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みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

社会貢献活動いろいろ - ラブケーキプロジェクト、マイクロソフトの就労支援、ふるさとに1億円寄付

2009-12-11 | 少しでも社会貢献
リセッションの時期には社会貢献に関心が集まり易いそうです。
幾つか社会貢献関連の報道を集めてみました。

民間営利企業を超えるようなイノベーションもあり、
特に「ケーキひと切れで世界の子供を助ける」は絶妙なアイディアです。


ケーキ:1切れ分が途上国支援に パティシエ7人腕振るう(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20091209k0000e040057000c.html

”クリスマスを前に、途上国の子どもたちを支援するNPO法人が東京と横浜
 のパティシエ有志と協力し「ラブケーキプロジェクト」を始めた。7人のパ
 ティシエがそれぞれ腕を振るったクリスマスケーキを、1切れ分切り取った
 形にして各店舗で販売。購入すると1切れ分の金額をNPOに寄付したこと
 になる。集まった寄付はアフリカなどへの食糧支援に役立てられる。
 企画したのはNPO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(東京都新宿区)。
 広報担当の浅野恵子さんは「ケーキは食べる人を幸せにする。その気持ちや
 時間を、途上国の子どもたちと分かち合ってもらえれば」と話す。
 協力するパティシエの一人で「シェ松尾」製菓長の三嵜(みさき)栄治さん
 は、イチゴやブルーベリーを飾った長方形のケーキを創作。「職人として、
 ケーキ作りで国際協力できるのは光栄なこと」と話す。カットした部分には
 購入者への感謝を込めてハート形のクッキーを添えた。価格3150円のう
 ち350円分が寄付になる仕組みで、「シェ松尾・三宿パティスリー」(世
 田谷区)で15日まで予約を受け付ける。カットされた1切れはカフェなど
 で提供する。
 プロジェクトは東京、横浜の計7店舗で実施。各店によってケーキのデザイ
 ン、価格、予約受付期間が異なる。
 詳細はホームページ(http://www.worldvision.jp/lovecake)に掲載。
 問い合わせはワールド・ビジョン・ジャパン(03・3367・7253)。
 【川久保美紀】”

 → 時期的にタイミング完璧です。
   数百円で心が満たされる消費は、まず存在しない。
   この企画は大ヒット間違いなしで、
   これからもっと拡大してゆくでしょう。


「母の古里に」元運転手の80歳が1億円寄付(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091202-OYT1T00161.htm

”佐賀県神埼市は1日、福岡市の男性(80)が「ふるさと納税制度」で市に
 1億円を寄付したと発表した。30代で亡くなった母親が神埼市出身で「こ
 つこつためたお金。母の古里のために役立ててほしい」と申し出たという。
 同市によると、男性は市に隣接する同県吉野ヶ里町生まれ。東京で運転手な
 どをして働き、60歳で仕事をやめて福岡県内で暮らしてきた。最近、神埼
 市をよく訪問し、11月10日に寄付を申し出た。「人が400円の弁当を
 食べる時は300円に抑える気持ちでお金をためた」と話していたという。
 松本茂幸市長は「自分を律してためたお金。有効に使わせていただきたい」
 と感謝している。ふるさと納税情報センター(福井県)は「1人で1億円と
 いう例は、ほとんどない」と話している。”

 → こちらは自治体への寄付。
   集め方など見上げたものです。

   ただ、自治体のお手盛りぶりを知っている私としては、
   寄付先をよくよく考慮した方が良いと思います。。

   誰も責任を取らない自治体よりも
   事業や人に振り向けた方が明らかに賢いです。


マイクロソフト:就職できない若者にITスキル講習 地域のNPOと連携 無料で(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/biz/it/news/20091204mog00m020064000c.html

