Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

ロワール河の旅 ソーミュール(Saumur)

2008-04-30 20:17:01 | 私の住む街とフランスの紹介


またまたご無沙汰しております。バスク地方の小旅行より戻りまだ何もご紹介できず写真整理に追いまくられていた所で又主人の仕事でロワール河の御城巡りの旅に先週3日ほど発ちました。

主人は珍しく運転をしない人なので私がいつも運転手。初めは怖かったけれどフランスそれこそ何度も横縦断 かなり距離をこなし 最近では長距離運転になってもまあまあになってきましたね。バスク地方もやはり彼の仕事のためだったけれど。私楽しんでいます。大歓迎。

ロワール河の城を巡りながらのサイクリングの記事を書くため。この地方のお城はよく知っている主人ですがサイクリングコースを確かめるためにの旅行です。

私ももう一昔になるけれど(古いですね)誕生日プレゼントにアンボワーズの家庭に3週間ほど滞在したこともあるとても懐かしい地方当時色々お城巡り歩きました。

1日目ツールの観光局でのランデブーに始まり 彼がお勧めのサイクリングコース自転車こいでいた時 予約した初めての経験の農家の民宿をランジェ(Langais)で夜落ち合う事にして私はまだ訪れてた事のないロッシュ(Loche)へと南下。(機構がよくなかったので写真はいまいち。よいものがあったら後のご紹介致します)

2日目からは二人でまだ私が訪れたことのない主人お勧めのお城を巡ることにしました。
まずはソーミュール(Saumur).ロワール河のリブ ゴーシュ(左岸)の丘高くロワール河下流に目を見張らせているような本当に小さい でもとても気品高いお城です。



お城の前には小さいけれど葡萄畑。ソーミュールのワインは有名ですものね。ロワール河の谷間 陽のさんさんと当る斜面は葡萄畑が主賓。ロワール地方の赤ワインは魚料理ともよく合うワイン数々あるのですよ。



旅行中の私達の昼食はいつもこのようなピクニック。マルシェやお惣菜屋さん パン屋さんで幾つか土地の気になるものを見つけて景色のよいところで一息。

今日はソーミュール訪れる前に一寸腹ごしらえ。



この朝 3つテリーヌを買いました。

左 サーモン アスパラガス  ブロシェ スカンポ (ディルのソース)
真ん中 リエットにサンモール産の山羊のチーズが入ったもの
右 兎とプラムの入ったパテ

後は 
写真上 ミニチョリゾ (家に残っていたもの持参しました)
写真下 ロワール河地方で有名な アンドウイュ。



パン屋さんに入ったときこのタルトレットとても綺麗なのでデサートの欲しい主人のために。
林檎かな?とも思ったけれど洋梨でした。上のゼラチンは黒スグリ(Groseille)だと思います。一寸だけ味見させてもらって。軽くて私好み まねして作りたいと思います。



ロワール河の右岸から見たソーミュールの街。何となくパリセーヌ右岸から見る風景をかなり小さくしたような瀟洒な風景と思いました。
時間がなく街の中を散策する暇とれなくとても残念。さっと見ただけれど好きな街の雰囲気。此処ラロシェルから車で2時間でいける近さなので近いうちに訪れたいと思っている私です。

旅便り一度に書くと退屈と思います。私の料理の紹介のもしたいし一寸ごちゃ混ぜな記事を書きたいと思うのですが。どうお考えになります?


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仔牛のアショア レシピ(バスク料理)

2008-04-21 14:37:12 | 肉料理 Viandes
今日はバスク地方から帰ってきて即作ったバスク料理仔牛のアショアをご紹介します。すぐ作るなんて 私って影響されやすいのでしょうか?



