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嘘をついていた石原慎太郎 東京都知事 ― 知事選前から既に敗色濃厚

2006-12-18 | いとすぎから見るこの社会-全般
以前「政治家が嘘をつく」と書きましたが、早速この有様です。

これは、政治的には紛れもない大失策であり、
石原慎太郎 都知事は限りなく100%に近い確率で知事選に敗れるでしょう。

石原都知事、四男への公費支出「自ら仲介」認める(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061217i115.htm

” 東京都が2004年1月にスイス・ダボスで開いたパーティーで、石原慎太郎
 都知事の四男の画家(40)が大鼓演奏の舞台背景の絵などを制作し、旅費な
 ど計175万円が公費から支出されていた問題で、石原知事が17日夜、フジ
 テレビの番組に出演し、「私からも四男に『君やってくれるか』と頼みました
 よ」と述べ、自らが仲介したことを認めた。”

” 一方、文化振興施策「トーキョーワンダーサイト(TWS)」事業で、四男に欧州
 への旅費などが支出された問題で、石原知事はこれまで四男の関与について「余
 人をもって代えがたい」としてきたが、「反省している。発言は舌足らずだった。
 ボランティアでやっており、簡単にただ働きする人間は見つからないという意味
 だった」と釈明した。”

記事の主要部を引用致しました。
要するに、「嘘をついたのは事実だが、自分は悪くない」という訳です。

この種の行為を日本語では「言い訳」或いは「居直り」と呼んでおり、
日本社会では「恥ずべきこと」として軽蔑されているのです。
(当人が御理解されていないようなので、念のため説明致しました)
石原都知事も、もっと日本語と日本文化を勉強なさると良いかと思います。

政策や政治判断の誤りと言うより、単に発言が軽率だったということですが、
これが高橋是清陸奥宗光を生んだ国の政治家かと思うと、実に情けない限りです。

石原都知事が当選した背景には、北朝鮮の拉致事件の発覚や
外国人による犯罪への憂慮といった「治安への不安」等の
「社会的不安感の横溢」が存在したものと考えられます。

「社会的不安」から「格差の拡大」に関心が移ってきており、
自身にとっての有利な条件が崩れつつある現在、
現都知事にとって情勢は著しい不利に傾いています。

まさか自民党は石原都知事への支持を取り消す訳にもゆかず、
両者ともに試練の時を迎えることとなるでしょう。
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