”マイクロソフトは2010年1月から、ニートやフリーターなど、ITスキ
 ルを習得する機会を逸した若者向けに、ウィンドウズ7やオフィスソフトを
 提供し、就職に役立つIT能力を養う取り組みを始める。政府の「地域の若
 者サポートステーション」を運営するNPOと連携し、初年度は東京・立川
 市、三鷹市、足立区、横浜市、川崎市で実施。2011年は全国20カ所を
 公募し、計25カ所に広げる予定。
 4日、東京都内で説明会を開き発表した。マイクロソフトの樋口泰行社長は
 「やる気があっても、就労の機会に恵まれない若者は多い。今は就職情報も
 ネットに集約されており、ITスキルの重要性は高まっている。(マイクロ
 ソフトの)得意分野を役立てたい」
と意気込みを語った。
 プログラムは、同社が運営資金、ソフトを提供し、NPO職員をIT講習の
 講師として養成。サポートステーションと共同で教材を開発する。ステーシ
 ョンでは、IT講習と就業についての相談や職場体験の機会を提供し、受講
 後6カ月の時点で、受講者の3割が就職するか、進路を決めて職業訓練を始
 めることが目標。2年間で6000人が受講することを目指す。
 NPOの一つ、「育て上げネット」(立川市)の工藤啓理事長は、同NPO
 が運営する立川のステーションの実情を説明。登録者1000人の2割がパ
 ソコンに触れたことがなく、5割が「ネットとメールのみ」だという。工藤
 理事長は「IT講習はこれまでステーションでできなかった分野。ITを使
 えるようになることで選択肢が広がり、自信を取り戻すことにつながる」と
 意義を語った。
 対象は、仕事がない15~39歳の男女。サポートステーションで講習を受
 けられる。無料。本格的な稼働は来春になる見込み。
  ◇「日本はIT活用度が低い」 マイクロソフトのパスマン副社長
 プロジェクトの発表に合わせて来日した米マイクロソフトのパメラ・パスマ
 ン副社長に聞いた。
 --他国でも就労支援の取り組みを?
 ITスキルを身につけていない人への支援は、マイクロソフトの戦略として
 世界各国で実施している。受講者は国によって違い、失業率の高い米国では、
 失業して再就職を目指す人向け▽若年層の人口が多いブラジルでは、職につ
 けない若者向け▽マレーシアでは女性向け--など、ニーズに応じて提供し
 ている。
 --課題は。
 マイクロソフトには、ITスキル講習の知識、ノウハウはあるが、受講者の
 ニーズについては状況が分からないケースがある。効果的な支援をするには、
 地元のコミュニティーや、雇用主との橋渡しができるNPOとの連携が不可
 欠だ。受講者の追跡調査も必要だと考えているが、NPOの協力が得られな
 いと難しい。
 --習得の効果は。
 求人票には、ワープロや表計算、データベースソフトが使えるという条件が
 付いているケースがある。就業率を高める効果はあると考えている。就業率
 は、状況によって違うが、日本で実施した女性向けプログラムでは15%で、
 ドメスティック・バイオレンス(DV、配偶者や恋人からの暴力)の被害者
 ら、厳しい状況にあった受講者の就業率としては高いという評価を得た。
 --日本の状況をどのように見るか。
 ブロードバンドのインフラが整っているのに、他の先進国に比べると、IT
 活用度が低い。ITスキル習得への投資が少ないのではないか。若者のIT
 スキルは、学校で身につけるべきものだと思う。私たちの目標は、就業支援
 が少なくて済むようになることだ。”

マイクロソフト、上手いです。
理念も主張もスキームもしっかりしており、
日系企業も少しは見習うべきでは?

