J1昇格プレーオフ 決勝
2013年12月8日(日)15:30キックオフ
国立競技場
京都サンガF.C. 0 - 2 徳島ヴォルティス
W杯の組合せが決まったけど、日本代表にはそれほど興味がない。やはりクラブがあってのサッカーだと思っている。というわけで、Jリーグがクライマックスをむかえた週末は、TV観戦にスタジアム観戦に大忙しである。今日はJ1昇格を決める大一番。鳴門の巨匠に代わって、徳島を応援すべく国立競技場へ向かう。味方は多い方が良いだろうということで、FC東京サポのヒロセさんも加わることになった。スタジアムへ入ると「J1へ!!」と書かれた鉢巻をもらった。俄然テンションが上がって、いざ徳島のゴール裏へ。
試合開始早々から圧倒的にボールを支配する京都に対して、徳島はただただ耐えるのみ。時折カウンターを試みるのが精一杯といったところ。どうひいき目に見ても実力の差は明らかで、おそらく徳島の戦い方としてはこれしかないだろうと思われる。ただ、この時間を耐えることで、徳島は徐々に自分達のペースを掴んで行った。前半0-0で折り返せば十分だろうと思っていた矢先、何と先制点を決めたのは徳島だった。さらに追加点まで奪って前半終了。津田と高崎のコンビで見事に大仕事をやってのけたのだった。この追加点が後々まで試合の行方を左右していたと思う。
後半は予想通りに京都が猛反撃を開始するが、徳島も今度は引かずに前へ出た。この勇気ある戦術が功を奏して、完全に京都の勢いを削ぐことに成功した。もし1点差だったら、京都はもっと落ち着いて戦況を見つめることができたはずである。しかし点差は2点。焦りは予想以上に早く大きくなってしまった。こうなると、徳島は集中して守りに徹すればよい。カウンターで3点目を獲れば、そこで勝負あり。試合は完全に徳島ペースへと変貌してしまった。結局、試合はこのままタイムアップをむかえて、徳島のJ1昇格が決まった。
サッカーというのは、本当に何が起こるかわからない。試合の流れをどう読むか?どうしたら流れを呼び込めるのか?この試合はそういうことを教えてくれたのだった。とても良い試合を観せてもらった。
鳴門の巨匠、悲願のJ1昇格おめでとう!これでJ2MからJ1Mへ改名ですね。来シーズンからは敵同士。埼玉スタジアムで待ってるよ。