政府与党は宜野湾市長選挙で辺野古移設に触れないという
セコい「争点隠し」で勝利したが、まるで基地移設が認められたかのような
見苦しい喜びようで官房長官は「勝利宣言」に近いコメントをしている。
戦時下の惨禍に苦しんだ沖縄県民の歴史的経験を無視し、
カネ目当てであるかのように県民を中傷するのは程度の低い保守の習性であるが、
安倍政権もメンタリティにおいてそうした連中と大差ないことが証明されたと言えよう。
何故なら、日本経済新聞の調査によれば、
辺野古移設に反対する宜野湾市民は過半数を超えており、
基地移転を目指す政府の姿勢についても宜野湾市民は過半数が支持していない。
安倍政権や官房長官がまともな政治感覚を持っていれば、
宜野湾市民だけでなく沖縄県民全てに対して耳を傾ける姿勢を示すべきであった。
何故なら沖縄は、膨大なミサイル戦力を保持する人民解放軍と対峙する、
我が国の「戦略正面」でもあるからである。
太平洋戦争において本土のための犠牲になっだけでなく、
現在は安全保障の要となっている沖縄に対しては、
「特別ノ高配」があって当たり前である。
(これは勿論、自民伝統の「カネで黙らせる」ということではない)
それすら理解できない連中は、日本に敵対する反日勢力と規定すべきであろう。
いずれにせよ、安倍政権と自民党の増長は今回の選挙でも確認された。
小泉進次郎議員の以下の主張は、的確であったと判断せざるを得ない。
・安保関連法案への理解が進まない原因は自民党自身にある
・特に憲法学者への批判・メディアへの圧力・首相のヤジが問題だった
・今回の件での自民党の対応は「傲慢」だと思う
小泉議員は日米地位協定の見直し論についても触れ、
「地域の不信につながらない環境をつくることが何よりも大切」とも語っている。
安倍政権や官房長官は、若手に見識で惨敗しているのに
よくも平然としていられるものである。
「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」
「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」
「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
まさに双子のように似ているではないか」
「予想通り、2015年は「保守自滅」の年、
寧ろ「保守自爆」と言うのに相応しい年になるかもしれない。
(日本社会にとっては勿論、慶賀すべきことである)」
「嘘つき安倍内閣は、経済政策でも誇大な幻想をバラ撒きながら
昨年はマイナス成長に沈むという見事な低次元ぶりを見せた。
口だけ賃上げも大した効果がなく、儲かったのは大企業経営陣と株主だけだ。
2015年の成長率が脳天気な政府見通しより下方修正されるのは既に確定している」
「つまり、「安倍政権のプロパガンダは信用できない」ということであり、
事実が何よりも雄弁に「次元の低さ」を立証しているである。
(ついでに言えば、かつて安倍首相は国会で「原発の電源喪失は起きない」と答弁している)」
「安全保障政策でも同様である。日本国民の同意より先に
米議会で法案成立を約束するという「忠犬ポチ」ぶりは
いかに国民を馬鹿にしているかの証左である」
「岸信介の時代とは全く違い、我々の戦略正面は東シナ海の人民解放軍の圧倒的なミサイル戦力だ。
数分で着弾する数百、数千発のミサイルに対し、集団的自衛権など何の力にもならない。
そうしたリアリズムが理解できないとなると、保守は戦前から全く進歩していないことになる」
「その証拠に、閣僚や党幹部は自らの誤りを全く理解しておらず、
「誤解」だの「国民のために必要なこと」だの平然と勘違い発言を繰り返している。
挙げ句の果てはメディアに責任転嫁する始末で、その傲慢不遜はもはや病気である」
「政権や与党の「応援団」である御用メディアの宣伝が通用しないのだから、
自らに非があるのではないかと反省するのが「良識」と言うものであるが、
そうした良識すら忘却してしまっているのが安倍政権と与党の惨状である」
「集団的自衛権を優先事項と考えておらず、
日本の安全保障は強化されないとの確信を強めている国民の方が遥かに正しい」
「自民の若手が顰蹙発言で世論の反発を買っているのは
閣僚や党幹部の「本音」を分かりやすく翻訳したに過ぎず、
結局は自民そのものの独善体質とポチ右翼的根性が批判されているのである」
「自民党政権は長らく「政治三流」と言われていたのを忘れたのか。
「国民のために必要なこと」をやってきたのであれば、
どうしてここまで中国の膨張主義を放置し、日本経済の低迷を許したのか。
有権者を見下したいい加減な発言こそ慎むべきである」
「安倍首相は民意を見下して「誤解」と形容している。
選挙で叩き落とされない限り、この独善は決して治らないであろう」
「「今後も経済最優先」などと相も変わらず嘘まみれの安倍政権は、
