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みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

『週刊ダイヤモンド』6月2日号 - 日銀より高給のJRA(日本中央競馬会)職員、一体何様のつもりか

2012-06-01 | 『週刊ダイヤモンド』より
今週の週刊ダイヤモンド特集は「ネットの罠」。
無気味な表紙ですが中身はかなりまともです。

しかし当ウェブログとしてはクローズアップしたいのは巻末サブ特集。
JRAの高給・高コスト体質を白日の下に暴いています。
予想通りですが
官製ギャンブルは本当に腐りきっている

社会主義国にかつて棲息していた特権階級も同然であり、
我が国のノーメンクラトゥーラは原子力や電力以外の分野にも寄生している。

○職員(事務・技術)の給与水準は国家公務員より42%も高い
○研究職の給与水準は更に高額
○日本政策投資銀行や日本銀行よりも給与水準が高い(!)
○随意契約で子会社に天下りしたOBに利益誘導
○競馬ファンは毎年、総額5805億円の損失

ギャンブル嗜癖を利用して貧乏人から集金するのはどう見ても汚い仕事である。
競馬は胴元の取り分がパチンコ以上に大きく、
体のいい貧困ビジネス以外の何ものでもない。
公営でなければ間違いなく違法ビジネスである。

『週刊ダイヤモンド』2012年 6/2号


P110「高コスト体質染み付いたJRA」
P112「慣習で既得権者へ支出継続」は特に必読。
競馬ファンは間違いなく頭に血が上るので御注意下さい。

本当に福島事故前の東京電力とそっくりだ。

    ◇     ◇     ◇     ◇

雇用関連ではP22が必見、慶大の樋口美雄教授による雇用市場分析です。
専門職・技術職においては求人が減っても就職率は高く、
特に医療・福祉分野は落ち込みが小さいとか。

聞いている通り、どんどん女性に有利な状況になっている。
当ウェブログの従来の主張通り、女性就労率の引き上げと、
人手不足分野でのフレキシキュリティの必要性が高まっている。

    ◇     ◇     ◇     ◇

今週の『週刊エコノミスト』の特集は「FXの罠」でしたが、
「為替のワナ」と題して裁判沙汰になっている為替デリバティブや
円高で国内雇用が減る現状も大きく取り上げた方が良かったと思いますが。。

サブ特集の「空洞化と雇用」(P78)が素晴らしいです。
もはや日本の製造業には環境シフト等で途上国が追いつけない高付加価値分野を
必死で切り開く以外に道は残っていない。縮小は必至だ。

60~69歳の高齢層の25%(現役層の2倍の率)が住民税非課税であり、
優遇し過ぎの公的年金等控除の縮小と高齢就労支援を主張される
慶大の駒村教授の寄稿(P50)と併せて読みたいところ。

『エコノミスト』2012年 6/5号


P81には日系ブラジル人の9割が非正規、4割を超える失業率とある。
能天気に単純労働者の受け入れを唱えた経団連の見解を質したいところだ。
所詮、初めから切り捨て労働力という考えなのだろう。

    ◇     ◇     ◇     ◇

今週の『週刊東洋経済』の特集は「脱TOEIC」で、
テスト対策で点数にこだわる余り、会話力が落ちているとの主旨。

それは別に不思議なことではなく、日本企業のグローバル化が
韓国よりも進んでいないので、実践的な会話力よりも
TOEICのような分かりやすいシグナリング効果の方が有効であるだけでは?

急激な円安が進んで「海外市場か、死か」という状況になれば
日本でも自動的にTOEICスコアの価値が低下するに決まっている。

P94で「語学には努力によって確実に到達できる水準がある」
「部下をすみ分けさせることで力を最大限に発揮させる」
と説く
佐藤優氏の切れ味鋭いコラムの方が遥かに価値があると感じる。

『週刊東洋経済』2012年 6/2号


P9では権丈教授による、少子高齢化でも「将来の安定した姿が見通せた」という
暢気なコラムを発見して仰天。おかしいと思って読み直したら矢張り仮定の話だった。
しかもコラム後半がいきなり年金の積立方式の批判に急転していて、
世代間不公平を「一面的」とかわすばかり、論理のすり替えにしか見えないのですが。。

P26で、
勤労世帯の税・社会保険料負担が重くなる一方であることを問題視する
熊野英生氏の指摘の方が遥かに論旨明晰で信頼できる。
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