能登半島サイクリング ～七尾から～

１４・６・８　Sat　

今シーズン初の能登半島サイクリングです。今回はＳさん、taizoさんの
三人で前夜発のうちに七尾市街まで車で行きそこから能登半島を走るこ
とにしました。早朝4：30過ぎに七尾市の公園から、先ずは富来を目指し
て走りますよ♪

 

 

※　画像提供：taizoさん

先頭をはしっていた僕の目の前には能登島大橋がみえます、どうやら早
くも道を間違えたようです。戻るのも億劫なので、計画を変更して当初
の逆ルートでそのまま走ることにしました。

 

 

 

途中、ｓさんtaizoさん達が海面を眺めながら「なぶらや！なぶら！！」
と云っていたものはイルカでした。「すげぇ、すげぇ」とはしゃぎなが
ら走っていたら、丁度イルカウオッチングの案内板がある場所がありま
した　まぁ、先はまだまだ長いので先を急ぎましょう。

 

 

 

能登島を一周した後は、穴水市街（7：30）まで進みコンビニで休憩をと
りました。穴水から中井を経由して桜峠 へと走り柳田のコンビニで休憩。

ルートには激坂はありませんが、Ｓさんの強烈な牽きやら　ちょこちょこ
と現れる坂道やらで自分で思っていた以上に消耗が早い。なんとか早めに
回復させねば 

 

 

 

 

曽々木に出ると海岸道路になります。そこからしばらくで今回の目的地
である世界農業遺産の千枚田（9：54）です。昨年の工事は終了しすっか
りキレイになったパーキング周辺、、、この見馴れない人口物に景色を
変えられて僕の気持ちは下がり気味

 

 

 

 

千枚田を後に、輪島に向かって走っていると輪島の港に大きな船が泊ま
っているのが見えます。それにしても、あぁ、腹減った・・・。

 

 

 

 

輪島の市街に着くと警備の人が誘導してくるので、なすがままにゆくと
先程の大きな船が泊まっている会場に辿り着きました。そこには懐かし
いバイクや車がたくさん並んでいて、その中にあったこの一台のオート
バイ。当時、今で云うパラダイムシフトをやってのけ、名車の仲間入り
をしたのがこのRG250Γ。※「否、オレはちがうぞ！」という方もいるだろうけど。

他社に先駆けてデヴューした革命児のようなこのバイクは見た目のごと
くレーサー風をまき散らしています。角型アルミフレーム＆スイングア
ームにバックステップ、見た目がレーシーなブレーキ周りやチャンバー、
バトラックスタイヤでぬかりなしです これらを流れるようなカウルと
タンクシートで包み込んだ姿は、当時の公道上ではかなり衝撃だったはず 。 

ちなみにこの1983年は、「メリーアン」を足掛かりにアルフィーが名を
知らしめ、西武ライオンズが日本一になった、そんな年。
 

 

 

 

さて、少し早いですが昼食を摂れる場所を探しながら朝市の通りをキョ
ロキョロ。 

朝市の端にあった食堂（11：10）でこんな感じのお魚の定食（800万円）
を食べました。ただ、お腹が減った僕にはこういう素朴な食事ではまだ
まだ足りない感じです・・・

 

 

 

輪島を後に海沿いのルートから門前町を目指します。谷口商店がある間垣
の区間はいつきても素敵ですね。

 

 

海岸沿いのルートは国道に比べてアップダウンの多い区間です。ちょっ
とした上り坂がとてもツラい　門前町からはｓさんの鬼牽きで何とか
ここまでやってきましたが、僕はついに我慢できずに休憩・・・
パンを食べたり粉を飲んだりしたけれど、即効で疲れがとれるはずはな
くそのまま走ります。しかし、不幸なことにルートの途中にある富来へ
と至る分岐で海側のルートではなくて、山越側のルートに入ってしまっ
た。残念ではあるけれどこの天王山のような登り坂で喘ぎつつ、もう一
人の自分が囁きます、終わったよって、、、

 

 

 

 

まぁ、そんなこんなで富来のコンビニで休憩をしてその後の展開に復活を
願ってはみたけれど、哀れにも10分と経たないうちに脚が攣って「降車」
とあいなりそうろうなのでござる
あとは助さん角さんに見守られながらヨロヨロと道路の片隅を走るほかに
術もないそんな状況です。七尾に着くまでの間に陽射しが戻った空の下で
二人の背中を追うように僕はペダルを回した。身の丈を知ること、背伸び
をすることとの異なりに、いま一度思いをめぐらしながら。

16：20　ようやく七尾に到着。ｓさん、taizoさん、何かとありがとうござ
いました

【走行データ】　Ｔｍ　11：47　　Ｄｓｔ　219、9㎞

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

その夜、DVD「カリオストロの城」を観ていたら、クラリス姫が登場
するまでの間に　逝っていた・・・