Axoa d'Espelette
アショアとフランスでは発音します。エスプレットにあと10kmほど 陽も陰り始めた頃やっと開いている小さな田舎のホテル見つけました。私達の旅行っていつもこんな感じ。
 夕食 ホテルの夫婦の御友達が集まっていたようだけれど泊り客は私達だけ。
メインはこのお料理アショアか鱒のお料理でした。
ホテルの脇を流れる小さな水のせせらぎを聞き 選択一寸迷ったのだけれど。
アショアは本当に美味しいんだよ バスク地方は訪れた事ないけれど食べた事のある主人。魚料理はいつでも君作っているじゃない。
この一言で決定。

アショア あっさリの味で気に入りました。だいたいこのように作ろうとの感は食べながら頭にあったけれど帰宅してから一応調べて。
お肉の量は普通のレシピの半分 野菜の沢山入った私風のレシピです。本来のものとは異なるかもしれませんのでご了承ください。

 材料

*仔牛(ブランケットに使う胸肉)500G
*玉葱 大1
*パプリカ(赤ピーマン)2 いつも言うのですがフランスのものは大きいです。正 味300-400g
*青ピーマン 1 200g又はしし唐辛子 8 その場合は後の唐辛子ご調節くださ  い)
*大蒜 4片
*唐辛子又は唐辛子粉(エスプレットでなくても一味唐辛子又はカイエンヌ又は鷹の 爪)
*ブーケガルニ(ローリエ、タイム、パセリの軸)
*トマト2(皮を剥いて微塵切り)これは本来のレシピには入っていないけれど私の 好み。
*オリーブオイル
*白ワイン 1/4カップ
*フォンドヴォー 1//4カップ
*水
*塩 こしょう
*ワインビネガー


 作り方

1 仔牛肉は細かく切る。(アショアとはフランス語ではアッシェ 細かく挽肉のよ という事だそうです)

2 赤 青ピーマンは5mm程の角切り。玉葱 大蒜 は微塵切り。生の唐辛子や鷹の爪を使用するときはそれも微塵切り。

3 フライパンにオリーブオイル大2を熱し 塩 こしょうを振りかけておいた仔牛を奇麗な焦げ目がつくまで炒める。皿に取り出す。

4 フライパンにオリーブオイル大2を加え 玉葱 赤青ピーマンを炒め 仔牛肉炒めた物を加え 白ワイン ブイヨン でこそいでから 鍋に移しブーケガルニ トマトを加え ことこと45分ほど煮込む。塩 こしょう 唐辛子で味加減。
最後にワインビネガー(又は酢)大1ほど加える。

じゃが芋と食べるのが本来みたい。ホテルではポテトフライがついてきました。(じゃが芋一緒に入れてもよいというレシピも在りました)
でも今日私はご飯を炊いて食べました。相性よいです。やはり日本人ですね。



ただのグリーンサラダです。でも庭の芥子の葉やミントの葉も入っています。エスプレット土産の唐辛子入りソーセージ チョリソの角切り ほんの少し 加えました。(あまり入れると勿体無い美味しいソーセージはそのまま味わうべきという主人の声が聞こえそうなので)

バスク風サラダというと中にバイヨンヌの生ハムやこのチョリソが入っています。ホテルで食べた時には(オードブルでした)スペイン風オムレツの角切りも入っていましたよ。(泊り客私達だけでおどろいて色々かき合わせて作ってくださった気配が随分在りました。心温まりますね)



帰宅したらサボテンの花が沢山咲いていました。
昔は観葉植物沢山育てていたのですがベランダに黴が生えると怒られ皆プレゼント。サボテンならよいとお許しが出てまたかなりの数になってしまいました。

このサボテンはなぜかなかなか育たず死にそうになった事たびたびです。あまり手を掛けずにほおっておいたらこのとおり今年は花の冠をつけました。
真っ直ぐには育たなかったけれど挫折しながらも花を付けるようになるまで立派に成長。でこの写真を皆様にご披露。



もともとはこのすぐ上の写真のサボテンの株分けをしたものです。だからこれはお母さん(お母さんはひげが生えているようですよね。笑?)
親子一緒の開花。競っているのかなー?


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エスプレットのお土産

2008-04-19 14:42:30 | 私の住む街とフランスの紹介
ラロシェルのマルシェでもバスクの産物出回っています。でもやはり当地で何か買いたいでしょ?エスプレットは日曜日の早朝の訪問。マルシェは水曜日のようで残念。バスクの人々は信仰深いようだから日曜日は休日日なのでしょう。とても静かな日曜日の朝でした。



でもやはり観光地。お店は開いています。(主人は観光地の値段だからやめなさいと言ったけれど今回の旅行 時間が無いのでショッピングの暇は無いと思い 彼がフラフラ散歩中に. ね!!! ラロシェルで買う値段よりちょっぴりだけれど安かったです。)
これが買ったもの。



