football smile

the days turn into months and years

松本11

2011-12-20 | design

今年最後の松本です。まあ寒いです。とても寒いです。最初に来た頃は暑かったのに、あっという間に半年が過ぎてしまいました。季節は夏から秋を通って冬になりました。初心忘るべからず。というわけで、もう一度天井裏へ入ることにしました。

最近は後輩なんぞに設計のことを聞かれることがあります。どちらかというと技術的なディテールのことが多いです。設備基礎だとか排水ドレインだとか、そういう地味なことです。自分でわかることもあれば、自分にはわからないこともあります。わかる時は、ここぞとばかりに偉そうな態度で話をします(笑)。そういう時に伝えるように気をつけていることは、目に見えるものだけがデザインではないという意識です。見た目の美しさやかっこ良さには、必ず裏があるということです。これは最近自分がわかりかけてきたことで、どうやらそういう裏がきちんとできていると、デザインに深みが出るようなのです。デザインに限らず、あらゆる物事に通じることかも知れません。そこで手を抜いちゃあダメなのよ。

メインホールの天井裏のキャットウォークを歩いていると、構造部材から設備機器まで、実に様々なものが存在しています。ステージや客席からは絶対に見えませんが、なるほどこれがデザインの肝であるのだなあと思いました。

コメント
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