教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

吉田松陰の最年少門下生 山田顕義の生き様

2011-01-23 11:10:21 | 
日本巨人伝 山田顕義
佐藤 三武朗
講談社


☆山田顕義。意外と知られていない。

☆一方、坂本竜馬や西郷隆盛のドラマは

☆数多く作られてきた。

☆その関連で、吉田松陰、

☆そしてその門下生である高杉晋作や

☆木戸孝允もまたよく登場してくる。

☆伊藤博文や山縣有朋も。

☆しかし、五稜郭の闘いに終結する

☆反政府を倒す軍を、高杉に託されて指揮したのは

☆山田顕義であり、山縣は窮地を救われているほどだ。

☆そして富国強兵のためではなく、

☆いざというときのための軍事力であり、

☆大事なのは教育であり法整備であるとし、

☆その理念を木戸から託されたのも山田顕義である。

☆しかし、伊藤や山縣は、山田と対立した。

☆小ナポレオンと称された山田は、

☆軍人ナポレオンだけではなく、文人ナポレオンも尊敬し、

☆知識と教養を国民が持てるようにしたかったようだ。

☆しかし、民法典論争では、ボアソナードに師事していた

☆山田の自然法論的なフランス法ベースの法律は敗退。

☆プロイセンのサビーニの流れを組む法実証主義
(法は法であってそれ以上でもそれ以下でもない。
法を正当化する自然法のような超越法は不要)

☆が、明治以降の法治国家としての日本の法理念になった。

☆だがしかし、それでよいのか?

☆今再び山田顕義の理想は蘇る。

☆山田顕義の軍と法典の両方について

☆知ることができる。

☆史実に基づいた歴史小説ではあるが、

☆山田顕義の功績はノンフィクションであり、

☆そこに本書の価値がある。

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