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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その90

2024-09-07 09:03:16 | フリッチャイ
○オネゲル ピアノ小協奏曲
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) ウェーバー(Pf)、RIAS交響楽団 1955年6月13日(セッション録音、DG)(M)

(2) ウェーバー(Pf)、シュトゥットガルト放送交響楽団 1955年10月10日(ライヴ録音、SWR)(M)


演奏時間
 (1) 9’41
 (2) 8’57

演奏について
(1)はてきぱきした感じの演奏、(2)は(1)よりソフトな感じがします。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その89

2024-09-06 09:15:57 | フリッチャイ
○ルーセンベリ 「マリオネット」序曲
ライヴ録音が2種あります。
(1)スウェーデン放送交響楽団 1953年2月8日(ライヴ録音、BIS)(M)

(2) スウェーデン室内管弦楽団 1955年11月16日(ライヴ録音、Orfeus)(M)


演奏時間
 (1) 5’32
 (2) 5’45

演奏について
(1)、(2)ともフリッチャイがストックホルムに客演した際のご当地の作曲家による曲のライヴ録音です。(1)は無難な演奏、(2)は、主部に移る前に鳴り響くトランペットがちょっと危なかしいです。

音質等について
(1)より(2)のほうが、クリヤな音と思います。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その88

2024-09-05 08:20:25 | フリッチャイ
○ストラヴィンスキー ディヴェルティメント
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1)RIAS交響楽団 1954年9月27、28日(セッション録音、DG)(M)

(2) バイエルン放送交響楽団 1952年11月21日(ライヴ録音、ENTERPRISE)(M)


演奏時間
 (1) Ⅰ+Ⅱ 12’59 Ⅲ 3’43 Ⅳ 6’48
 (2) Ⅰ+Ⅱ 12’39 Ⅲ 3’45 Ⅳ 6’50

演奏について
(1)と(2)で楽器のバランスのとり方が異なっています。(1)はロマンティックな香りの中に落ち着いた雰囲気を醸し出していて、金管楽器の中ではホルンを前面に出しています。一方、(2)は臨場感のある力のこもった演奏でトランペットの活躍が目立ちます。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その87

2024-09-04 08:15:51 | フリッチャイ
○ストラヴィンスキー 春の祭典
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1)RIAS交響楽団 1954年3月11、13日(セッション録音、DG)(M)

(2) ケルン放送交響楽団 1953年10月5日(ライヴ録音、Medici Masters)(M)


演奏時間
 (1) Ⅰ 15’57 Ⅱ 17’31
 (2) Ⅰ 15’39 Ⅱ 16’04

演奏について
(1)は、プーフェンドルフが述べている「容赦ない厳しい演奏」(「フェレンツ・フリッチャイ 理想の音楽を追い続けて」)にブーイングが起こった1954年1月の演奏会の2ケ月後の録音で、ここでもフリッチャイは、厳しい音楽造りをしていて、ありのままを表現するどぎついものとなっています。(2)は(1)ほどの厳しさやどぎつさは感じません。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その86

2024-09-03 08:56:15 | フリッチャイ
○コダーイ ハンガリー詩篇
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) ヘフリガー(T)、RIAS交響楽団・室内合唱団、聖ヘドヴィッヒ大聖堂聖歌隊 1954年10月6、7日(セッション録音、DG)(M)

(2) ヘフリガー(T)、ベルリン放送交響楽団、聖ヘドヴィッヒ大聖堂聖歌隊 1959年9月29日(SFBライヴ録音、DG)(S)


演奏時間
 (1) 23’08
 (2) 28’06

演奏について
(1)は、切れ味鋭い演奏です。(2)は、(1)に比べ、数段スケールが大きく、熱のこもった演奏です。ところどころでフリッチャイが合唱に合わせて歌う声や、唸り声が聞こえます。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その85

2024-09-02 08:30:35 | フリッチャイ
○コダーイ ガランタ舞曲
セッション録音1種とライヴ録音3種(1種は一部)の4種があります。
(1) RIAS交響楽団 1953年9月14日(セッション録音、DG)(M)

