一週間前、「明らかに金融市場に転換の予兆が見えました」と
当ウェブログに書きました。
先週は米ドルが98円台に急騰し、
市場が大きな転換点を廻ったことが
誰の目にも明らかになった5日間でした。
金融市場の夜明けが接近してきました。
次に来る波動に備えなければなりません。
再び暗闇に戻ることのないよう、祈ろう。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 米ドルの急騰に引き摺られて64円台へ急上昇、
米ドルが押し戻された木曜から後退し始め、
現在は62円台となっています。
▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
JPモルガンのストラテジストが
アメリカ株に強気です。
S&P総合500種、短期的に8%上昇へ=JPモルガン(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-366723.html
”JPモルガン・セキュリティーズのストラテジストは、S&P総合500種
が短期的に最大8%上昇する可能性がある、との見方を示した。最近の同指
数の急落は、銀行国有化への懸念よりも、投資家の手じまいの影響が大きい
という。
ストラテジストのトーマス・リー氏は同指数の投資判断を「トレーディング
・バイ」とし、短期目標を800とした。ストップ・ロスは725に置いた。
S&P総合500種の23日終値は743.33。米経済を成長軌道に戻す
上で、銀行国有化は正しいアプローチではないとの見方が広がるなか、終値
ベースで13年ぶりの安値を付けた。
リー氏によると、S&P総合500種が前週中盤以降、5%も下落している
のに対し、フィラデルフィアKBW銀行株指数はおおむね横ばいで推移して
いる。もし銀行国有化への懸念が株価急落の理由であるなら、KBW銀行株
指数ももっと下落しているはず、とリー氏は指摘する。
株式と異なり、米景気刺激策が明らかになった後のクレジット市場はそれほ
ど大きく下げていないことを、リー氏は良い兆候と捉えている。1900年
以降、クレジット市場は株価の反発に先行してきたことが背景にある。”
→ 不動産価格の推移や金融機関の損失額も
無視できないとは思いますが、
クレジット市場という着眼点は面白い。
クレジット市場の動向を知るための
何か便利な指標がないか探しておきたいですね。
中国、危機の第2波に備える必要=政府系シンクタンクのエコノミスト(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-366258.html
”中国の国家発展改革委員会(NDRC)傘下にあるシンクタンクのシニアエ
コノミスト、Wang Jian氏は、世界的な金融危機の第2波を受けて同国の輸
出がさらに落ち込む可能性があるとして、最悪の事態に備える必要があると
の見解を示した。
23日付の金融時報が報じた。
一部の政府エコノミストは、中国経済が底入れの段階にあるとの慎重ながら
楽観的な見方を示していた。
これに対し、チャイナ・ソサエティ・オブ・マクロエコノミクスのWang氏
は、米国の消費の減退は、企業の経営破たん増加につながり、これによって
金融市場がさらに悪化する可能性があると指摘。
中国政府が経済のさらなる悪化を前提にマクロ経済政策を策定しない場合は、
危機が一段と進行した際に受け身の姿勢を取らざるを得なくなると述べた。
中国の輸出の伸びは今年大幅に鈍化するとし、対応策としては、輸出税還付
率の引き上げは人民元の下落の容認よりも良い選択肢だとの考えを示した。
さらに、世界の資金が再び商品市場に流れ込んだ場合に、インフレが再燃す
る可能性があると警告した。
〔中略〕
Fan氏は中国証券報に対し「全体的な物価の下落は、マネーサプライ不足の
ために起こっているわけではない。金利を単に引き下げ、信用を緩和させる
ことでは問題は解決しない」と指摘した”
→ 全く知らない名前の方ですが
非常に鋭くかつ先見性のある分析です。
もはや重病人の世界経済は
回復するにしてもよろめきながら、でしょう。
ロイター調査:第4四半期のカナダGDPは-3.6%の予測、91年以来最大の落ち込み(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-367249.html
”ロイター調査で、カナダの2008年第4・四半期の国内総生産(GDP)
が1991年第1・四半期以来最大のマイナス成長に陥ったとの予測が示さ
れた。
アナリスト16人を対象に実施した調査で、第4・四半期GDPの前期比年
率での変動幅の予測中央値は、マイナス3.6%となった。第3・四半期は
前期比年率1.3%のプラス成長だった。
予想通りに3.6%のマイナス成長になれば、1991年第1・四半期の5.
