能登半島の旅・６００ｋｍ

０９・９・１９　晴れ　

シルバーウィークは能登半島一周の旅に行こうかどうしょうか迷って
いましたが、結局行きました。ルートも悩んだあげく輪行はせずに自
宅から自走して野宿装備一式を背負って出たとこ勝負で”行ける所まで
行く”をモットーにして。

 

塩屋大橋あたり

今回のコースは翌日に行われる”ツールド能登”とチョコチョコと重な
りましたが、自宅からの自走と能登半島の最高峰、宝達山へのヒルク
ライムが加わったぶんだけ充実したように思います。
日程は一日オーバーして・・・３泊４日なってしまいました。妻には
…m（＿　＿）m 。

 

 

 

　橋立漁港にて

朝の5:10分に自宅を出発。鯖江を出て春江の空港道路から北潟湖を
通り吉崎御坊を通る海岸線の県道から能登を目指すことにします。

坂井市辺りまでは快調に来ることができましたが、次第に向い風と
なりかなり疲れます。結局、この風向きが変わることはなくただひ
たすら我慢のみ。

 

 

 

　

安宅の関　９：００　　　　　　　　　河北潟を渡る橋の上で　　１１：２０　　　　　　　

9:00に安宅ノ関、9:50にJR美川駅と走り、頃合よく八幡のすし弁が
あったのでここでラーメンセットを食べて休憩。
このお店は金沢ではよく見かけます。結構美味しいですよ～（＾＾）　

金沢市街を海側から避けて工業地帯の中を走り河北潟の海側から内灘
へと抜けることにします。　

いよいよ内灘に到着。いよいよかぁ～という思いもひとしおです。暫く
で内灘町のＳＴに到着。どうやらここがツールド能登の拠点のようです。

 

 

 

金沢医科大付近　１２：００

あいかわらずの向かい風なので疲れも溜まりやすくなるような気がします。
景色がよいので気分は最高です。この先はま～だまだ長～いのです。
ここからが実質的な能登半島一周の旅が始まるので気持ちを引き締めてペ
ースを考えながら走ります。気が付くと点々とツールド能登の案内旗を見
かます。どうやらコース案内の為の標識のようです。

 

 

 

千里浜に到着です。舗装路から砂道へと突っ込んで行きましたが、
タイヤが潜ってしまいあえなく走行不能に。気をとりなおして堅く
締まった砂場を選んでみると走れました！
自転車の快走にギャラリーの視線もいただきです。しかし、長いで
す。だてに千里浜とは云いません・・・だんだん疲れて浜から脱出
して舗装路にあがることにします。

 

 

 

 

千里浜１３：４０

UFOで町興し、の羽咋市街（こないだ子供と遊びに行った）を抜けて
滝町に着く頃にはもう15時です。そろそろ泊まる場所や食料、水など
を確保しないといけません。
ちょうどこの先にキャンプ場があるので下見をしに行きます。ちなみ
に心身共に疲れたので出来るなら確実に安心してゆるりと寛げそうな
とかなり弱気な状態で選びました。駅やバス停、公園は見送ります。

ここ大島キャンプ場は敷地も広く設備もまぁまぁで、宿泊経費が1000円
（高いぞ～！でも・・・）なので選びました。そうと決まれば食料の買
出しに出動です。この先2㎞程の高浜（半島西面の北限の生鮮スーパー）
まで走ります。

 

 

」
　

今晩のメニューはチキンカツ、ご飯、ポテトサラダ、スジャータの赤葡萄
ジュース、ポテチ、サイダー、果物ゼリー2個、ラーメンです。

買出しを終えたら　シェルターの設営をして今晩の準備にとりかかります。
着ていたものは水洗いをして干しておきます。なんだかんだでもうすぐ17:00
になろうとしています。
僕にとっては大好きなFMラジオ番組のアバンテイーを聞きながら山や旅先で
夕飯を頂くのがとても至福の時なのです。
だから土曜日の行動は早めに切り上げる習慣になっています（＾＾）

 

 

 