(2) セゲド・フィル 1944年3月(ライヴ録音、victor filip)(M)
(YouTubeの画面)

(3) シュトゥットガルト放送交響楽団 1955年10月10日(ライヴ録音、SWR)(M)

(4) ウィーン・フィル 1961年8月26日(ライヴ録音、EMI)(M)


演奏時間
 (1) 14’55
 (2)  1’36
 (3) 16’42
 (4) 17’23

演奏について
(1)は、よく整った演奏です。その中で微妙なテンポの変化を持たせていて、ハンガリー民謡の雰囲気を醸し出しているように思えます。(4)は、ザルツブルク音楽祭での追加演奏会のライヴで、ゆったりした情感豊かなスケールの大きい演奏です。(1)と比べ、音色の表情付けや音の強弱、テンポの緩急がより細かくなっていて、ためらいや歓喜がひしひしと伝わってくるようです。(3)も情感のこもった演奏ですが、(4)ほどではありません。(2)は、セゲド時代の貴重な映像で、速めのテンポのメリハリのある演奏です。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その84

2024-09-01 08:13:11 | フリッチャイ
○コダーイ 「ハーリ・ヤーノシュ」組曲
セッション録音2種と放送録音2種(1種は全曲盤から)、ライヴ録音1種の5種があります。
(1) RIAS交響楽団 1954年9月22、24日(セッション録音、DG)(M)

(2) ベルリン放送交響楽団 1961年11月2、3日(セッション録音、DG)(S)

(3) ローマRAI管弦楽団 1955年5月21日(放送録音、Hause Of Opera)(M)(第2、4曲未収録)
(ジャケットなし)
(4) ベルリン放送交響楽団 1961年11月13~15日(SFB放送録音、DG)(M)

(5) スイス・ロマンド管弦楽団 1956年2月12日(ライヴ録音、OSR)


演奏時間
 (1) Ⅰ 3’27 Ⅱ 2’09 Ⅲ 5’04 Ⅳ 3’48 Ⅴ 4’34 Ⅵ 2’48
 (2) Ⅰ 3’23 Ⅱ 2’06 Ⅲ 5’42 Ⅳ 3’42 Ⅴ 5’11 Ⅵ 2’47
 (3) Ⅰ 3’04 Ⅱ (なし) Ⅲ 4’38 Ⅳ 4’47 Ⅴ 4’41 Ⅵ (なし)(Ⅰ以外は組曲版と編曲が異なり、またいくつかの場面を合算した)
 (4) Ⅰ 3’05 Ⅱ 2’01 Ⅲ 5’19 Ⅳ 3’55 Ⅴ 5’09 Ⅵ 2’42
 (5) Ⅰ 3’02 Ⅱ 2’04 Ⅲ 5’38 Ⅳ 3’46 Ⅴ 4’55 Ⅵ 2’40

演奏について
(2)は「ラコッツィ行進曲」とともにDGへの最後の録音です。翌月には病気が再発して再起することなく亡くなったとは思えないスケールの大きい躍動感のある演奏です。(4)はその直後に収録されたもので演奏内容は似ています。(3)は、第4曲の前半のトランペットの音が厚みのある輝かしい音を響かせています。一方、敗北の場面では、フリッチャイの造り出す重く引きずるような音がぶざまな様子を見事に表現しています。また、第5曲の中間部のホルンはとても味わいがあります。(5)は3曲目までは、晩年のスタジオ録音(2)と同じようなアプローチでしたが、4曲目からこれまでの印象と変わった解釈をしています。第4曲では、最初は同じような印象でしたが、2回目の戦闘では、(3)と同様トランペットが鮮烈な音で印象的でした。また第5曲、間奏曲では、2回目の行進のとき、弦楽器の音量、テンポを落とすことにより、ツィンバロンが鮮明に聴こえるようにしていて、新鮮です。(1)は几帳面な演奏です。

