ヘルベルト・フォン・カラヤンはドヴォルザークの交響曲「新世界から」を生涯に5回ほど公式商業録音している。その最初のステレオ録音(1957-58年)がベルリン・フィルとの「英コロムビア」録音だった。写真は1962年にリリースされた国内盤LP、「日本コロムビア/OS-3060」である。レコード第2面の余白には「英コロムビア」のオリジナル盤(SAX2275)と同様、スメタナの交響詩「モルダウ」が収録されている。
筆者個人的にはこの録音は後の1964年「ドイツ・グラモフォン」盤(ベルリン・フィル)と共に好きな演奏で今でもよく針をおろしている。1962年のリリースということもありまだ「新世界から」が「第9番」ではなく「第5番」と表記されていることも時代を感じさせ懐かしい。