碌な結果を出せずにマイナス成長に陥ったのだから、本来なら恥じて退陣すべきである」
「それなのに安全保障分野でも「次元の低い」法案を必死にゴリ押しして
人民解放軍の脅威を正しく分析し対抗措置をとる能力に欠けていることを証明した。
集団的自衛権では中南海のA2AD戦略に対し効果ゼロに等しいことすら理解できない始末だ」
「世論の大多数が反対している法案なのだから、
支持基盤から突き上げられる野党の「手段を選ばぬ」抵抗は当たり前である。
その程度のことも予想できず、「経済最優先」と大嘘をつく安倍政権の詐欺的体質は明白だ」
「同様に、恥ずかしげもなく「大本営発表」を繰り返す御用メディアやジャーナリストも罪が重い。
最大の焦点である集団的自衛権の容認が、決して安全保障を強化するものではないこと、
「経済最優先」という見え透いた嘘と政権の低能が暴かれているのに
安全保障関連法案の成立に固執する安倍政権の欺瞞を指摘しないことは、
国益を損なう重大な責任を問われるべきものである」
「特に、官邸と癒着して情報を得るために
安倍政権の情報操作に加担しているメディアは存在価値が疑われる。
遠からず自民党が選挙で大敗したら掌を返して「意趣返し」するのであろうが、
風見鶏として害悪を拡大させた責任を免れることはできない」
「程度の低い保守が「自滅」するのは、
大した成果を出していないのにおだてて調子に乗せる御用メディアや
健全な批判精神を「自粛」する風見鶏ジャーナリストにも責任がある」
と当ウェブログは批判してきたが、
メディアに批判されないと反省することすらできない
安倍政権は既に末期的であると言えよう。
▽ 米シンクタンクには、人民解放軍の飽和攻撃で米軍が後退して自衛隊が矢面に立つリスクシナリオもある
安全保障における沖縄の負担軽減は、沖縄のためだけではなく
人民解放軍の飽和攻撃のドクトリンに対抗し地域紛争を事前に抑止するためにも必要だ。
そうした真の議論を忘れて目先の選挙で一喜一憂しているような政権は、国益を損なうものだ。
「有権者が選挙で傲慢政党を増長させるから、
御用メディアも跳梁跋扈して恥ずかしげもなく「大本営発表」を垂れ流すのである」
「「アベノミクス」「デフレ脱却」などといい加減なレッテル貼りを行って
大失敗を繰り返してきたのは安倍政権自身である。
他人にはレッテル、自分は自称「冷静な議論」という、
独善の塊である本性が実によく分かる」
「はっきり言っておくが、このような増長を続けていると
朴槿恵よりも低い支持率で悲惨な退陣を迎えることになる。
(それも自業自得なので救いようがないが)」
「若手の小泉進次郎議員の方が
よほど首相としての器に相応しい。
安倍首相は見識において既に「惨敗」である」
「遠からずアベノミクスが惨憺たる失敗に終わった後の選挙で自民は大敗する。
その時にアベノミクス失敗で壊滅に近い打撃を受ける党の再興を担うのは小泉議員であろう。
それまで「レッテル貼り」のアベノミクスとは違うまともな経済政策を打ち出すため
勉強を重ねてゆくことを期待している。(当ウェブログのお薦めは北欧経済の視察)」
と当ウェブログは指摘してきたが、
安全保障でも次元が低い上に、程度の低い経済政策で成長率低迷を招いたのだから、
二重の意味で国益を損なっている安倍政権の罪は深い。
↓ 参考
小泉進次郎議員に大敗した安倍首相、最大の問題は「傲慢」-「国民に理解されない原因は自民党自身にある」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/69cf5038837bae923a3cfd491940f67b
自民党がまた安保法案でオウンゴール、ホルムズ封鎖説も論破される - 若手暴走の元凶は党幹部や閣僚だ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2259b2a92d6e8314eb306b0c7476c810
大学院生に完全論破された武藤貴也・自民党議員、支持率また低下か - 自党の失言を放置する自民の二枚舌
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/391c9721928d0a083a9416273e21bbc4
▽ 「自称愛国者」が政権批判メディアを攻撃し、御用メディアが大本営発表を垂れ流すのは悪しき戦前への回帰
内閣支持率、横ばい47% 本社世論調査 アベノミクス「評価」37%(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H1J_U6A120C1MM8000/
有権者がこのように強く警告しないために、
安倍政権が増長している面もある。
アベノミクスが評価できないことは最初から分かっていたのだから、
