教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

メルコジ体制完敗か?

2012-07-05 06:30:07 | グローバリゼーション
☆6月28~29日にブリュッセルで行われたEU(欧州連合)首脳会議で、メルコジ
体制は完敗。

☆もともとサルコジ大統領は仏国内で敗者になっているが、

☆来年の選挙に向けてメルケル首相もその基盤を失いつつある。

☆というのも、メルケル首相は欧州金融安定メカニズム(ESM)をめぐる議論で
フランス、イタリア、スペインというラテン系欧州に、方向転換を迫られ、
譲歩したからである。

☆つまり、ユーロ圏全体を監視する銀行監督官庁が設立されるなど、一定の条件が整えば、
ESMは経営難に陥った銀行に直接融資することができるのであるから。

☆スペイン、イタリアにしてみれば、ESMが政府とやりとりをすれば、
国債の金利があがるので、とんでもないから、それを回避したい。

☆しかし、そんなことをしたらドイツの銀行が、他国の債務を背負い込むことになるという
ジレンマが生じる。

☆しかし、スペイン、イタリアからすれば、ユーロを設定した時点で、
ドイツの生産物の価格が欧州内で相対的に高くならず、さんざん儲けたのだから
その分を支援するのは当然だろうと。

☆ドイツからすれば、勤労勤勉倹約できたのだから、それをあてにするのは
虫が良すぎると。

☆難しいことはわからないが、EUというヨーロッパは一つというあり方の話に

☆なっていないことは確かなようだ。

☆結局国単位の利益の言い争いである。

☆ドイツ人はドイツ人だし、スペイン人はスペイン人だし、

☆イタリア人はイタリア人だし、フランス人はフランス人だし・・・。

☆EU人という民族は、まだ生まれていない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。