それともう一つ大事なことがあります。あまり見かけないのですが
スジャータの赤葡萄ジュースがとてもお気に入りなのです。
どんな味か？というとワインからアルコールを抜いた味！なのです。
勿論、白葡萄もあります。どちらも最高の一品です。近所のユース
やＡコープでは見かけないので個人的にとても淋しいです。

夕飯を食べ終えてアバンティーを聞き終わらないうちにウトウトと
して、なんと18時前には寝てしまいました。普通はもっと遅～くま
で起きてますよ、僕は。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 【　走行データ　】　Ｔｍ　8:35　　Ｄｓｔ　137・1㎞　Ａｖ　15・9　Ｍａｘ  45・6　

 

 

　　　

 

 【　２０日　】
今朝は4時に起床してラーメンを朝食にしました。未だ暗い中を
4:50に出発します。相変わらず風は向かい風で先が思いやられま
す。しばらく走るうちに辺りは薄明るくなり尾灯だけ点けてます。
能登半島を北上するにつれて陸地側の閑散とした風景の中を黙々
と走ると右手に風車が一際目につく志賀原発を通過します。
まじかに見えていた海面は次第に断崖に阻まれて緩やかな上り下
りの繰り返しが続きました。先ずは厳門という所を目指しました。　

 

 

この巌門？って何やろう、と覗きに行くと岩礁の奥のほうに大きな
横穴があり、よく見ると奥には通路がありました。
竪穴のような感じで通り抜けができるのです。階段が整備されてい
て歩けます（画像の右側の白い横棒→が案内板です）。

 

 

 

 つい福井の海岸線と比べてしまいますが、松島のような景色です。
こちらの方は高さや岩礁の広がりが大きいように思いました。

この先からは能登金剛というところにまります。松本清張の”ゼロ
の焦点”の舞台にもなったそうです。道路沿いには関野鼻の看板が
目に付くので今度はそこを目指します。
途中には機具岩や義経の船隠しがありました。なかなかの景観です。

 

 

 

機具岩

 義経の船隠し

関野鼻に到着すると入口はゲートで塞がれていました。どうやら
この奥にあるホテルの廃業に伴い廃れてしまったようです。
自然の造詣は今も昔も変わらないと思いますが、この地に生きる
ことの厳しさを感じます。あちこちに当時の賑わいを思わせる物
が点在していました。ここから一気に下ってゆくと主道と合流し
て琴ケ浜に到着です。

 

 

 

琴ケ浜　休憩を兼ねて昨日から気になっていたブレーキの隙間調整
を診ることにします。昨日一昨日とバタバタと過ごして忘れていま
した。
先ずはＦタイヤを持ち上げて軽く回して見ます・・・摩ってます・・・
ダイヤルを２回開きました。Ｒタイヤも同様に摩っているようなので
開きました、ついでにワイヤ－のテンションも上げておきました。
そろそろパッドの交換時期なのかも、、、。

 

 

 

 できました。こんな感じ、といっても見えませんけど。
ついでに今回の荷物のすべてが入っているザックも一緒
に写しました。振り分けスタイルよりも軽くスリムです
ですが、これより荷物が増えるとキャリアが必要になり
そうです。
ハンドルんとこに小さいバックがついてますが何かと重
宝しました。メモ帳とデジカメ、ラジオが入っています。
けっこうカッコイイ感じで写ってますね、自分の自転車が
大好きです。

 

 

 

黒島辺りの海沿いから山間部へ向かうあたり

気分も新たに走ります。黒島から一旦、海沿いを離れて山間部に入り
輪島を目ざします。ツールド能登の旗も要所要所で目に付きます。
山間部にさしかかるとヒルクライムのインフォの看板がありました。
（距離は4000mですが普通の坂です）。
それならついでにとツールド能登のコースを辿り旧道に入ります。
これがまずかった、、、地道38号に入らずにそのまま旗に導かれて
輪島市外へと直接入ることになってしまった・・・うう残念。

 

 

 

ようやく輪島市街に到着 

【　走行データ　】Ｔｍ12:36　Dst193Km　Ａｖ15、6㎞　Ｍaｘ53.3㎞