(3)の音質等について
若干のブチブチというノイズがあります。
(4)の音質等について
第5曲の中間部、終曲でちょっと音がおかしいかなと思えるところがあります。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その83

2024-08-31 08:30:58 | フリッチャイ
○バルトーク 青ひげ公の城
セッション録音と放送録音各1種の2種があります。
(1) テッパー(Ms)、フィッシャー=ディースカウ(Br)、ベルリン放送交響楽団 1958年10月7、8日(セッション録音、DG)(S)

(2) ニルソン(Ms)、シェーネルシュテット(Bs)、スウェーデン放送交響楽団 1953年2月10日(放送録音、SR Records)(M)


演奏時間
 (1) 54’02
 (2) 46’52

演奏について
フリッチャイは、この曲の冒頭を「不吉な威嚇するような響きをもつ真っ黒な恐ろしいもの」(「フェレンツ・フリッチャイ 理想の音楽を追い続けて」)と表現していますが、(1)の演奏は、ほの暗く、不気味な雰囲気を醸し出していて、まさにその恐ろしさを感じます。ユディト役のテッパーは、不安な気分をよく表していると思います。フリッチャイは、バルトークがブダペスト歌劇場でリハーサルの際に使用していた色鉛筆で書き込みしてあるピアノ編曲譜を所有しており、この録音の際に参考にしています。(2)は、(1)ほど気味悪さは感じません。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その82

2024-08-30 08:43:37 | フリッチャイ
○バルトーク ピアノと管弦楽のためのラプソディ
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) アンダ(Pf)、ベルリン放送交響楽団 1960年10月15~19日(セッション録音、DG)(S)

(2) フォルデス(Pf)、RIAS交響楽団 1951年12月12日(ライヴ録音、audite)(M)


演奏時間
 (1) 23’25
 (2) 19’38

演奏について
(1)は深遠で民族色に溢れた熱い演奏です。特に後半部分ではテンポの緩急を激しくとっています。(2)は、晩年の深みのある(1)とは対照的でピアノともども若々しく簡潔な演奏と思います。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その81

2024-08-29 08:19:50 | フリッチャイ
○バルトーク ピアノ協奏曲第3番
セッション録音、ライヴ録音各2種の4種があります。
(1) アース(Pf)、RIAS交響楽団 1954年4月27~30日(セッション録音、DG)(M)

(2) アンダ(Pf)、ベルリン放送交響楽団 1959年9月7~9日(セッション録音、DG)(S)

(3) ケントナー(Pf)、RIAS交響楽団 1950年1月16日(ライヴ録音、audite)(M)

(4) フィッシャー(Pf)、バイエルン放送交響楽団 1960年11月24日(ライヴ録音、Orfeo)(M)


演奏時間
 (1) Ⅰ 6’28 Ⅱ+Ⅲ 15’49
 (2) Ⅰ 7’08 Ⅱ+Ⅲ 17’00
 (3) Ⅰ 6’42 Ⅱ+Ⅲ 16’28
 (4) Ⅰ 7’22 Ⅱ+Ⅲ 17’28

演奏について
(3)のライヴは、熱のこもった演奏です。ピアノはアクセントが強く、くっきりと、そして美しい音色で魅力的です。ケントナーは時に即興的にテンポを動かし、ライヴならではのスリリングな演奏になっています。(2)は、弦楽器の繊細でしなやか音色が魅力的です。第2楽章の中間部では、木管、ヴァイオリン、ピアノ、木琴そしてトランペットの掛け合いが素晴らしく、まるで鳥のさえずり、木々草花の息吹が感じられるようです。(4)は熱い演奏。第2楽章の中間部の終わりでは、徐々にテンポを落としていき、最後は止まってしまいそうです。(1)の出だしはピアノのテンポが速く、まるでシャンソンを弾いているようで、他の演奏と比べると少し違和感があります。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その80