9%のマイナス成長以来の落ち込みとなる。
〔中略〕
カナダ中銀は1月に第4・四半期のGDPは年率2.3%のマイナス成長に
なったとの推計を発表。その後経済の悪化を示す指標が次々と発表され、エ
コノミストは相次いで経済成長見通しを下方修正。ただ中銀は23日、これ
まで発表された各種統計は中銀の見通しと一致しているとの立場を示してい
る。
同中銀は今年第3・四半期にはプラス成長に戻ると予測。年間では2009
年は1.2%のマイナス成長、2010年は3.8%のプラス成長を見込んで
いる。
2日のGDP統計に続き、カナダ統計局は3日に2009年第1・四半期の
国際収支統計を発表する。同統計では経常収支が1999年第2・四半期以
来初めて赤字に転落したと予測されている。また3日にはカナダ中銀による
政策金利の発表も予定されている。”
→ 先週、途中から加ドルが弱くなった理由は
明らかにこの報道のためでした。
当然、ここからショートにすべきだったのです。
東京外為市場・15時=ドル一時97.35円まで上昇、3カ月ぶり高値を更新(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200902250091.html
”この日の取引でも円の下落が続いた。最近の急ピッチな円安は「年度末にか
けて国内勢がリパトリエーション(資金の本国還流)に動くため円高に振れ
るとの見方から短期筋が円を買い持ちにしていたが、予想ほどリパトリが進
まなかったことが要因。逆に円を売り仕掛けられ、円を買い上がっていた向
きが損失確定の売り戻しを迫られている」(都銀)という。
市場では、年率12%のマイナス成長を記録した昨年10―12月国内総生
産(GDP)や、中川前財務相の辞任など、日本政治に対する不信感が円売
りにつながっていると指摘する声もある。ある外銀のチーフディーラーは、
「ポジションの片寄りがきっかけで、理由はほとんど後付けに近い。市場の
雰囲気が円売りに傾いており、円が売れそうな内容なら何でも口実になり得
る状況」と話している。
急ピッチなドル高/円安が進み、テクニカル的にも上抜けとなったことで、
多くの短期筋が円売りに動いている。前日からこの日にかけても「海外ファ
ンドの円売り攻めがかなり目立った」(都銀)という。
〔中略〕
急ピッチで進む今回の円安は、テクニカル的に上抜けてきたドル/円を買い
仕掛ける短期筋の動きが主導した面が強いとの声が多い。
テクニカル分析を中心に手がける三菱東京UFJ銀行・金融市場部シニアア
ナリストの橋本将司氏によると、ドル/円は5日移動線に下値を支えられた
上昇基調が継続中。RSIは買い圧力の過度な強まりを示す70%を超えて
いるが、「相場の上昇モメンタムの強さを示唆していると解釈できる」とい
う。昨年8月高値から今年1月安値の38.2%戻しに当たる96.10円付
近を上抜けてきたことで、次の節目は同半値戻しの98.90円付近となる。
ドルの上昇が急ピッチで、「昨年のドル下落局面でもみあう動きが目立った
97―98円付近で上昇は一服となりやすい」ものの、先行きは200日移
動平均線の100円付近を狙う動きとなる可能性がさらに高まってきたとい
う。〔以下略〕”
→ 25日の報道です。
先週に損失を出した投資家は、
この記事を熟読すべきだったのです。
米ドルの腰折れが予言されていました。
私も96円台越えはまだまだ後だろうと
思っていたので、反省しきりです。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。
昭和シェル石油(東証一部 5002) 819円
石井表記(東証二部 6336) 1,282円
石井表記は東京東海証券が2段階格下げしたようです。
やや心配。底抜けしたら一時撤退かも。
特集 世界市場拡大で太陽電池関連銘柄に脚光(第2回)(searchina)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090221-00000006-scn-biz
”三洋電機は、HIT太陽電池セルの二色の浜工場(大阪府貝塚市)に新棟を建設
すると発表。HIT(Heterojunction with Intrinsic Thin layer)太陽電
池は、同社が開発した独自構造の太陽電池セルで、結晶シリコン基板とアモ
ルファスシリコン薄膜で形成したハイブリッド型のもの。旺盛な需要に対応
するため、二色の浜工場内に新棟を建設し、生産能力を増強する。完成は10
月を予定。現在は、島根三洋電機(島根県雲南市)と合わせて340メガワット
の生産能力だが、2010年度には、2工場合わせて600メガワット程度の生産能
力を目指すという。
〔中略〕
シリコンを使わないタイプには金属化合物型太陽電池、色素増感型太陽電池
などがある。このうち、金属化合物型太陽電池は、銅やインジウムなどの化
合物を薄膜に使うもので、すでに、ホンダが07年から住宅向けに量産を開始
している。昭和シェル石油も09年に量産工場を建設する計画だ。〔以下略〕”
→ サーチナが太陽光発電関連銘柄を特集していました。
なかなか力作だったので参考まで。
(元記事はもっと詳細に書かれています)
