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L1 ベレーザ vs 浦和(西が丘)

2010-08-29 | nadeshiko
なでしこリーグ 第9節
2010年8月29日(日)15:00キックオフ
西が丘サッカー場
日テレ・ベレーザ 0 - 3 浦和レッズレディース


カップ戦が終わってリーグ戦が再開された。何と、先週と同じ会場で同じカードである。ホームとアウェーが入れ替わっただけ。かなり嫌な負け方をしたので、ここは絶対勝たなければならない。勝てば首位に立つとか、そういうことはひとまず置いておいて、とにかく借りを返す。ただ意地を見せるだけ。実はそういうことがとても大切なのだ。

      荒川

 北本   藤田   柳田

    窪田  庭田

森本  矢野  西田  土橋

      山郷

本日のスタメンはこんな感じ。そして試合終了時点ではこんな感じ。

    北本  松田

後藤          藤田
    柳田  庭田


熊谷  矢野  西田  土橋

      山郷

先週と同様に、前半はお互い探り合いが続く。チャンスは作るが決め切れない。どちらかというと、浦和の方がボールを回しているような気がする。DFラインを高く保って、大野と岩渕にやられたスペースを消している。その裏を突くベレーザという展開も何だか先週と同じようである。やはりというか、前半はスコアレスのまま終了。そして、これまた先週と同様に、先制点を決めたのは浦和だった。ただし、ここから先は先週とは違っていた。

天才と言われるプレーヤーに必要なのは自由である。自由が与えられてこそ、その才能は活かされる。歳を重ねると、どうしても自由を与える立場になってしまうもので、やはり天才が光り輝くのは若手のうちかもしれない。この試合にはそういう選手が2人いて、1人はベレーザの岩淵で、もう1人は浦和の藤田だった。そして、今日いちばん光り輝いたのが藤田だった。

それから、途中交代で出場した熊谷と後藤の左サイドのモチベーションが、半端なくすごかった。これではさすがのベレーザも反撃どころじゃない。3点取った後もボールをキープする気はまったくなくて、とにかくゴールしか見ていない。こういうところにも、過酷なポジション争いが見て取れる。若手の台頭はチームを活性化する。

バックスタンドの最前列で浦和の選手が観戦していた。その中に、昨シーズン限りで現役を引退した高橋彩子さんの姿があった。思い出すなあ、ひたちなかのベレーザ戦を。あのころはまったく歯が立たなかったけど、安藤と高橋のふたりはベレーザの中盤に負けていなかった。信じられないくらい弱かったけど、そういう中で頑張ってきた選手がいたからこそ、今のチームがあるのだ。

浦和もずいぶん変わったなあと思った。強くなっただけではなくて。
コメント
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