2024-08-28 12:42:45 | フリッチャイ
○バルトーク ピアノ協奏曲第2番
セッション録音1種、放送録音1種とライヴ録音3種の5種があります。
(1) アンダ(Pf)、ベルリン放送交響楽団 1959年9月10、15、16日(セッション録音、DG)(S)

(2) アンダ(Pf)、RIAS交響楽団 1953年9月7日(RIAS放送録音、audite)(M)

(3) アンダ(Pf)、ケルン放送交響楽団 1952年6月27日(ライヴ録音、audite)(M)

(4) シャンドール(Pf)、ウィーン交響楽団 1955年5月6日(ライヴ録音、Orfeo)(M)

(6) アンダ(Pf)、スイス音楽祭管弦楽団 1956年8月22日(ライヴ録音)(M)
 ア Relief盤
 イ audite盤


演奏時間
 (1) Ⅰ 9’43 Ⅱ 12’14 Ⅲ 6’09
 (2) Ⅰ 9’13 Ⅱ 11’39 Ⅲ 5’52
 (3) Ⅰ 9’13 Ⅱ 11’06 Ⅲ 5’51
 (4) Ⅰ 8’31 Ⅱ 10’36 Ⅲ 5’34
 (5) Ⅰ 9’15 Ⅱ 10’55 Ⅲ 6’02

演奏について
(2)、(5)とも素晴らしい演奏です。特にライヴの(5)は迫力があります。フランスのディスク大賞を受賞した(1)は、さらに一回りスケールの大きい演奏です。余談ですが、私がフリッチャイのレコードを買い始めた頃はほとんど廉価盤になっていましたが、この録音は唯一レギュラー盤でした。
(3)は、ザルツブルク現代音楽祭でのライヴ。打楽器が強調されています。アンダよると、演奏が好評で第3楽章をアンコールで演奏したといいます。(4)のライヴは、まるで空回りしているようです。各々が勝手に自分のパートを演奏しているようで、調和というものが感じられません。金管の音が詰まったり、出なかったりするところもあって、ちょっといただけません。

(6)の音質等について
アは2楽章で若干、放送に伴うノイズがあります。一方、イではアで咳払いしている箇所が消去され別の電気的なノイズになっています。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その79

2024-08-27 08:20:08 | フリッチャイ
○バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) ヴァルガ(Vn)、ベルリン・フィテル 1950年1月5~15日(セッション録音、DG)(M)

(2) ヴァルガ(Vn)、RIAS交響楽団 1951年9月13日(ライヴ録音)(M)
 ア LONGANESI PERIODIA盤
 イ URANIA盤
 ウ audite盤


演奏時間
 (1) Ⅰ 15’26 Ⅱ 10’00 Ⅲ 11’52
 (2) Ⅰ 15’04 Ⅱ 10’13 Ⅲ 11’40

演奏について
(1)はベルリン・フィルの最強力なオーケストラが圧倒的です。この頃のベルリン・フィルはどの録音もすごいパワーがあります。ウァルガのヴァイオリンもこの圧倒的なオーケストラのパワーに負けることなく自己主張しています。一方、(2)のRIAS交響楽団は、硬質ながらも柔軟さも合わせ持ち、別の魅力があります。

(2)の音質等について
ウが一番ノイズが小さく、よい音質と思います。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その78

2024-08-26 09:15:23 | フリッチャイ
○バルトーク 舞踏組曲
セッション録音と放送録音各1種の2種があります。
(1) RIAS交響楽団 1952年6月9、12日(セッション録音、DG)(M)

(2) RIAS交響楽団 1953年6月10日(RIAS放送録音、audite)(M)


演奏時間
 (1) Ⅰ 3’25 Ⅱ 2’02 Ⅲ 2’55 Ⅳ 2’29 Ⅴ 1’28 Ⅵ 3’45
 (2) Ⅰ 3’23 Ⅱ 2’05 Ⅲ 2’53 Ⅳ 2’31 Ⅴ 1’26 Ⅵ 3’49