社会貢献でも外資に負けるのは悔しくないのでしょうか。


▽ 社会貢献関連で面白い本を発見しました。





『こんな募金箱に寄付してはいけない』(筑波君枝,青春出版社)






『世界をよくする簡単な100の方法 社会貢献ガイドブック』(斎藤槙,講談社)


一般に「簡単な方法」はそれなりの結果しか出ないものですが、
最初の一歩としては悪くないと思います。

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ダンビサ・モヨ「国際援助が汚職を助長」- ゴールドマン出身の経済学者、U2ボノも批判の矛先に

2009-06-18 | 少しでも社会貢献
日本のNGO関係者などは自分の頭で考える力に乏しいことがあり、
欧米の国際NGOのアドボカシーのオウム返ししか芸がなく
傍から見て恥ずかしいと思うケースが少なくありません。

公共の正義を大上段に振りかざしておきながら
実際には自らの組織のテリトリーと権益拡大を図るという点では、
たちの悪い国際NGOも日本の官庁も同じ穴のムジナです。

切れ味鋭い、毎日新聞の福島記者のコラムをどうぞ。


発信箱:アフリカの声=福島良典(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090601ddm012070051000c.html

”さながら「アフリカのサクセスストーリー」の半生だ。客室乗務員を夢見て
 いた少女が奨学金を手に米ハーバード、英オックスフォード両大学へ留学。
 世界銀行、米金融大手ゴールドマン・サックスを経て、気鋭の経済学者に。
 近著「死んだ援助」で、先進国による従来のアフリカ援助の弊害を指摘した
 ザンビア人の女性エコノミスト、ダンビサ・モヨさん。今春、米誌タイムの
 「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。
 武器はスター性だ。黒のドレスをファッションモデルのように着こなし、テ
 レビ出演や講演をこなす。才気と優美さが交じった瞳で相手を見つめ、「援
 助の罪」を切る。
 単純明快な主張が反響を呼ぶ。先進国が約50年間につぎ込んだ1兆ドルの
 援助が「汚職を助長し、支援依存体質を生み、輸出産業の成長を阻んだ」。

 南アフリカ、ボツワナを除き大半が「援助中毒」から脱却できていないとい
 う。
 批判の矛先は、ロックバンドU2のボノ氏ら欧米慈善活動家にも向かう。
 「彼らはアフリカ人の代弁者のように振る舞っている。主役のアフリカ諸国
 政府は何をしているのか」と。求めているのはアフリカの当事者意識と自立
 だ。
 資金援助に代わる支援策としてモヨさんは現地の雇用を創出する直接投資と、
 貧困層の自立を助ける無担保融資システムの整備を提唱する。私たちの税金
 が使われる政府開発援助(ODA)のあり方に再考を迫る視点は貴重だ。
 日本は昨年、北海道洞爺湖サミットに先立つアフリカ開発会議にボノ氏を招
 いた。今年のサミット議長、ベルルスコーニ伊首相はモヨさんも呼んだらど
 うだろうか。新たな「アフリカの声」に議論が白熱するのは間違いない。
 (ブリュッセル支局)
 毎日新聞 2009年6月1日 東京朝刊”

福島記者の記事は毎回毎回、素晴らしいの一言。

この途上国での想像を絶する汚職の問題は
何年も前から指摘され、殆ど改善が見られません。

債務免除や援助増額だけで解決すると思っている
能天気な方々は根本的に勉強し直す必要があります。

▽ こちらに詳細に記されています。





『エコノミスト 南の貧困と闘う』(ウィリアム・イースタリー)


▽ 効率の悪い援助団体を激烈に批判する新興富裕層





『ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態』(ロバート・フランク)



ところで、私は日本国内の貧困問題に関しても
同様の問題があると考えています。

国内には支援を必要とする貧困層が数百万はいると見られます。
しかし機械的に一律の貧困対策を実施するのは
利権固執と政府依存体質を強める副作用があります。
(しかも有権者は「自分はコスト負担したくない」と思っている)

予算は職業訓練と教育、雇用創出といった自立支援に対し
重点的に投入するべきなのでしょう。

住居を失う労働者に対しても、
マイクロクレジットのような民間融資制度こそ
必要だったのではないかと考えます。

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12月は寄付の月 ― プラン・ジャパンの一般プロジェクト(2008年版)

