ついこの間のイタリアで できてしまった「アセモ」がなおりました。
たくさん歩き、水もよく飲みました。
なんせ 暑くて・・・
でも 今の日本のジメッとした暑さに比べると、あのときのイタリアは
なんとスカッとした暑さだったことか・・・
と、早くもイタリアが恋しくなっています。
ブログの記事ですが、
旬の出来事もお伝えしたく、でも 去年の秋のゆっくり過ごした旅も
いつものごとくまだ途中。
こんなことではいけません!と反省も込めて、
去年の旅を優先に、でも 勢いがまだホカホカの今年の旅も織り交ぜて
更新して行こうと思っています。
で、今日は Veneziaのホテルのおさらいその4です。
↑の写真は
5月21日の記事でも お伝えした
Hotel Palazzo Stern (ホテル パラッツォ ステルン)。
実はわたくし、このホテルをずいぶん前からねらっておりました。
というのは、サンマルコ方面からサンタ ルチア駅に向かう各駅停車のバポレットに
乗って、カナルグランデの中ほどにさしかかるとき、
停留所のすぐそばの、たぶんホテルだろうと思われる陽だまりのあるテラスで
ゆっくりと朝食をとっている人たちを本当にすぐそばで拝見して、
うらやましく思ったことがあったのです。
それで、いつかはあのテラスで朝食を、とひそかに思っていたのですが、
グーグルアースでそれが叶いました。
カナルグランデの停留所の近くでテラスがある小さなホテルを
拡大して探し当てたのです。
その陽だまりのテラスが↑。
左手奥にアカデミア橋が見えます。
大きくはないけれど、ゆっくりとした朝食ルームも中にあります。
この陽だまりのテラスで カナルグランデを眺めながらの朝ごはんは
最高でした。
と いっても11月に入ると朝のカナルグランデの風は時に冷たく、
ホテルの入口↑の左の壁に沿ってある風よけスポットみたいなテーブルで
いただきました。
今の季節だったらきっとテラスに集中でしょうね。
↑ 一方、こちらは水上タクシーが着く プライベートな船着き場。
左手の扉が開いているところが玄関です。
↑ 玄関を入れば すぐレセプション。
これは2階から見たレセプションです。
(もちろんエレベーターもあります。)
いつも交代ではありますが、どなたかがいて、「お帰りなさい」「行ってらっしゃい」と
声をかけてくれます。
小さな質問にも優しく答えてくれて、その穏やかさが
大きなホテルに感じたものとはちがっていました。
↑ レセプション側から見上げた階段。
建物そのものが素晴らしいので、撮影大会になってしまいますが、
その一部をごらんください。
↑ 私たちの部屋のある最上階には なんと礼拝堂がありました。
館内はどこも静か。
感嘆の溜息は出ても、キャーキャー騒ぐ気にはなりません。
↑ 部屋にもヴェネツィアグラスのシャンデリアがあります。
部屋からは静かなカナルグランデが望めます。
友人はベッドに寝転んだまま、月を追っかけたそう。
ここなら ふと気がむいたときに船に乗ったり、散歩に行ったり、
もしなんなら何もしないで景色をみているだけでもきっと幸せ。
人、それぞれの楽しみ方ができる、そんなホテルです。
↑ 窓の下が霧に覆われた夜明けがありました。
やがてその霧のかなたに少し傾いた塔のシルエットがあらわれ、
鐘の音が響きわたります。
サンマルコやリアルトのにぎわいのVeneziaではなく、
ちょっと物静かな、でも裏通りにはエノテカや魅力的なお店もいっぱいあって
ちょっと歩くと大好きなザッテレにも行けてしまいます。
↑朝な夕なに眺めたカナルグランデ。
今日は写真をたくさん掲載しましたが、本当はもっともっとあります。
それなのになぜか、部屋の写真がないのですが、
広くて快適でしたよ。
私のVenezia「ホテルのおさらい」はこれにて終了。
今のところ第1位はこのパラッツォ ステルンですが、
まだまだ私の知らない魅力あるホテルがきっとあるはず。
いつか「また 見つけたよ」と報告できればいいな、と思っています。
実は今回の夏の旅で、ほんの数時間Veneziaを訪れました。
夏に来たのは初めてですが、
なぜかいつもの感動がなく、ちがうところへ間違ってきてしまったかのようでした。
Veneziaの魅力を知るには、(どの街にも言えることですが)、
朝と夜を体験すること、だと思います。
そのためには、ぜひ1泊を。
Veneziaなら ぜひ本島に。
決して「でん」して帰るようなことなどされませんように・・・。