演奏について
フリッチャイは、自伝的文章で指揮したオーケストラの特質を分析していますが、その中でRIAS交響楽団については、「私がこれまでに経験した中で最も美しく素晴らしい金管グループの、決して粗野になることのない強奏が特徴」と分析し、「このオーケストラとバルトークやコダーイの曲を演奏するのを最も好んでいた」(以上、野口剛夫訳・編「伝説の指揮者 フェレンツ・フリッチャイ」アルファベータブックス)と告白しています。前回の肖像や、この舞踏組曲を聴くとなるほどと頷けます。ここにはドイツのオーケストラという顔はなく、バルトークを具現するパイオニア的なものを感じます。そして、これはまさにフリッチャイの徹底的な訓練と薫陶によるものと思います。(1)は一部の隙のない完璧な演奏、(2)はやや穏やかな演奏になっていると思います。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その77

2024-08-25 12:30:00 | フリッチャイ
○バルトーク 二つの肖像
セッション録音と放送録音各1種の2種があります。
(1) RIAS交響楽団 1952年6月7日(セッション録音、DG)(M)

(2) RIAS交響楽団 1951年9月11日(RIAS放送録音、audite)(M)


演奏時間
 (1) Ⅰ 10’35 Ⅱ 2’20
 (2) Ⅰ 10’53 Ⅱ 2’31

演奏について
(1)は内面的な1曲目、躍動感に満ちたグロテスクな2曲目、ともに一部の隙のない集中力の高い演奏と思います。(2)は(1)と比べ、若干ですがテンポが遅めです。2曲とも(1)よりやさしさ、あたたかみ、チャーミングさがあるように思います。
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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その76

2024-08-24 08:16:53 | フリッチャイ
○バルトーク 弦楽のためのディヴェルティメント
セッション録音1種とライヴ録音5種の6種があります。
(1) RIAS交響楽団 1953年4月11、13日(セッション録音、DG)(M)

(2) ローザンヌ室内管弦楽団 1951年11月29日(ライヴ録音、notreHistoire.ch)(M)
(ジャケットなし)
(3) RIAS交響楽団 1952年2月11日(ライヴ録音、audite)(M)

(4) ケルン放送交響楽団 1953年5月4日(ライヴ録音、Medici Masters)(M)

(5) ヒューストン交響楽団 1953年11月23日(ライヴ録音、ヒューストン交響楽団自主製作)(M)

(6) スイス・ロマンド管弦楽団 1956年2月3日(ライヴ録音、ETERNITILES)(M)


演奏時間
 (1) Ⅰ 8’50 Ⅱ  9’05 Ⅲ 6’58
 (2) Ⅰ 9’21 Ⅱ  9’45 Ⅲ 7’17
 (3) Ⅰ 9’34 Ⅱ 10’50 Ⅲ 7’21
 (4) Ⅰ 8’31 Ⅱ  8’51 Ⅲ 6’49
 (5) Ⅰ 8’35 Ⅱ  8’15 Ⅲ 6’47
 (6) Ⅰ 8’04 Ⅱ  9’13 Ⅲ 6’55

演奏について
多くの演奏が残っていますが、それぞれ性格が異なっています。セッション録音である(1)が切れ味鋭く集中力の高い演奏で、これらの中で一番良いと感じjrます。(2)も切れ味鋭い演奏です、出だしはちょっと控えめで、気持ち溜めています。(5)は、1953年11月に初めてヒューストン交響楽団を指揮した際のライヴ。常任指揮者を務めたオーケストラですがセツション録音は存在せず、ライヴ録音等もこれだけで、そういう意味で貴重です。ヒューストン交響楽団自主制作盤です。(6)は速いテンポで厳しい演奏です。一方、(3)、(4)はゆったり、おっとりした感じです。

(5)の音質について
LPの中古盤なので、ブチブチというノイズが気になります。
(6)の音質等について
1楽章に1箇所、テープの伸びのような異音があります。
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