震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻に、風力発電に適した場所があることが分かった。
茨城県鹿島近辺よりも平均風速が強く、風力発電で実績のある高知県梼原と同水準であるようだ。
宮城よりも福島の方が適地が多い筈であるが、
被災地の復興に風力発電は絶対必要だと当ウェブログは繰り返してきた。
風力関連産業の集積があれば人口流出を食い止めることができる。
部品点数が多いので自動車産業並みの経済波及効果があると言われている。
宮城や福島で生産拠点を置けば東北一円へ迅速に部品を供給することが可能だ。
自民党の国土強靭化は所詮は公共事業増額策であり、
モルヒネのように禁断症状に苦しむ愚策である。
しかし風力の送電網投資であれば話は別だ。
脆弱電源で壮烈な風評被害を生む原子力とは大違いで、
風力発電は震災に極めて強いだけでなく、円安にも強い。
真に日本経済を支え復興を助ける公共事業は、風力発電と送電網整備だ。
↓ 参考
国内の風力発電が750万kW規模と3倍増へ、北海道と東北に送電網整備 - 官民で3100億円を投資
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9b1d11d4b05a729310f8be2486602f85
東北での送電網整備、風力発電増強を選挙公約にすべき - 東北電力も遂に200万kWまで受け入れ拡大
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c3107fdfc4ee6c6a7e92ca0b59d2ac19
▽ 風力導入でも電力の安定供給を維持するスペインやデンマークは、日本よりも「先進国」
▽ 東北地方の風力発電の潜在能力は、3000万kWを超えている
世界の風力発電1年で2割増 中国、欧米がリード(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021501001637.html
風力発電分野においては、日本は後進国である。増加率を見れば明らかだ。
風力発電が急伸している中国は、日本と大して緯度が変わらない。
日本にも潜在的に膨大な風資源があるのは「常識」である。
石巻・上品山、風力発電の事業化可能 シンクタンクが調査(河北新報)
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2013/02/20130222t11027.htm
この場所は市街地と離れているので騒音の問題は解決できるだろう。
但し近くに渡り鳥飛来地があるので、慎重なアセスメントを望みたい。
茨城県鹿島近辺よりも平均風速が強く、風力発電で実績のある高知県梼原と同水準であるようだ。
宮城よりも福島の方が適地が多い筈であるが、
被災地の復興に風力発電は絶対必要だと当ウェブログは繰り返してきた。
風力関連産業の集積があれば人口流出を食い止めることができる。
部品点数が多いので自動車産業並みの経済波及効果があると言われている。
宮城や福島で生産拠点を置けば東北一円へ迅速に部品を供給することが可能だ。
自民党の国土強靭化は所詮は公共事業増額策であり、
モルヒネのように禁断症状に苦しむ愚策である。
しかし風力の送電網投資であれば話は別だ。
脆弱電源で壮烈な風評被害を生む原子力とは大違いで、
風力発電は震災に極めて強いだけでなく、円安にも強い。
真に日本経済を支え復興を助ける公共事業は、風力発電と送電網整備だ。
↓ 参考
国内の風力発電が750万kW規模と3倍増へ、北海道と東北に送電網整備 - 官民で3100億円を投資
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9b1d11d4b05a729310f8be2486602f85
東北での送電網整備、風力発電増強を選挙公約にすべき - 東北電力も遂に200万kWまで受け入れ拡大
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c3107fdfc4ee6c6a7e92ca0b59d2ac19
▽ 風力導入でも電力の安定供給を維持するスペインやデンマークは、日本よりも「先進国」
『総力取材! エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHK出版) | |
▽ 東北地方の風力発電の潜在能力は、3000万kWを超えている
『風力発電が世界を救う』(牛山泉,日本経済新聞出版社) | |
世界の風力発電1年で2割増 中国、欧米がリード(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021501001637.html
”風力発電の業界団体でつくる「世界風力エネルギー協会」(本部ブリュッセル)は15日までに、2012年末の世界の風力発電能力は中国や欧米が引っ張る形で前年同期比19%増え、約2億8248万キロワットに達したと発表した。日本は12年の1年間に8万8千キロワット分導入されたが、増加率は約3%にとどまり、世界の勢いから引き離されている。”
風力発電分野においては、日本は後進国である。増加率を見れば明らかだ。
風力発電が急伸している中国は、日本と大して緯度が変わらない。
日本にも潜在的に膨大な風資源があるのは「常識」である。
石巻・上品山、風力発電の事業化可能 シンクタンクが調査(河北新報)
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2013/02/20130222t11027.htm
”環境省の委託を受け、宮城県石巻市で風力発電の事業化を調査していたシンクタンク「エックス都市研究所」(東京)などは21日、成果報告会を市内で開いた。市中央部にある上品山(466メートル)の尾根沿いに風力発電所を設置すれば、事業化が見込めると結論付けた。
報告によると、環境省がまとめた風力発電の採算性に基づき、石巻市を調査地に選定。周辺環境調査と並行し、上品山付近に昨年3月、観測塔を設置した。10カ月間の平均風速は7.2メートルで「一般には事業可能な風速」と分析した。
結果を基に採算性を試算。初期投資額100億円で風車16基を稼働させると年間発電量は8億キロワット時超となり、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で発電した全電力を売却した場合、年間収入は15億円と予測。事業は企業が担い、利益の一部を市民に還元する仕組みなどを想定した。
斉藤三希子研究員は「民間のみの事業は難しく、継続した国の関与が求められる」と指摘した。
〔中略〕
環境省は東日本大震災の復興事業として太陽光や地熱など再生可能エネルギーの事業可能性を探るため、岩手、宮城、福島3県で計8件の調査を8事業者に委託した。”
この場所は市街地と離れているので騒音の問題は解決できるだろう。
但し近くに渡り鳥飛来地があるので、慎重なアセスメントを望みたい。