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流出雑記 

2009年 丑

2009年01月03日 | Weblog
31日夕方、宇治の実家にダーリンと小梅と帰る。
妹二人はそれぞれ友達とおけら詣りに出る。この寒い中人ごみに挑む覚悟は若い証拠。
我々と母は紅白を流しつつ年の瀬気分のコタツ。いつものようにゆく年くる年。

新年1日、昼前に朝方寝た皆が起きておせちお雑煮。
母が毎年作る牛スジの昆布巻き。これは私と父の大好物で、母は祖母から習ったそう。
牛スジの昆布巻きと言うのは正月料理として一般的ではないようだが母に祖母は誰から習ったのだろうと言うと、もともと実家のあった地域が差別を受けていた所で、そこに住んでいると解体業、靴職人、皮鞣し、などの動物の死骸を扱う当時身分の低いものが就くとされていた限られた仕事しかなかった。牛スジというのは昔は食べずに捨てていた部分だったそうで、それをなんとか正月料理にしようという地域独特のものだったらしい。
いつもより味わって食べる。
その後ボーリングに行ったり、夜は父も来て1月2日が誕生日の末の妹のお祝いをしたり。
ケーキは真ん中の妹が31日に店で作ってきてくれた、店長権限いちご乗せ放題バースデーケーキ。 妹は二十歳になった。

夕方ボーリング場からの帰りに妹の運転する車で走っていた時、実家の近くの道は二車線で狭いが交通量が多く、その道路脇に猫がひかれて死んでいた。茶色の虎猫。


2日午前中、福井に帰る。
昨日の場所に猫の死骸はなかった。
京都駅からサンダーバードに乗る。自由席は満席。指定は空いていたので車内で指定席料金を支払い座る。
福井に近付くほど白くなる風景。
12時半福井着。駅までダーリン弟が車で来てくれていた。雪は溶けかかって地面がしるい。
ダーリン実家は剣道の道場で初稽古の後の宴会。正月は来客が多く大変そう。
ちらし寿司や鰤のお刺身をいただく。
今年私は泊まらず日帰りし、実家に戻った。

3日午前中、バーゲンを覗きに四条の方に行ってみる。
9時半に家を出る。
実家からすぐのところにいつも凝ったガーデニングの家があって、葉牡丹と紫系ビオラの寄植えがおもしろいと思って見ながら歩いていた。
前方を向くと二羽のカラスが暴れている。
猫がひかれていた場所の反対車線の道路脇。
カラスがついばんでいたのは猫だった。
もう赤い裏側と毛皮だけになって猫だとわからない。
自然でも不自然でもない光景のように思う。
見たような見てないような顔をして通り過ぎる。

駅までの道程、前を歩く人のラメのタイツとグラグラするピンヒール。
途中でなんだかバーゲンに行くことが阿呆らしくなりそうになるが、家に戻っても鬱々と1日が過ぎそうなので街に行く。
藤井大丸。服を抱えてレジ待ちの長蛇の列ジャーナルスタンダード。
ほしいのはカンペールの靴だった。
セールになるのを待っていた。
店に入って履いて買ってそのまま履いて出る。
靴を買うといつも早く足に慣らしたくてそうする。
午後、友人2人と会う。

夕方、実家に戻り母と夕食。
夜は着物の着付けのポイントを教えてもらった。



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