football smile

the days turn into months and years

プライド

2004-10-24 | reds
プライド[pride]:誇り。自尊心。自負心。「―が高い」「―を傷つけられる」(三省堂提供「大辞林 第二版」より)

今年もまたこの季節がやってきました。3年連続ナビスコ杯ファイナリストとなった浦和レッズが、またあの国立競技場のピッチに戻って来ます。相手は初タイトルを狙うFC東京です。今までは常に追う立場であったレッズですが、今年はJリーグのセカンドステージでも首位を独走中で、逆に他のチームに追われる立場となりました。2年前、初めて決勝という舞台に上がった時の浮き足立った雰囲気は今では微塵もなく、タイトル保持者としての「プライド」を持って立派に戦っていると思います。それはチームに限らずサポーターも同様です。Jリーグ開幕当初は常に順位表の一番下に名前があって、J2降格という屈辱も味わった過去を思えば「変われば変わるものだなあ」と感慨深いものがあります。それら全てを見届けてきた1人としては、やはり「プライド」を持って11月3日に臨みたいと思います。ゴンさんチケットありがとう。

何事にも「プライド」を持つことは大切なことだと思います。が、「言うは易し」これほど難しいことはありません。人それぞれ性格的なこともあるのでしょうが、私個人に限って言えば、これまでの人生「プライド」などとはほぼ無縁であったような気がします。そんなダメな大人が初めて「プライド」なるものを意識的に考えだしたのが昨年の決勝戦というわけです。遅っせえなあ。人生も残り半分だよ。

昨年の11月3日は朝から雨が降り続いていました。2年連続で同一カードとなった浦和レッズvs鹿島アントラーズのナビスコ杯決勝。超満員の観衆の8割以上がレッズサポーターで埋め尽くされた国立競技場は、レッズのチームカラーである赤・白・黒に染められました。選手入場時のその光景は鳥肌が立つくらい感動的ですばらしいものでした。圧巻。こんな応援ができるのはJリーグでもおそらく浦和だけだな。初タイトルを取った喜びよりもむしろその中の1人としてその場に立ち会えた喜びの方が大きかったかもしれません。12年間このチームを応援してきて本当によかった。

その時ゴール裏にはたった一言だけメッセージが掲げられていました。
「PRIDE OF URAWA」
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