東洋経済の相続特集はかなり頑張って作ってある。
姑息なマンション節税は税務署に睨まれて風前の灯、ということだろう。
「高級時計こそ贈与に値する資産 ロレックスバブルは終わる」という記事だけは
どうしたの? という内容だったが、他は概ね妥当なところだろう。
サブ特集の「検証 安倍政治とは何だったのか」は概ね想定内。
読む価値のあるのは「超金融緩和を続けることの弊害」だけで
(エントリーのサブタイトルはこちらから)
日本経済を衰退させたリフレ派はつまらない弁解と言い訳に終始しており、
中共みたいな上意下達体質の官邸官僚へのインタビューは怒りが湧く内容だった。。
今井は安倍とともに日本で風力開発・コージェネ促進が大幅に遅れた
元凶の一人であるのに責任の欠片すら感じていない。
今回の輸入エネルギー高で日本経済に大損失を与えた責任者の一人だから
須く信賞必罰で国民に謝罪させ、給与大幅カットで国庫に返納させるべきである。
北村は唖然とする程に近現代史に無知で、
日本は戦前にはヴィッテ・モロトフから痛い目に遭わされ、
日ソ中立条約の破棄やシベリア抑留といった敵対行為を受けたのだ。
日本がこれまで何度も何度もロシアに煮え湯を飲まされた史実を忘れている。
本来は、ほいほいプーチンに騙された安倍を厳しく批判するのが良識というものだ。
そもそも安倍が自ら防衛費の大幅増額を唱えるという醜態に追い込まれたのは、
安保関連法案では日本の防衛力が強化されなかったと自ら認めたものであり、
実効的なミサイル防衛の強化をサボった安倍の怠惰も大問題である。
GDP比1%の防衛費で不足するというのも安倍の経済失政でゼロ成長が続いたせいだ。
安倍が日本を蝕んだという厳然たる事実を認識できない時点で話にならない。
佐藤優氏の連載はまたしても逆指標になった。
今週、クリミアでパルチザンによる攻撃が報じられたが
ウクライナだけでなくロシア側もそれを認めず、
米ロ戦争にエスカレートするという氏の警告は既に外れている。
また、ロシア軍が南方に転じた理由は東部二州で大打撃を受け
ウクライナ軍の南方での攻勢に備えるためである。
オデーサの攻略などする余力は今のロシア軍にはない。
起きている事実を見れば明白である。
氏はアエラでは早く停戦交渉をなどと主張しているがこれも誤り。
ロシアの冷酷無道な本性を知っているリトアニア要人は
ウクライナが軍事的に勝利することが重要と明言している。
南方に「転進」してくるロシア軍に大打撃を与えることが
停戦と平和への最短距離であることは「常識」であり、
ロシアが有利な戦況において妥協しないのは歴史上において証明されている。
◇ ◇ ◇ ◇
さてダイヤモンドの合併号。
「長短いずれもあって読者のリテラシーを試す内容」
「「81大学の奨学金全リスト」は実用的だが、日本経済の衰退を示すものでもある」
というのが第一印象である。
日本は、最優秀層が起業すると言われるアメリカのダイナミズムには遠く及ばない。。
近大の情報学部が大人気というのは明らかにソニー効果だろうし、
重要なのは実就職率より「どこに」就職したかだし、
早大政経の偏差値上昇は国立併願者を吸引したマーケティング効果だし、
分析には首を傾げたくなるものがかなり多い。
浪人生が意外に成績が上がっているという話は面白いが
優秀だったらそもそも浪人しないという観点も忘れてはいけない。
同じく業者の話を真に受けて宣伝の片棒を担いでいるのは総合型選抜入試で、
このかつてAOと言われていた入試形式は韓国で不祥事続発で見直しが進んでいる。
(日本でもスタップ細胞騒動を引き起こした人物がAO入学者だった)
総合型選抜を増やすと入学者の質が落ち、家庭格差が浮き彫りになるだけの話だ。
アメリカの大学の悪習である縁故入学やアッパークラス特別扱いを日本でも広げたいのか!
学習アプリの記事も業者側の話を真に受け過ぎ。
優秀な生徒はアプリの使い方が上手なのであって、
アプリを使うから優秀になったのでは全くない。
(企業のICT投資と同じである)
◇ ◇ ◇ ◇
次週はダイヤモンドに期待。合併号より力が入っている気がするが?
