★山形新聞(2007年10月18日)に「高大連携の人材育成考える 大学コンソーシアムやまがた」という記事が載っていた。
<立教大総長室調査役の足立寛さんが「高校・高校生の現状とこれからの高大連携を考える」と題し講演した。足立さんは少子化により、全国の私立大の4割が定員割れする状況や、高校生の学習時間の短縮化などによる学習意欲の低下があると指摘した。また、生徒が大学で学ぶ意欲を高める手法について「大都市圏では、学習塾と大学が連携し、大学の模擬授業を行うケースが出始めている。地方で高大連携の主役となるのは高校だ」と強調。社会に求められる人材育成に向けて「望ましい職業観や勤労観の形成にかかわるキャリア教育が重要だ」などと述べた>という。
★経済上「中流」を目指すキャリア教育で、本当に高校生のやる気が起きるのか大いに疑問だが、生徒獲得戦略のための大義名分だろうことは見当がつくから、とやかく言うのはやめるが、夢と希望が生まれるような高大連携をきちんと考えた方がよいのは確かだろう。
★高大連携は、下手をすると鬱屈したピアプレッシャーを生み出す温床となるやもしれない。大野正和さんの「まなざしに管理される職場」(青弓社2005年)を読み始めて、そんなことを感じた。
<立教大総長室調査役の足立寛さんが「高校・高校生の現状とこれからの高大連携を考える」と題し講演した。足立さんは少子化により、全国の私立大の4割が定員割れする状況や、高校生の学習時間の短縮化などによる学習意欲の低下があると指摘した。また、生徒が大学で学ぶ意欲を高める手法について「大都市圏では、学習塾と大学が連携し、大学の模擬授業を行うケースが出始めている。地方で高大連携の主役となるのは高校だ」と強調。社会に求められる人材育成に向けて「望ましい職業観や勤労観の形成にかかわるキャリア教育が重要だ」などと述べた>という。
★経済上「中流」を目指すキャリア教育で、本当に高校生のやる気が起きるのか大いに疑問だが、生徒獲得戦略のための大義名分だろうことは見当がつくから、とやかく言うのはやめるが、夢と希望が生まれるような高大連携をきちんと考えた方がよいのは確かだろう。
★高大連携は、下手をすると鬱屈したピアプレッシャーを生み出す温床となるやもしれない。大野正和さんの「まなざしに管理される職場」(青弓社2005年)を読み始めて、そんなことを感じた。