来年にはアベノミクスが完全に嘲笑の対象となっているだろうが、それでは遅過ぎる。
安倍政権で憲法改正、「反対」46% 「賛成」34%(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H21_U6A120C1PE8000/
空虚なキャッチフレーズしか能のない安倍首相は「改憲」を選挙の争点にしたいらしいが、
世論調査を見て変心し、また「争点隠し」の小細工に走るだろう。
宜野湾市民、「辺野古移設に反対」56%(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H2W_V20C16A1000000/
宜野湾市長選で調子に乗って口を滑らせた政権・自民党幹部はこれを見よ。
お前達が支持されているなどと思うのは大間違いだ。
辺野古事業、防衛省の天下り先が8割受注 730億円分(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASHDV6DBWHDVUUPI003.html
そもそも辺野古移設についてもこの手の汚い話がまとわりついている。
安倍政権が信用されないのは当たり前である。
土建事業者と自民党との関係の深さも「公然の事実」であり、
安倍政権が続く限り基地移設は「利権」と化してしまうしかない。
セコい「争点隠し」で勝利したが、まるで基地移設が認められたかのような
見苦しい喜びようで官房長官は「勝利宣言」に近いコメントをしている。
戦時下の惨禍に苦しんだ沖縄県民の歴史的経験を無視し、
カネ目当てであるかのように県民を中傷するのは程度の低い保守の習性であるが、
安倍政権もメンタリティにおいてそうした連中と大差ないことが証明されたと言えよう。
何故なら、日本経済新聞の調査によれば、
辺野古移設に反対する宜野湾市民は過半数を超えており、
基地移転を目指す政府の姿勢についても宜野湾市民は過半数が支持していない。
安倍政権や官房長官がまともな政治感覚を持っていれば、
宜野湾市民だけでなく沖縄県民全てに対して耳を傾ける姿勢を示すべきであった。
何故なら沖縄は、膨大なミサイル戦力を保持する人民解放軍と対峙する、
我が国の「戦略正面」でもあるからである。
太平洋戦争において本土のための犠牲になっだけでなく、
現在は安全保障の要となっている沖縄に対しては、
「特別ノ高配」があって当たり前である。
(これは勿論、自民伝統の「カネで黙らせる」ということではない)
それすら理解できない連中は、日本に敵対する反日勢力と規定すべきであろう。
いずれにせよ、安倍政権と自民党の増長は今回の選挙でも確認された。
小泉進次郎議員の以下の主張は、的確であったと判断せざるを得ない。
・安保関連法案への理解が進まない原因は自民党自身にある
・特に憲法学者への批判・メディアへの圧力・首相のヤジが問題だった
・今回の件での自民党の対応は「傲慢」だと思う
小泉議員は日米地位協定の見直し論についても触れ、
「地域の不信につながらない環境をつくることが何よりも大切」とも語っている。
安倍政権や官房長官は、若手に見識で惨敗しているのに
よくも平然としていられるものである。
「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」
「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」
「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
まさに双子のように似ているではないか」
「予想通り、2015年は「保守自滅」の年、
寧ろ「保守自爆」と言うのに相応しい年になるかもしれない。
(日本社会にとっては勿論、慶賀すべきことである)」
「嘘つき安倍内閣は、経済政策でも誇大な幻想をバラ撒きながら
昨年はマイナス成長に沈むという見事な低次元ぶりを見せた。
口だけ賃上げも大した効果がなく、儲かったのは大企業経営陣と株主だけだ。
2015年の成長率が脳天気な政府見通しより下方修正されるのは既に確定している」
「つまり、「安倍政権のプロパガンダは信用できない」ということであり、
事実が何よりも雄弁に「次元の低さ」を立証しているである。
(ついでに言えば、かつて安倍首相は国会で「原発の電源喪失は起きない」と答弁している)」
「安全保障政策でも同様である。日本国民の同意より先に
米議会で法案成立を約束するという「忠犬ポチ」ぶりは
いかに国民を馬鹿にしているかの証左である」
「岸信介の時代とは全く違い、我々の戦略正面は東シナ海の人民解放軍の圧倒的なミサイル戦力だ。
数分で着弾する数百、数千発のミサイルに対し、集団的自衛権など何の力にもならない。
そうしたリアリズムが理解できないとなると、保守は戦前から全く進歩していないことになる」
「その証拠に、閣僚や党幹部は自らの誤りを全く理解しておらず、
