FIFAワールドカップ・ロシア大会 グループH 第2戦
2018年6月24日(日)24:00キックオフ
エカテリンブルク・アリーナ/エカテリンブルク(AX)
日本 2 - 2 セネガル
上空から見ると、完全にスタジアムから仮設スタンドがはみ出している。いやはや思い切ったことをするものだ。以前スタジアム改修の仕事で同じような仮設スタンドの設計をしたことがあるけど、これってかなり揺れるらしい。高くなればその揺れも大きくなる。まあ構造計算上、安全は保証されているにしても、できればあまり登りたいとは思わない。
どうやら今大会のキーマンは乾貴士のようだ。ゴールへ向かう姿勢とテクニックは素晴らしい。自らもゴールを決めることができるし、アシストだって狙うことができる。フォローするのは長友だ。というわけで、日本の攻撃は左へ偏る。すると原口はどちらかというと守備の方が目立ってしまう。そういうチームバランスで戦っているのは、決して悪いことではない。そのバランスを構築しているのは、もちろん長谷部の存在も大きいが、柴崎の気の利いたプレーが司っているようであった。
勝ち越されては追いつくという、しびれる展開で勝点1を得ることができた。勝てた試合だったか?どうだろうか。セネガルは強かったぞ。それを考えると良い結果であったように思うが。ここ一番で決める本田もすごいが、ズバリ!采配を的中させた西野監督の評価は、またまた上昇することだろう。さて、運命のポーランド戦が楽しみだ。