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J2川崎vs横浜C(等々力)

2004-10-03 | J2
Jリーグ・ディビジョン2第37節
2004年10月2日(土)14:00キックオフ
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ 4-0 横浜FC

先週の水戸戦で2位以内が決まってJ1昇格が内定した川崎ですが、この試合に勝つか引分けでJ2優勝も決まってしまいます。3度目の正直、今度こそホームで関塚監督の胴上げを見たい!というわけで市原vs浦和の首位決戦はTVで見ることにして、またまたやって来ました等々力です。

序盤はなぜか気合十分の横浜がゲームを支配します。中盤でのプレスが早いし、球回しも早いので、川崎はなかなかボールを奪えない状況が続きます。しかしそこは寺田、箕輪、伊藤宏樹の3バックが安定したプレーで得点を許しません。本当に川崎のDFには「堅実」という言葉が似合います。控えの佐原にしろ渡辺匠にしろ派手さはないけど安心感があります。クールに戦況を見つめて的確な指示を出す。その地味さが個人的には大好きです。「本来DFとはこうあるべきだよなあ」。ちなみにその対極にあるのが、闘莉王、アルパイ、ネネの浦和の3バックではないでしょうか。こちらは激しいこと、騒々しいこと、目立つこと。

序盤の劣勢をしのいだ川崎は徐々に自分達のペースを取り戻していきます。ボランチの中村憲剛にボールが納まれば、右の長橋、左の相馬と両サイドを使うもよし、トップの我那覇にあてても良し、そのままジュニーニョに預けても良し、マルクスとのワンツーで中央突破も良しと、いつもの川崎の多彩な攻撃が始まりました。そこには点を取るための「型」を見ることができます。これがダメならあれで行こう、そっちがダメならこっちを使おう、といった感じです。今シーズンのJ2で川崎が他チームより抜き出ていたのは、この「型」をきっちり持っていたからだと思います。しかしそれは決して複雑なものではなく極々シンプルなものです。そのシンプルな「型」が果たしてJ1で通用するのかどうかは疑問が残るところです。偉そうなことを言わせてもらえば、そこがJ1とJ2のレベルの差であるような気がします。でもまあ今の川崎ならJ1でも十分やれそうですけどね。

結局4-0の圧勝でJ2優勝を決めた川崎の関塚監督が宙に舞いました。昇格のかかった前回は2万人いた観衆は半分の1万人に減っていたけれど、本当に応援してくれるサポーターと分かち合うその瞬間はやはり感動的でした。よかったよかった。

さあ、今度は浦和レッズのナビスコ杯2連覇とリーグ初制覇だ!
コメント
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