2008-12-21 | 少しでも社会貢献
今年も恒例のエントリーです。
…… もう3年前から書いているメッセージ。


このウェブログを見て「自分も寄付してみようかな」と考えた方、
12月中に寄付することをお薦めします。(領収書を忘れずに)

2月もしくは3月に確定申告で寄付金控除を申告すると、
4月中旬に還付金(寄付額 - 5,000)が戻ってきます。

投資家としてはなるべく寄付から還付までの時間を短縮しなければなりません。
(良い運用をしていれば、時間が収益をもたらすから)
そこで、12月が ”寄付の時期 ”となるわけです。


注 : クレジットカードでの寄付は、証明書発行が1年遅れる場合があります。

    ◇     ◇     ◇     ◇

昨年と同様、プラン・ジャパン(旧名フォスタープラン)で行っている
「一般プロジェクト」の内容(※)をこの機会に御紹介致します。

 ※ 特定の支援プロジェクト(毎年7種類ほどある)に寄付するもの。
   寄付者がどのような活動に寄付するか選択できるのが特徴。

[1]ベナンでの給食支給

[2]ガーナでの給水機設置

[3]タンザニアでの女子用寄宿舎建設

[4]中国の学校教育支援

[5]インドネシアでの植林

[6]スリランカでのマイクロファイナンス

[7]ハイチでの妊産婦・乳幼児の栄養改善

[8]ニカラグアでの医療衛生支援

プランジャパンは、支援プロジェクトの説明が詳細で
貧困を改善しようとする熱意を感じます。

西アフリカの「メリーゴーランド型給水機」というのが
興味深く、ぜひ写真を見たいものです。
(性能や耐久性の問題もありますから)

インドネシアの植林というのは何の樹木なのでしょう。
ココ椰子のように現地の方の生活が
助かるような樹木を混ぜるのでしょうか。

マイクロファイナンスも今年からの登場。
これが成功すると他地域にも応用できるので注目です。

既に国際支援を外交手段として使っている中国、
自国の教育を梃入れする方が先でしょうに。
紹介ページの写真も昨年と同じだ。。
元高を考えると、円の価値が目減りする中国は選択し難い。

    ◇     ◇     ◇     ◇

ところで、ここ半世紀で最悪と言われている洪水被害が
インド・ネパールのガンジス川流域で発生しています。
(こちらの寄付は12月29日までです)
http://www.plan-japan.org/home/topics/080901s_asia_fld/index.html

今、最強通貨の円の価値を発揮させて
途上国の人々にもクリスマスプレゼントしてみませんか?
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ユニセフのカード&ギフト新作 - 2008年秋冬版

2008-12-12 | 少しでも社会貢献
今年もクリスマスが迫っています。
日本ユニセフのカード&ギフトの新作を御紹介しましょう。

すぐに注文すればクリスマスに間に合います。

 クリスマスカード
 https://www2.unicef.or.jp/jcuApp/servlet/card.C1Card?category=5

 → ファミリー向けには「クリスマスミックス2008」、
   お子さん向けには「サンタとあそぼ」、
   イラスト好きなら「わくわくトナカイ」、
   女性向けには「エレガント・クリスマス」、
   といったところが適するのではないでしょうか。

 コーポレート・クリスマスカード
 https://www2.unicef.or.jp/jcuApp/servlet/card.C1Card?category=7

 → やや大人向け、凝ったデザインが多いです。


10枚まとめての注文となりますが、1枚あたりの値段はそう高くありません。
デザイン性に優れるカードが多いので、お好きな方はぜひどうぞ。
ネットだけでなく、電話やFAXでも申し込みできるようです。
(定価の50%がユニセフの活動に使われるそうです)