まずチーズ

左上 kukulu ククルというエスプレット特産のbrebi(ブルビ)雌羊のチーズ
右上 ossau-iraty は有名な AOC(1980年より)の雌羊のチーズ
左下 エスプレット周辺の土地の人の作った山羊のチーズ
右下 同じく土地の牛のチーズ

ossau-iraty が一番個性の強いお味です。他のチーズは塩加減も少なくデリケート。圧縮タイプのチーズなのでほんの少し噛み締めながら食べると本来の変な話だけれど動物の香ばしい香り草原の香りがします。



chorizo ちょりぞ 唐辛子を買ったお店の人が所有している農家での自家製だそう。doux(マイルドなもの) fort(辛いもの)と在りますが私は後者を購入。
味をごまかす辛さではなくて美味しいです。サラダに入れてもアクセントが効いてよいですね。バスク風サラダにバイヨンヌ製の生ハムやらちょりぞ 入っています。

又主人の一言。勿体無い。美味しい生ハムやちょりぞはそれ自体の味をひしひし味わうべきだ。いつも一言多いですね!!!(苦笑)



まあ買わなくてもよかったのだけれど話のねた に?

左より
Bazk'Alde 唐辛子粉が12,5パーセント入ったマスタード

Jeiki エスプレットの唐辛子のピューレー 100パーセント

Piment d'Espelette 唐辛子粉

Sagarroia 林檎 唐辛子 砂糖 林檎酢 レモン 蜂蜜入りのチャツネー(これお肉だけでなくソーセージに付けて食べても美味しいです。ラロシェルのマルシェで試食して美味しいなと思いこれは買いたいと思っていました。)

Nihia 唐辛子入りのゼリー(Brebi のチーズやヨーグルトと食べても美味しいそう。御料理カラメリゼする時焼肉をする時塗ると美味しいと言われました。日本の甘辛焼肉みたいにフルーツの香りがと思います。)

唐辛子はもちろん皆エスプレットの唐辛子です。
あまり辛いという唐辛子ではないのですよ。口にした後味にじわじわ土地の人々はこしょうのように使うようです。

尚発音は難しくて解らないのでカタカナ書きは省略させていただきます。(笑)



唐辛子のゼリー 大きいケースでお買い得だったので惜しむことなくふんだんにお料理に使いたいと思い購入。(研究して似たもの自家製のもの作りたいとの考えも)



Aixa 苦味のあるPrunelle(りんぼくの実)のリキュール。
これは昨夜とまったホテルのマダム手作りのジャムがほろ苦くて美味しくて気に入ったから。(このりんぼくの実 私の住む地方にも野生に生えています。植物に詳しかった義父との散歩中につぶれるように熟したものはとても美味しいよと聞かされていたものです。)

Irouléguyワイン バスク地方のワインは全然わからないのでお店の方のお勧めワイン。昨日試飲。かなりタニンの強い力強いワインと思いました。



留守番役の娘へのお土産。彼女の好物ガトーバスク。真中にさくらんぼのコンフイチュールの入ったものとクリームパティシエールの入ったものと。彼女は絶対にクリーム。
誰が食べたのか知れないけれど あれあれ おっとっと、、、というまになくなってしまいました。
そのうち作ってご紹介したいと思っています。



そしてこれ!!! やはりね。
大蒜の吸血鬼よけではないけれど厄除けになりそうな心持で買ったのだけれど駄目かしら?

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バスク地方への小旅行 エスプレット

2008-04-18 17:17:24 | 私の住む街とフランスの紹介
ご無沙汰しております。先週の金曜日早朝コニャック地方で温泉療法をしていた義姉の退院手助け。ボルドーの彼女のアパートで前日仕込んで持参した 仔牛のブランケットをゆっくり昼食の後 私と主人は車で南に向かって出発しました。

フランス南西 古い歴史の街 Auche(オッシュ)に興味が。そしてまだ訪ねたことのない興味しんしんのバスク地方
訪れた道順通りではないけれど今日はとても温度の落ち込んだ寒い日なのでバスク地方 ホットな唐辛子の街Espelette エスペレットのご紹介から始めたいと思います。