経済産業省が遂にFIT導入を決めましたので、
昭和シェル石油は「金の卵」への投資を
急ぐのではないかと私は見ています。
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
先週は徐々にショートポジションを増やしました。
そのため週央にはかなり苦しい状況で
ロングも少し混じえながらマイナス20%超に耐え、
米ドルが崩れた木曜以降からショートで反撃しました。
上方圧力は峠を越えたものの、力技の米ドル上昇は怖いです。
2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
現在 > 62.33 豪ドル/円
76.57 加ドル/円 (損益127%)
▼ ポジション解消済み
2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/08/28 94.43 AUD/JPY Lev ×10
2008/08/11 94.12 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/08/05 99.18 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
2008/08/04 99.98 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
2008/07/16 101.87 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2008/07/15 104.40 CAD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
…以下省略…
「資源国通貨に復活の兆候が見えます。
豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
豪ドルのボックス圏入りが予想されます」
中長期的な見通しは先週と同じです。
「58~65円のボックス圏を想定」
短期的な見通しをやや上方修正しました。
豪中銀が利下げへのスタンスを僅かに変えたため、
下値が切り上げる展開を想定しています。
依然として見通しは不透明です。
レバレッジで無理をしてはいけません。
「豪中銀の利下げ余地はあと1%程度でしょう。
世界経済の行方にかすかな明かりが見えてきました」
と書いた通りの展開になりつつあります。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
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当ウェブログに書きました。
先週は米ドルが98円台に急騰し、
市場が大きな転換点を廻ったことが
誰の目にも明らかになった5日間でした。
金融市場の夜明けが接近してきました。
次に来る波動に備えなければなりません。
再び暗闇に戻ることのないよう、祈ろう。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 米ドルの急騰に引き摺られて64円台へ急上昇、
米ドルが押し戻された木曜から後退し始め、
現在は62円台となっています。
▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
JPモルガンのストラテジストが
アメリカ株に強気です。
S&P総合500種、短期的に8%上昇へ=JPモルガン(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-366723.html
”JPモルガン・セキュリティーズのストラテジストは、S&P総合500種
が短期的に最大8%上昇する可能性がある、との見方を示した。最近の同指
数の急落は、銀行国有化への懸念よりも、投資家の手じまいの影響が大きい
という。
ストラテジストのトーマス・リー氏は同指数の投資判断を「トレーディング
・バイ」とし、短期目標を800とした。ストップ・ロスは725に置いた。
S&P総合500種の23日終値は743.33。米経済を成長軌道に戻す
上で、銀行国有化は正しいアプローチではないとの見方が広がるなか、終値
ベースで13年ぶりの安値を付けた。
リー氏によると、S&P総合500種が前週中盤以降、5%も下落している
のに対し、フィラデルフィアKBW銀行株指数はおおむね横ばいで推移して
いる。もし銀行国有化への懸念が株価急落の理由であるなら、KBW銀行株
指数ももっと下落しているはず、とリー氏は指摘する。
株式と異なり、米景気刺激策が明らかになった後のクレジット市場はそれほ
ど大きく下げていないことを、リー氏は良い兆候と捉えている。1900年
以降、クレジット市場は株価の反発に先行してきたことが背景にある。”
→ 不動産価格の推移や金融機関の損失額も
無視できないとは思いますが、
クレジット市場という着眼点は面白い。
クレジット市場の動向を知るための
何か便利な指標がないか探しておきたいですね。
