げとチャーハンが美味しい中華屋さんの話をしたら
「え~っ!京都人でも知らないような美味い店、何で他県の人が知ってるん?!」
と驚いておりました。
ノートルダムの対岸にあり
19世紀中には名声を確立していた
それはそれは格式の高いレストランです、
http://www.latourdargent.com/
ですから、日本の洋食屋さんで
一番多い名を調べると、おそらく「銀の塔」が
圧勝でしょう、
いや日本各地の「銀の塔」は最初から
グラタンやシチューを商っていたのでしょう、
母校の近くにも「銀の塔」という洋食屋さんが
ありました、得意料理は豚の生姜焼きでした(苦笑
すんまへん、基本のところで勘違いしておりました(汗
陛下が皇太子の頃に行かれたのは正真正銘の銀の塔だったのですね。
トゥール・ダルジャン
うんうん、この自分も耳にしたことがございます。
確か「料理の鉄人」に激しく出て来たワードだったような。
ところで、パリで格式が高いと言うと、どれだけ高いのか?
先ずはクロークに預けるコートから上質なものを作らなきゃならないでしょうか(汗
銀の塔の名称は中々頭に浮かばず、それを思い出そうとする時、真っ先に出て来るのが「銀の鈴」
「違う!東京駅の待ち合わせ場所じゃないやい!」と打ち消して、次に出て来るのが「銀の匙」
「ちが~う!そりゃ猫まんまや!」
そうしてやっと銀の塔が出て来ます。
毎回これを繰り返しております(汗
・・・自分が知っている洋食屋さんは煉瓦系ばかりで(笑)この他の銀の塔は知りませぬ。