Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

お節料理ではないけれど

2007-01-01 23:48:38 | 日本料理 惣菜料理 Japonais
お節料理は作らなかったけれど元日の今日は日本的献立。



普通のフランスの家庭だったら又今日もローストが続くのだろうなとは頭の中横切ったけれど 今日は一日中 日本風料理。手に入る洋材だけだし 簡単料理。でも家族揃って食べたかったお刺身の昼食。魚は絶対新鮮な物の手に入る土地に住んでいて幸せ。
鮭と鯛のお刺身だけれど鮭は完全な生ではなく いつものようにノルウエー風に荒塩と砂糖で〆た物。実が引き締まり中はトロン。厚めに切ったものが我が家の好み。
鯛は3枚に開いた物を昆布で〆た物。
鮭も鯛も一部分はにんにく 生姜 葱の微塵切りを入れてタルタル(たたき)に。
このようなお皿 洋風のソース(ホースラディッシュソースキーウイソース等など)を添えて 盛り付けをもっとモダンにすると即フランス料理のオードブル風になってしまうから不思議。でも今日はお醤油とわさびで。我が家はお刺身大好き。長女も帰ってくるし当分繰り返すかも。




胡瓜も大根もつまのように細く綺麗に切れないので 塩揉みしてそのままでも美味しく食べれるようにレモンを振ってしまったのが又西洋的かな? 



後は旬のエンダイブをオイルを少量のフライパンで にんにく と生姜 で塩 こしょうのみでじっくり エンダイブの水分だけで炒めるというか炒め蒸した物(ブレゼというのだけれど)水が出てきてエンダイブが柔らかになってきたらオイスターソースを少量加えて更にとろけるようになるまで。こんなに簡単なのに美味しい一品。




そして夕食はこれ。手打ちきし麺を打ちました。
大晦日にチラッと年越し蕎麦のことを思い蕎麦を打とうかな? と。でも打った事など無いのですよ。もちろんきし麺もうどんも。でもパスタマシンがあるから形は綺麗に切れるだろうと思い 生地を仕込んでおいたのです。
何本か長ーい物も。長寿に担いで。でも年明けに食べたのでは駄目かな?




とり南蛮にしようと思ったけれど骨付きの鱈があったので揚げて大根おろしたっぷりの卸煮に。きし麺は 昼の昆布〆に使った昆布と鰹だしでとった汁に長ねぎを入れただけのほんとにシンプルな物。七味唐辛子を。粉が異なるから味も同じではないけれどでも手打ちはやっぱり美味しかったです。



卸煮 火を通す前に写真を撮ってしまいましたのであしからず。



そしてこれは白菜を 昆布だしに味醂と生姜を入れて薄い塩。エンダイブと同じようにじっくり時間をかけて煮込んだもの。最後に醤油で味を整えたもの。とろみもつけず煮っぱなし。あっさりそして白菜の甘味ととろける感触が好き。
最近材料を沢山混ぜず一つのものの味で食べる料理に凝っているのです。

皆さんのような素敵なお節料理ではないけれど一寸日本的一日で私は大満足。

朝から太陽が輝き素晴らしい天気の一年の明けの日でした。と思ったら午後から雷に大風に。
そして今宵は風も収まり殆ど円いお月様が平和そうに。


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