中国、危機の第2波に備える必要=政府系シンクタンクのエコノミスト(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-366258.html
”中国の国家発展改革委員会(NDRC)傘下にあるシンクタンクのシニアエ
コノミスト、Wang Jian氏は、世界的な金融危機の第2波を受けて同国の輸
出がさらに落ち込む可能性があるとして、最悪の事態に備える必要があると
の見解を示した。
23日付の金融時報が報じた。
一部の政府エコノミストは、中国経済が底入れの段階にあるとの慎重ながら
楽観的な見方を示していた。
これに対し、チャイナ・ソサエティ・オブ・マクロエコノミクスのWang氏
は、米国の消費の減退は、企業の経営破たん増加につながり、これによって
金融市場がさらに悪化する可能性があると指摘。
中国政府が経済のさらなる悪化を前提にマクロ経済政策を策定しない場合は、
危機が一段と進行した際に受け身の姿勢を取らざるを得なくなると述べた。
中国の輸出の伸びは今年大幅に鈍化するとし、対応策としては、輸出税還付
率の引き上げは人民元の下落の容認よりも良い選択肢だとの考えを示した。
さらに、世界の資金が再び商品市場に流れ込んだ場合に、インフレが再燃す
る可能性があると警告した。
〔中略〕
Fan氏は中国証券報に対し「全体的な物価の下落は、マネーサプライ不足の
ために起こっているわけではない。金利を単に引き下げ、信用を緩和させる
ことでは問題は解決しない」と指摘した”
→ 全く知らない名前の方ですが
非常に鋭くかつ先見性のある分析です。
もはや重病人の世界経済は
回復するにしてもよろめきながら、でしょう。
ロイター調査:第4四半期のカナダGDPは-3.6%の予測、91年以来最大の落ち込み(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-367249.html
”ロイター調査で、カナダの2008年第4・四半期の国内総生産(GDP)
が1991年第1・四半期以来最大のマイナス成長に陥ったとの予測が示さ
れた。
アナリスト16人を対象に実施した調査で、第4・四半期GDPの前期比年
率での変動幅の予測中央値は、マイナス3.6%となった。第3・四半期は
前期比年率1.3%のプラス成長だった。
予想通りに3.6%のマイナス成長になれば、1991年第1・四半期の5.
9%のマイナス成長以来の落ち込みとなる。
〔中略〕
カナダ中銀は1月に第4・四半期のGDPは年率2.3%のマイナス成長に
なったとの推計を発表。その後経済の悪化を示す指標が次々と発表され、エ
コノミストは相次いで経済成長見通しを下方修正。ただ中銀は23日、これ
まで発表された各種統計は中銀の見通しと一致しているとの立場を示してい
る。
同中銀は今年第3・四半期にはプラス成長に戻ると予測。年間では2009
年は1.2%のマイナス成長、2010年は3.8%のプラス成長を見込んで
いる。
2日のGDP統計に続き、カナダ統計局は3日に2009年第1・四半期の
国際収支統計を発表する。同統計では経常収支が1999年第2・四半期以
来初めて赤字に転落したと予測されている。また3日にはカナダ中銀による
政策金利の発表も予定されている。”
→ 先週、途中から加ドルが弱くなった理由は
明らかにこの報道のためでした。
当然、ここからショートにすべきだったのです。
東京外為市場・15時=ドル一時97.35円まで上昇、3カ月ぶり高値を更新(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200902250091.html
”この日の取引でも円の下落が続いた。最近の急ピッチな円安は「年度末にか
けて国内勢がリパトリエーション(資金の本国還流)に動くため円高に振れ
るとの見方から短期筋が円を買い持ちにしていたが、予想ほどリパトリが進
まなかったことが要因。逆に円を売り仕掛けられ、円を買い上がっていた向
きが損失確定の売り戻しを迫られている」(都銀)という。
市場では、年率12%のマイナス成長を記録した昨年10―12月国内総生
産(GDP)や、中川前財務相の辞任など、日本政治に対する不信感が円売
りにつながっていると指摘する声もある。ある外銀のチーフディーラーは、
「ポジションの片寄りがきっかけで、理由はほとんど後付けに近い。市場の
雰囲気が円売りに傾いており、円が売れそうな内容なら何でも口実になり得
る状況」と話している。
急ピッチなドル高/円安が進み、テクニカル的にも上抜けとなったことで、
多くの短期筋が円売りに動いている。前日からこの日にかけても「海外ファ
ンドの円売り攻めがかなり目立った」(都銀)という。
〔中略〕
急ピッチで進む今回の円安は、テクニカル的に上抜けてきたドル/円を買い
仕掛ける短期筋の動きが主導した面が強いとの声が多い。
テクニカル分析を中心に手がける三菱東京UFJ銀行・金融市場部シニアア
ナリストの橋本将司氏によると、ドル/円は5日移動線に下値を支えられた
上昇基調が継続中。RSIは買い圧力の過度な強まりを示す70%を超えて
いるが、「相場の上昇モメンタムの強さを示唆していると解釈できる」とい
う。昨年8月高値から今年1月安値の38.2%戻しに当たる96.10円付
