○バルトーク ピアノ協奏曲第2番
セッション録音1種、放送録音1種とライヴ録音3種の5種があります。
(1) アンダ(Pf)、ベルリン放送交響楽団 1959年9月10、15、16日(セッション録音、DG)(S)
(2) アンダ(Pf)、RIAS交響楽団 1953年9月7日(RIAS放送録音、audite)(M)
(3) アンダ(Pf)、ケルン放送交響楽団 1952年6月27日(ライヴ録音、audite)(M)
(4) シャンドール(Pf)、ウィーン交響楽団 1955年5月6日(ライヴ録音、Orfeo)(M)
(6) アンダ(Pf)、スイス音楽祭管弦楽団 1956年8月22日(ライヴ録音)(M)
ア Relief盤
イ audite盤
演奏時間
(1) Ⅰ 9’43 Ⅱ 12’14 Ⅲ 6’09
(2) Ⅰ 9’13 Ⅱ 11’39 Ⅲ 5’52
(3) Ⅰ 9’13 Ⅱ 11’06 Ⅲ 5’51
(4) Ⅰ 8’31 Ⅱ 10’36 Ⅲ 5’34
(5) Ⅰ 9’15 Ⅱ 10’55 Ⅲ 6’02
演奏について
(2)、(5)とも素晴らしい演奏です。特にライヴの(5)は迫力があります。フランスのディスク大賞を受賞した(1)は、さらに一回りスケールの大きい演奏です。余談ですが、私がフリッチャイのレコードを買い始めた頃はほとんど廉価盤になっていましたが、この録音は唯一レギュラー盤でした。
(3)は、ザルツブルク現代音楽祭でのライヴ。打楽器が強調されています。アンダよると、演奏が好評で第3楽章をアンコールで演奏したといいます。(4)のライヴは、まるで空回りしているようです。各々が勝手に自分のパートを演奏しているようで、調和というものが感じられません。金管の音が詰まったり、出なかったりするところもあって、ちょっといただけません。
(6)の音質等について
アは2楽章で若干、放送に伴うノイズがあります。一方、イではアで咳払いしている箇所が消去され別の電気的なノイズになっています。