「誤解」だの「国民のために必要なこと」だの平然と勘違い発言を繰り返している。
挙げ句の果てはメディアに責任転嫁する始末で、その傲慢不遜はもはや病気である」
「政権や与党の「応援団」である御用メディアの宣伝が通用しないのだから、
自らに非があるのではないかと反省するのが「良識」と言うものであるが、
そうした良識すら忘却してしまっているのが安倍政権と与党の惨状である」
「集団的自衛権を優先事項と考えておらず、
日本の安全保障は強化されないとの確信を強めている国民の方が遥かに正しい」
「自民の若手が顰蹙発言で世論の反発を買っているのは
閣僚や党幹部の「本音」を分かりやすく翻訳したに過ぎず、
結局は自民そのものの独善体質とポチ右翼的根性が批判されているのである」
「自民党政権は長らく「政治三流」と言われていたのを忘れたのか。
「国民のために必要なこと」をやってきたのであれば、
どうしてここまで中国の膨張主義を放置し、日本経済の低迷を許したのか。
有権者を見下したいい加減な発言こそ慎むべきである」
「安倍首相は民意を見下して「誤解」と形容している。
選挙で叩き落とされない限り、この独善は決して治らないであろう」
「「今後も経済最優先」などと相も変わらず嘘まみれの安倍政権は、
碌な結果を出せずにマイナス成長に陥ったのだから、本来なら恥じて退陣すべきである」
「それなのに安全保障分野でも「次元の低い」法案を必死にゴリ押しして
人民解放軍の脅威を正しく分析し対抗措置をとる能力に欠けていることを証明した。
集団的自衛権では中南海のA2AD戦略に対し効果ゼロに等しいことすら理解できない始末だ」
「世論の大多数が反対している法案なのだから、
支持基盤から突き上げられる野党の「手段を選ばぬ」抵抗は当たり前である。
その程度のことも予想できず、「経済最優先」と大嘘をつく安倍政権の詐欺的体質は明白だ」
「同様に、恥ずかしげもなく「大本営発表」を繰り返す御用メディアやジャーナリストも罪が重い。
最大の焦点である集団的自衛権の容認が、決して安全保障を強化するものではないこと、
「経済最優先」という見え透いた嘘と政権の低能が暴かれているのに
安全保障関連法案の成立に固執する安倍政権の欺瞞を指摘しないことは、
国益を損なう重大な責任を問われるべきものである」
「特に、官邸と癒着して情報を得るために
安倍政権の情報操作に加担しているメディアは存在価値が疑われる。
遠からず自民党が選挙で大敗したら掌を返して「意趣返し」するのであろうが、
風見鶏として害悪を拡大させた責任を免れることはできない」
「程度の低い保守が「自滅」するのは、
大した成果を出していないのにおだてて調子に乗せる御用メディアや
健全な批判精神を「自粛」する風見鶏ジャーナリストにも責任がある」
と当ウェブログは批判してきたが、
メディアに批判されないと反省することすらできない
安倍政権は既に末期的であると言えよう。
▽ 米シンクタンクには、人民解放軍の飽和攻撃で米軍が後退して自衛隊が矢面に立つリスクシナリオもある
『米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略』(布施哲,講談社) | |
安全保障における沖縄の負担軽減は、沖縄のためだけではなく
人民解放軍の飽和攻撃のドクトリンに対抗し地域紛争を事前に抑止するためにも必要だ。
そうした真の議論を忘れて目先の選挙で一喜一憂しているような政権は、国益を損なうものだ。
「有権者が選挙で傲慢政党を増長させるから、
御用メディアも跳梁跋扈して恥ずかしげもなく「大本営発表」を垂れ流すのである」
「「アベノミクス」「デフレ脱却」などといい加減なレッテル貼りを行って
大失敗を繰り返してきたのは安倍政権自身である。
他人にはレッテル、自分は自称「冷静な議論」という、
独善の塊である本性が実によく分かる」
「はっきり言っておくが、このような増長を続けていると
朴槿恵よりも低い支持率で悲惨な退陣を迎えることになる。
(それも自業自得なので救いようがないが)」
「若手の小泉進次郎議員の方が
よほど首相としての器に相応しい。
安倍首相は見識において既に「惨敗」である」
「遠からずアベノミクスが惨憺たる失敗に終わった後の選挙で自民は大敗する。
その時にアベノミクス失敗で壊滅に近い打撃を受ける党の再興を担うのは小泉議員であろう。
それまで「レッテル貼り」のアベノミクスとは違うまともな経済政策を打ち出すため
勉強を重ねてゆくことを期待している。(当ウェブログのお薦めは北欧経済の視察)」
と当ウェブログは指摘してきたが、
安全保障でも次元が低い上に、程度の低い経済政策で成長率低迷を招いたのだから、
二重の意味で国益を損なっている安倍政権の罪は深い。
↓ 参考