近を上抜けてきたことで、次の節目は同半値戻しの98.90円付近となる。
ドルの上昇が急ピッチで、「昨年のドル下落局面でもみあう動きが目立った
97―98円付近で上昇は一服となりやすい」ものの、先行きは200日移
動平均線の100円付近を狙う動きとなる可能性がさらに高まってきたとい
う。〔以下略〕”
→ 25日の報道です。
先週に損失を出した投資家は、
この記事を熟読すべきだったのです。
米ドルの腰折れが予言されていました。
私も96円台越えはまだまだ後だろうと
思っていたので、反省しきりです。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。
昭和シェル石油(東証一部 5002) 819円
石井表記(東証二部 6336) 1,282円
石井表記は東京東海証券が2段階格下げしたようです。
やや心配。底抜けしたら一時撤退かも。
特集 世界市場拡大で太陽電池関連銘柄に脚光(第2回)(searchina)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090221-00000006-scn-biz
”三洋電機は、HIT太陽電池セルの二色の浜工場(大阪府貝塚市)に新棟を建設
すると発表。HIT(Heterojunction with Intrinsic Thin layer)太陽電
池は、同社が開発した独自構造の太陽電池セルで、結晶シリコン基板とアモ
ルファスシリコン薄膜で形成したハイブリッド型のもの。旺盛な需要に対応
するため、二色の浜工場内に新棟を建設し、生産能力を増強する。完成は10
月を予定。現在は、島根三洋電機(島根県雲南市)と合わせて340メガワット
の生産能力だが、2010年度には、2工場合わせて600メガワット程度の生産能
力を目指すという。
〔中略〕
シリコンを使わないタイプには金属化合物型太陽電池、色素増感型太陽電池
などがある。このうち、金属化合物型太陽電池は、銅やインジウムなどの化
合物を薄膜に使うもので、すでに、ホンダが07年から住宅向けに量産を開始
している。昭和シェル石油も09年に量産工場を建設する計画だ。〔以下略〕”
→ サーチナが太陽光発電関連銘柄を特集していました。
なかなか力作だったので参考まで。
(元記事はもっと詳細に書かれています)
経済産業省が遂にFIT導入を決めましたので、
昭和シェル石油は「金の卵」への投資を
急ぐのではないかと私は見ています。
『会社四季報』2009年 1集新春号 |
『日経会社情報』2009年 新春号 |
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
先週は徐々にショートポジションを増やしました。
そのため週央にはかなり苦しい状況で
ロングも少し混じえながらマイナス20%超に耐え、
米ドルが崩れた木曜以降からショートで反撃しました。
上方圧力は峠を越えたものの、力技の米ドル上昇は怖いです。
2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
現在 > 62.33 豪ドル/円
76.57 加ドル/円 (損益127%)
▼ ポジション解消済み
2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/08/28 94.43 AUD/JPY Lev ×10
2008/08/11 94.12 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/08/05 99.18 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
2008/08/04 99.98 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
2008/07/16 101.87 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2008/07/15 104.40 CAD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
…以下省略…
「資源国通貨に復活の兆候が見えます。
豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
豪ドルのボックス圏入りが予想されます」
中長期的な見通しは先週と同じです。
「58~65円のボックス圏を想定」
短期的な見通しをやや上方修正しました。
豪中銀が利下げへのスタンスを僅かに変えたため、
下値が切り上げる展開を想定しています。
依然として見通しは不透明です。
レバレッジで無理をしてはいけません。
「豪中銀の利下げ余地はあと1%程度でしょう。
世界経済の行方にかすかな明かりが見えてきました」
と書いた通りの展開になりつつあります。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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