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J1 名古屋 vs 浦和(豊田)

2010-08-14 | J1
Jリーグ・ディビジョン1 第18節
2010年8月14日(土)19:00キックオフ
ホームズスタジアム神戸
名古屋グランパス 3 - 1 浦和レッズ


名古屋の背番号4と浦和の背番号4が、ゴール前へ上がったクロスに飛び込んだ。ダイビングヘッドで競り勝ったのは、当然のように名古屋の4番だった。闘莉王の先制点が、自分を解雇したチームのゴールネットに突き刺さった。どんなに劣勢な状況にあっても、魂の一撃で形勢を逆転してみせる。そういう選手であることを一番よく知っているのは、浦和の選手でありサポーターではなかったのか?彼は絶対に決めるのだ。何が何でも決めるのだ。ここぞ!という時には。

「浦和レッズ!浦和レッズ!」試合終了後、レッズコールが繰り返される中、闘莉王と三都主がアウェーのゴール裏へ歩を進めた。そして、2人は深々と頭を下げた。「浦和レッズ!浦和レッズ!」サポーターのレッズコールは、途切れることなく繰り返される。他に発せられるべき言葉は何もない。「浦和レッズ!浦和レッズ!」2人は手を振ってピッチを後にした。

豊田スタジアムまで来て目にしたこの光景は、どんな意味を持つというのだろう?選手もサポーターも、誰1人として臨んでいなかったこの光景を生み出したのは、一体何者なのだ。試合に負けるよりも悲しいこの光景を生み出したのは。

   
   
コメント
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