小泉進次郎議員に大敗した安倍首相、最大の問題は「傲慢」-「国民に理解されない原因は自民党自身にある」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/69cf5038837bae923a3cfd491940f67b
自民党がまた安保法案でオウンゴール、ホルムズ封鎖説も論破される - 若手暴走の元凶は党幹部や閣僚だ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2259b2a92d6e8314eb306b0c7476c810
大学院生に完全論破された武藤貴也・自民党議員、支持率また低下か - 自党の失言を放置する自民の二枚舌
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/391c9721928d0a083a9416273e21bbc4
▽ 「自称愛国者」が政権批判メディアを攻撃し、御用メディアが大本営発表を垂れ流すのは悪しき戦前への回帰
『太平洋戦争と新聞』(前坂俊之,講談社) | |
内閣支持率、横ばい47% 本社世論調査 アベノミクス「評価」37%(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H1J_U6A120C1MM8000/
”日本経済新聞社とテレビ東京による22~24日の世論調査で、内閣支持率は2015年12月の前回調査から1ポイント低下し47%だった。不支持率は34%で2ポイント低下した。支持率、不支持率ともに同11月以降、横ばいが続いている。
甘利明経済財政・再生相の金銭授受疑惑が明るみに出た後だったが、支持率に影響はなかった。男性の支持率は55%で前回より3ポイント上昇。女性は41%で4ポイント低下した。無党派…〔以下略〕”
有権者がこのように強く警告しないために、
安倍政権が増長している面もある。
アベノミクスが評価できないことは最初から分かっていたのだから、
来年にはアベノミクスが完全に嘲笑の対象となっているだろうが、それでは遅過ぎる。
安倍政権で憲法改正、「反対」46% 「賛成」34%(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H21_U6A120C1PE8000/
”安倍政権は夏の参院選に向け憲法改正の必要性を訴える考えだ。安倍政権下で憲法を改正することの是非を聞くと「反対だ」が46%となり「賛成だ」の34%を上回った。内閣不支持層では反対が75%にのぼり、賛成は12%にとどまった…〔以下略〕”
空虚なキャッチフレーズしか能のない安倍首相は「改憲」を選挙の争点にしたいらしいが、
世論調査を見て変心し、また「争点隠し」の小細工に走るだろう。
宜野湾市民、「辺野古移設に反対」56%(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H2W_V20C16A1000000/
”24日投開票の沖縄県宜野湾市長選で共同通信社が実施した出口調査では、市内にある米軍普天間基地の名護市辺野古移設について、56.0%が「反対」と答え、基地の危険性や騒音被害を訴える市民にも辺野古移設への反発が根強いことが浮き彫りになった。「賛成」は33.2%だった。
〔中略〕
「反対」の77.1%が移設反対を掲げた新人志村恵一郎氏を支持したが、佐喜真氏にも22.9%が投票した。
移設計画を進める政府の姿勢についても「支持しない」が54.9%を占め、「支持する」の33.8%を上回った。〔共同〕”
宜野湾市長選で調子に乗って口を滑らせた政権・自民党幹部はこれを見よ。
お前達が支持されているなどと思うのは大間違いだ。
辺野古事業、防衛省の天下り先が8割受注 730億円分(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASHDV6DBWHDVUUPI003.html
”米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画で、防衛省が直近の2年間に発注した移設事業936億円分のうち、少なくとも8割にあたる730億円分を、同省・自衛隊の「天下り」先業者やそれらの業者が加わる共同企業体(JV)が受注していた。
〔中略〕
移設事業で生じる利益を、国の天下り先業者が得る構図だ。
朝日新聞は、辺野古周辺の埋め立てを仲井真弘多(ひろかず)・前知事が承認した2013年12月以降について、沖縄防衛局が発注した移設事業の受注業者を調査。防衛省が公表している再就職先の資料を分析し、受注業者側にも直接取材した。”
そもそも辺野古移設についてもこの手の汚い話がまとわりついている。
安倍政権が信用されないのは当たり前である。
土建事業者と自民党との関係の深さも「公然の事実」であり、
安倍政権が続く限り基地移設は「利権」と化してしまうしかない。