丘の上の街の入り口の郵便局

バスク地方
 フランス スペインにまたがります。この地方の言葉はフランス語でもスペイン語でもないバスク語。バスク語は日本語と構造が似ているとは知られた事です。あちらこちら フランス語圏ではフランス語バスク語使用 両方で表示されているけれど 日本語と似ているというバスク語はさっぱり。発音も出来ない私です。(苦笑)

前日バスク地方に入ってまもなくの村で小さな庶民的なホテルに宿を取りました。フランス学校春休み中だったのにもかかわらずまだシーズンオフでどのホテルもしまっている田舎で 19時半近くになってやっと見つけたホテルは泊り客は私達だけ お料理はごく素朴で心温まるものでした。(スパイするのが好きなので帰宅して即作って見たバスク地方の御料理。明日にでもレシピと共にご紹介致しますね。)

前置き長くなりました。

それは透明な光の朝の中 海辺へSt.Jean-de-Luz, Biarritz, Bayonne の方向に向かう予定。その途中の小さな街エスペレットは唐辛子でとても有名なので是非訪れてみたいと思っていました。



バスク地方典型的な家作りは?
木組みは赤く(エスプレットの村では上に白く塗られていてはっきりと解りませんが次回の村の写真でご紹介します)。敷地の広い大きな何階もある大きな家。屋根は赤い瓦 軒の長いのは雨よけのため。
唐辛子が活動の命の町。唐辛子を乾燥するための好条件 太陽も揃っているのだけれどもも。雨から守る此処は必需。
1999年よりAOC の光栄を受けている唐辛子は2ヶ月かけて家の外壁に吊るして乾燥 その後オーブンで更に完全に乾燥させるそうです。



ご覧下さい。本当に沢山唐辛子吊下がっているでしょう?









フランスの地方を散策すると古き時代のなんとも素晴らしい豪華だけではなく手の懸かった建築物至る所で出会います。 磨けば輝くのに都市計画の失敗 酷い街になってしまったり なおざり なんとも見られないようになっている街の数々随分見かけ悲しく寂しい想いは沢山。古い街を建て直すには資金も住民の協力も必要ですものね。

このエスプレットの村を見て 何も遺跡も歴史もない村が唐辛子の存在を中心に村の人々が力を合わせ美的調和ある村を築きあげている姿 賢いなと思いました。市役所かなり借財もあるようなんだよと言葉を交わした村人が。観光を前盾に皆協力姿勢なのでしょう。



丘を下るとバスク地方典型的な教会。17世紀のものです。


村を離れる道際に大きなチョコレート屋さんが。唐辛子入りのチョコレートで有名な、、、名前は何だったかな? 沢山観光バスが止まっていました。日曜の早朝のひとときをこの小さな村で楽しみ 私達はそれを横目に次の街に。

旅行前に色々コメントいただいた方お返事遅れています。明日にでもご挨拶致しますので御免なさいね。


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烏賊のフリット 茄子のトマトソース焼き

2008-04-10 00:16:02 | その他各国料理 autres pays
烏賊のフリット。



フリット下手に作ると重くなるので烏賊フライの方が好みなのだけれど。でもこの衣なら。
薄い衣です。今日は水で溶いたけれどビールを使用するともっと軽くあがります。

 フリットの衣

 材量

*小麦粉 60g
*オリーブオイル 大 1/2
*塩 こしょう
*ビール又は水 10cl
*卵白 1

 作り方

1 薄力粉をふるい 塩 こしょう。まんなかに穴を作り オリーブオイルを注ぎ ビール又は水を入れ 徐々に滑らかになるように掻き混ぜる。最低1時間室温で放置。

2 あげる直前に卵白を固く泡立て壊さないように 1 と混ぜる。

私風 衣に大蒜の卸した物やパセリの微塵切りを加える事も在ります。



この茄子は簡単で美味しい物です。

茄子は電子レンジで丸ごと 6分 チンしてから(フランスの茄子1つ 300g以上在りますよ)縦に2つ切り包丁で鹿の子に切れ目を入れ 指で押し 自家製の美味しいトマトソースを載せ 今日は山羊のチーズと大蒜 エシャロット パセリ オリーブオイルを混ぜた それ又自家製のディップが残っていたので載せてオーブンで焼き上げました。

もう一つ一寸手を加えた茄子を作ろうと準備したのですが時間切れで又後日にでもご紹介致します。



簡単料理の説明で御免なさい。

少しばかり忙しい日々です。

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