いとすぎは、ユニセフに関しては
これらのギフト商品の質が高く
グリーティングカード事業は評価できると思います。

あとは特定のキャンペーン連動型を取り入れた方がいいのでは?
例えば今年であれば、インドの大洪水や
パキスタンの地震災害への寄付を募るのに合わせて
被災地域に関連するデザイングッズを販売するとか。

注:日本ユニセフは、一度カードを注文すると自動的にDMを送付してきます。
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勝間和代さんの社会貢献 -「本来は飛べない鳥であるチャボが、世界で羽ばたくことができたら…」

2008-06-17 | 少しでも社会貢献
さすがです。
仕組みとして極めて優秀で、ネーミングも完璧です。
社会貢献を謳いつつ、実際には自分の利益につなげようとする
企みが妙に多い世の中で、珍しく価値ある試みだと思います。

ベストセラー作家達が発信! 国際貢献の新しいカタチ「Chabo!」(DIAMOND ONLINE)
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2008060802-diamond.html

” 経済評論家・勝間和代氏のベストセラー『お金は銀行に預けるな』(光文
 社新書)の帯には、今、右のロゴマークが印刷されている。よくよく見る
 と〈この本の売り上げの一部は世界中の難民・被災民の自立支援に使われ
 ます〉とある。
 実はこれ、勝間氏の発案によって実現した印税寄付プログラム。その名を
 「Chabo!(チャボ)」という。「チャリティ・ブック・プログラム」の略
 称だが、印税の20%を特定非営利活動法人JEN(ジェン)を通じて、海
 外での様々な支援活動に充てる試みである。念のため申し添えておくと、
 寄付分の金額が価格に上乗せされているわけではない。読者の側は、今ま
 でどおりに本を買うだけで、チャリティに参加できるという仕組みだ。
 寄付先のJENは、1994年に設立された国際支援団体で、これまで16ヵ
 国で130万人を支援してきた実績を持つ。BOOK MAGICというサービスで
 書籍を活用した寄付プログラムをすでに立ち上げていたこと、現地事務所
 をもっていて使途について厳しく監視しているといった点が決め手となっ
 て、今回、「Chabo!」との連携に至った。寄付金の使い道に関しては、
 都度、公式ブログ等で報告される予定だ。
 5月のスタート時点で「Chabo!」に参加表明している作家は、勝間氏を
 筆頭に5名。『世界 No.2 営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』の
 和田裕美氏、『はじめての課長の教科書』の酒井穣氏、『ビジネスマンの
 ための「発見力」養成講座』の小宮一慶氏、そして『投資信託にだまされ
 るな!』の竹川美奈子氏と、いずれもビジネス書の世界でおなじみの面々。
 それだけに、今回の試みは、出版界全体を巻き込んだムーブメントに発展
 する可能性がある。
 〔中略〕
 「本来は飛べない鳥であるチャボが、世界で羽ばたくことができたら……」
 という願いを込めて名付けられた同プログラム。勝間氏は「本を自由に読
 めるということはとても幸せなこと。それが叶わない世界の子供たちに思
 いを馳せながら、わたしたちにできることを考えていきたい」と語る。”

「本物」の社会貢献というものがどのようなものか、
よく分からない、判断できないという方も多いでしょう。
これがひとつのお手本です。

立ち上げの段階でこれだけの方々が参加されていたら、
もう既に成功は決まったようなものです。

まずは社会貢献それ自体が目的となっていること、
何かしらの免罪符かイメージ操作の手段となっていないこと、
その社会貢献の仕組みそれ自体が優れていること、
そしてより多くの人を巻き込んでムーブメントを形成し、
より多くの人々にとって目指すべき規範となり得ること。

これだけの条件が揃っていれば「本物」と言って良いでしょう。
まさに今回の勝間さんの試みなどその好例です。

あとは使い道をどうするのか、です。
寄付先として、私も知らない団体の名前が出てくるかもしれません。
興味深いところです。




『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 』(勝間和代,光文社)


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