教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

ユーロ上昇に対するネガティブな見方

2011-10-11 15:35:24 | グローバリゼーション
☆ウォール・ストリート・ジャーナル 10月11日(火)10時20分配信 によると、

欧州政治家に対する根拠ない信頼は、いくらいい時期でも気がかりなものだ。ただ、今は特に心配である。ユーロの上昇が目立つ。ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れはあるが、欧州政治家はユーロを持つことによる危機の拡大を防げるとの見方からだ。ユーロに対する見方は、この1、2週間で改善しつつある。 ユーロ加盟国は徐々にドイツのリードに従うようになっており、周辺債務国救済のための欧州金融安定ファシリティー(EFSF)改革を各国が批准しているためだ。

ただ、ユーロが大きく持ち直したのは、ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領が先週末に会談を行い、11月初めにカンヌで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議前に包括的な危機対策を打ち出すと言明した後だ。

問題は、両首脳が対策の詳細を示していない上、サルコジ首相はドイツが提案する欧州銀行への資本注入案を明確には支持していないことだ。両首脳は基本的に、自分たちを信頼して下さいとの金融市場に頼んだだけである。

☆しかし、果たして、「ユーロ投資家は政治的プロセスに対するかなりの盲信を求められているが」それでよいのかとういネガティブな見方も一方にある。


☆というのも、

1)フィッチはイタリア、スペイン両国を格下げし、ベルギーを格下げ方向で見直すとした。

2)ベルギーはギリシャやイタリアに対する大口債権者であるフランス・ベルギー系金融機関デクシア対応に腐心している。

3)EFSF承認の問題。スロバキア議会による採決で問題にぶつかる可能性が十分ある。

4)ギリシャの財政赤字削減策に関する「トロイカ」の報告を見れば、同国のデフォルトは必至である。

5)より広く世界経済をみれば改善しているものの、ユーロ圏経済自体はなお減速中であることを示す暗いニュースが増えるとみられる。

☆政治の信頼性が盲信によるマスクだったということにでもなれば、

☆そっから先は・・・・。ということのようだ。

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