▽ 得意のホテル特集、星野vs.外資の対決が面白い!(デフレ経営のAPAには全くない魅力がある)
▽ エコノミストは矢張り本格特集
電力危機を招いたのは安倍の大失敗であり、風力とコージェネが足りないのは明々白々。
姑息なマンション節税は税務署に睨まれて風前の灯、ということだろう。
「高級時計こそ贈与に値する資産 ロレックスバブルは終わる」という記事だけは
どうしたの? という内容だったが、他は概ね妥当なところだろう。
サブ特集の「検証 安倍政治とは何だったのか」は概ね想定内。
読む価値のあるのは「超金融緩和を続けることの弊害」だけで
(エントリーのサブタイトルはこちらから)
日本経済を衰退させたリフレ派はつまらない弁解と言い訳に終始しており、
中共みたいな上意下達体質の官邸官僚へのインタビューは怒りが湧く内容だった。。
今井は安倍とともに日本で風力開発・コージェネ促進が大幅に遅れた
元凶の一人であるのに責任の欠片すら感じていない。
今回の輸入エネルギー高で日本経済に大損失を与えた責任者の一人だから
須く信賞必罰で国民に謝罪させ、給与大幅カットで国庫に返納させるべきである。
北村は唖然とする程に近現代史に無知で、
日本は戦前にはヴィッテ・モロトフから痛い目に遭わされ、
日ソ中立条約の破棄やシベリア抑留といった敵対行為を受けたのだ。
日本がこれまで何度も何度もロシアに煮え湯を飲まされた史実を忘れている。
本来は、ほいほいプーチンに騙された安倍を厳しく批判するのが良識というものだ。
そもそも安倍が自ら防衛費の大幅増額を唱えるという醜態に追い込まれたのは、
安保関連法案では日本の防衛力が強化されなかったと自ら認めたものであり、
実効的なミサイル防衛の強化をサボった安倍の怠惰も大問題である。
GDP比1%の防衛費で不足するというのも安倍の経済失政でゼロ成長が続いたせいだ。
安倍が日本を蝕んだという厳然たる事実を認識できない時点で話にならない。
![]() | 『週刊東洋経済』2022年8/13・2022年8/20合併号 |
佐藤優氏の連載はまたしても逆指標になった。
今週、クリミアでパルチザンによる攻撃が報じられたが
ウクライナだけでなくロシア側もそれを認めず、
米ロ戦争にエスカレートするという氏の警告は既に外れている。
また、ロシア軍が南方に転じた理由は東部二州で大打撃を受け
ウクライナ軍の南方での攻勢に備えるためである。
オデーサの攻略などする余力は今のロシア軍にはない。
起きている事実を見れば明白である。
氏はアエラでは早く停戦交渉をなどと主張しているがこれも誤り。
ロシアの冷酷無道な本性を知っているリトアニア要人は
ウクライナが軍事的に勝利することが重要と明言している。
南方に「転進」してくるロシア軍に大打撃を与えることが
停戦と平和への最短距離であることは「常識」であり、
ロシアが有利な戦況において妥協しないのは歴史上において証明されている。
◇ ◇ ◇ ◇
さてダイヤモンドの合併号。
「長短いずれもあって読者のリテラシーを試す内容」
「「81大学の奨学金全リスト」は実用的だが、日本経済の衰退を示すものでもある」
というのが第一印象である。
日本は、最優秀層が起業すると言われるアメリカのダイナミズムには遠く及ばない。。
近大の情報学部が大人気というのは明らかにソニー効果だろうし、
重要なのは実就職率より「どこに」就職したかだし、
早大政経の偏差値上昇は国立併願者を吸引したマーケティング効果だし、
分析には首を傾げたくなるものがかなり多い。
浪人生が意外に成績が上がっているという話は面白いが
優秀だったらそもそも浪人しないという観点も忘れてはいけない。
同じく業者の話を真に受けて宣伝の片棒を担いでいるのは総合型選抜入試で、
このかつてAOと言われていた入試形式は韓国で不祥事続発で見直しが進んでいる。
(日本でもスタップ細胞騒動を引き起こした人物がAO入学者だった)
総合型選抜を増やすと入学者の質が落ち、家庭格差が浮き彫りになるだけの話だ。
アメリカの大学の悪習である縁故入学やアッパークラス特別扱いを日本でも広げたいのか!
![]() | 『週刊ダイヤモンド』2022年8/6・13合併号 (大学) |
学習アプリの記事も業者側の話を真に受け過ぎ。
優秀な生徒はアプリの使い方が上手なのであって、
アプリを使うから優秀になったのでは全くない。
(企業のICT投資と同じである)
◇ ◇ ◇ ◇
次週はダイヤモンドに期待。合併号より力が入っている気がするが?
▽ 得意のホテル特集、星野vs.外資の対決が面白い!(デフレ経営のAPAには全くない魅力がある)
![]() | 『週刊ダイヤモンド 』2022年 8/20号 (ホテル序列大激変) |
▽ エコノミストは矢張り本格特集
![]() | 『週刊エコノミスト』2022年 8/23号【特集:電力危機に勝つ企業】 |
電力危機を招いたのは安倍の大失敗であり、風力とコージェネが足りないのは明々白々。