教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

企業で活躍する人材の大学時代の探究

2014-05-04 03:08:01 | 教育政策
活躍する組織人の探究: 大学から企業へのトランジション
クリエーター情報なし
東京大学出版会


☆企業で活躍する人材は、

☆新規採用で入社してきた段階で

☆組織社会化になじむ人材である。

☆このことは、今までも変わりはない。

☆しかし、今までこの組織社会化になじむ

☆新規採用者は、企業が独自の選抜システムでおこなってきた。

☆読み書きそろばんができれば、あとは企業が人材育成をするから

☆それでよっかったのであるが、

☆状況がかなり変わってきた。

☆時代の変化が激しく、

☆それに伴うイノベーションを創発する人材が必要になってきたわけである。

☆そうなると、イノベーションを生み出す潜在能力をもった人材を

☆選抜採用して、組織社会化しなければならなくなった。

☆読み書きそろばんの指標である、高学歴、大学の成績ではそれは測れない。

☆それゆえ、大企業が、独自の選抜採用システムを組んできたのだが、

☆コストがかかりすぎる。

☆それよりも、大学時代にどのような学習や人間関係を形成してきたか

☆予め情報を得ることによって、

☆組織社会化が可能で、イノベーションに貢献する人材をより合理的に

☆効率的に選抜採用できるはずであるという提案を

☆本書は大学時代の生活や学習のデータと入社後の組織社会化の成功度のデータを

☆掛け合わせて、証明している。

☆その結果、異質な人間とのネットワークを形成し

☆将来の見通しをたて、そのために体験値を積む

☆プロジェクト型の探求を、学内外で行ってきた学生が

☆最適な人材として企業が選抜採用するだろうという仮説が立てられた。

☆しかも、それが大学時代のみならず高校時代から行われている方が

☆有意であるというデータも一部にはでてきた。

☆今後の中高の新しいキャリア教育のパラダイムシフトにも影響を与える

☆有効な研究書ではないだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。