ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

六百山から霞沢岳 2023

2023-10-20 | 山登り

23・20・18 Wed  

山と渓谷/1982年7月号のブッシュウォークの記事に感化されて、今回は
六百山へ登ることにしました(※ちなみに昨年は常念岳一ノ俣谷コース)
新島々からバスで移動して上高地から出発(8:30)。河童橋近くから中畠
沢へ入り六百山へと通じる踏跡を辿ってゆくと、二俣を過ぎた辺りから沢
筋から離れて六万山へ延びる左岸尾根の斜面へと移って踏跡は延びてゆき
ます。

 

 

 

尾根筋に出てしまえば後の踏跡は明瞭なので快適です。尖った岩峰辺りが
六百山かなと思いながら登っていましたが、山頂はその奥の緩やかな尾根
のような高まりの方でした。

 

 

 

樹林帯の急登を登ってゆくと岩稜帯に出ました。固定ロープを頼りに岩場
越えて行きます。足元に広がる上高地の景色が不思議と心地よいです。

 

 

 

 

最後に緩やかな斜面に広がる這松を漕いで踏跡を辿ってゆくと、深い這
松に囲まれた六百山の山頂(12:06)に到着。今更ですが山頂から望む焼
岳や岳沢~穂高岳の景色がいつもとは違った角度で見れて新鮮な気分です。

 

 

 

 

休憩後、六百山山頂から霞沢岳へと向かいます。K1ピークまでは踏跡は無
も同然なので初端から激ヤブの藪漕ぎです。藪が薄そうな這松とガレ場と
の際や、這松と笹原の境目辺りを目安に繋ぎながら進んではみましたが尾
根が痩せてくるとルートの選択幅も狭くなり再び深~い這松の藪の中へ…💦

 

 

 

 

👆 約40年前となる1982年の写真と今 👇


最初の小ギャップを越えてひと登り越えて行くと美しくも崩壊の激しそう
な景色の痩せ尾根が現われました。藪もなくロケーションも良いのでここ
で補給を兼ねた小休止(14:33)。

 

 

 

 

三本槍の頂稜に合流する辺りまでは本格的な藪漕ぎを強いられました。
水と泊り装備の入ったザックを背負っているせいか、足の踏ん張りが効
き難くくツライ…💦

 

 

 

👆 約40年前となる1982年の三本槍の写真と今 👇

当初は夕方前の3時頃にはK1に立てたらいいな⁉と考えていましたが三本
槍の頂稜(14:50)でこの時間だとK1に着くのは夕方或は日没後かな…。
そろそろお腹が空き始めてきたし、ガマンしている水分をガブガブと飲み
たくもなってきた…💦

 

 

 

日没までの行動時間が圧してきたのを機に、少し頑張って行動をして漸く
K1ピークに到着(16:49)。ピークが広ければここで本日の行動を終了し露
営するつもりだったのですが、良い場所を探しながら霞沢岳方面へと移動。

 

 

 

互いにヘロヘロになりながら霞沢岳の台地に到着。ヘッデンの明かりを
頼りにテントを張って本日の行動は終了(18:00)。
夕飯を作っている間や食後も僕の体は攣りまくって全く寛げなかったし、
疲れて眠いのもあってダウン寸前。なんだかこんな感覚は久しぶりだな。
お鍋と舞茸ご飯とお餅を食べたらお腹の中から温まってきて少しずつ疲
れも薄まってきたように感じてきて、そのまま睡眠…、20:00就寝

♬~夜空の星がとてもキレイなのは ほんの少し光っているから

 

23・10・19 Thu 

4時に起床してラーメンを食べて後、未明から撤収を初めて幕場を出発
(5:50)。今日も良い天気ですが、昨夜からやや強い風が吹き続けてい
て肌寒い感じです。
徳合峠(8:46)へ辿り着くまでに四名の登山者とすれ違いました。霞沢
岳って人気のないとてもマイナーな山だと勝手に思い込んでいましたが
小屋も締まった平日にこれだけの人に会うなんて思いを新たにしました。

 

 

 

 

徳合峠から島々谷南沢へと下って行くと南沢の中程に岩魚止小屋(10:35)
があります。この小屋が営業している頃にここを歩いてみたかったと思い
ますが、今はこうして小屋の形が残存しているうちに来れてよかったと思
っています。
長い長い南沢を下って二俣(12:35)に着けば、後は気軽に林道を辿るのみ
と言いたいところですが、ゴールまでの道程はまだまだ長く気は重い…💦

 

 

 

 

その途中で目に付いたテントウ虫のような、カメムシのような…ものに
気を惹かれて撮ってみました

島々の集落(14:20)を抜けて新島々駅(15:00)までの道路歩きを終えて
よくやくゴール。今回も自分にしては頑張りました、もうヘロヘロです。
お付き合いいただいたI垣さん、お疲れさまでした。年末年始の山行を乗
り切れるようにお互いにがんばりましょう。


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