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流出雑記 

2013/4/7

2013年04月07日 | Weblog

昨日の台風と呼んでいいような春の嵐が満開の桜を吹き散らし、この土日に予定されていた人びとの花見予定もおそらくかなり散らしたもよう。
朝の道には薄桃色の水たまりができている。
花を咲かせたハボタン。正月前はいつも買うかどうか迷って買わないのは、徐々に中央がのびてかたちが崩れ、春になり黄色い花を咲かせた姿があまり好きになれないから。ハボタンに罪はない。でもあの状態を見るとやりきれない気持ちになる。

午前中はまだ降っていた。前日宇治の実家に帰っていた。その日は出産したいとこが里帰りしているので、母と妹たちと新生児を見に行った。いとこの実家へ行くのは小学生以来だった。部屋はリフォームされて白い壁紙に明るい色のフローリング、ソファがあり、昔あった重たげなタンスなどはなくなっていた。玄関を入ってすぐソファの上にうごうごしているのが見えた。2400gで生まれた小さい女の子。いとこはこれでも少し大きくなったと言っていたがそれでも猫よりずっと小さい。こっちを見ている。口と手足をよく動かす。動かすというか動いてしまっている。動いてしまう手で顔を引っ掻いてしまうから傷ができるらしい。その顔は新生児にとってまだ自分のものではないようだった。からだの全容も舵の取り方もまだ把握できてない人。自分ということが言えないけれど、でも間違いなく人のかたちをもっている。かわいらしさより立派な人だと思った。

いとこは痛いのがいやで無痛分娩で産んだらしい。私より3つ年上でそういえば昔からあまり自分に無理を強いない人だった。陣痛が始まったのは下腹が張るのでわかり、痛みはないけれど産道を通ってずるっと出てくる感じはよくわかったという。痛みに耐えることがないぶん器官のなまなましさを感じられるお産体験談だった。無痛分娩をいとこ以外に選択した人を知らない。自然分娩より費用がかかるのと産みの苦しみを味わってこそ母となれるという考えが根強いため。まず反対する考え方だからと旦那の両親にそのことは黙っているらしい。

伯母がケーキをだしてくれた。親戚の家でよばれる洋菓子とはまさにこれと思ういちごショートだった。

去年結婚した真ん中の妹はそろそろ子供を欲しいようで、この日は久々に一緒に実家に帰り、子供の頃に風疹の予防接種をしていたかどうかを母子手帳を出してきて母に調べてもらっていた。妊娠中に風疹にかかると胎児に障害が残る可能性があるらしい。今流行っている風疹。妹は予防接種を受けていたことがわかった。ついでに私も見てもらったら、風疹だけ受けていなかった。

なぜかタブレット端末を持つことにした母の自分じゃ全然わからない初期設定を妹とふたりでするはめになった。たぶんこうだろうという予想で各種設定し、どうにか使える状態になった。妹とこたつで寝た。

朝の岡崎での仕事は地下鉄東西線で移動。桜はあの嵐にあってもまだお花見をしても寂しくないくらいに花が残っていた。

1時頃仕事を終えて外に出ると青空がみられた。でも肌寒い。着物で観光の女性たち。レンタルだとわかるのは草履が同じだから。バスで帰る。観光客で混んでいたが銀閣寺道でほとんど降りて行った。あとは地元民がぽつぽつ揺られている。老女、ひとりでしゃべりつづけている。ひとりごとではなく誰かにむけて一人掛けの席で前を向いたまま。

修学院で降り、やおたみで玉子、豚ひき、牛乳、キャベツ、だしの素、ケチャップを買って帰る。

一日ぶりに家に戻ると玄関先の植物があれと思う程成長していて驚く。伊豆すみれがもうすぐ咲く。

仕事に出ていると思っていた夫は午後休みだったらしく家にいた。2時過ぎてお腹が空いていた。冷凍してあった食パンを焼いてマヨネーズとケチャップとマスタードを塗り、焼いた玉子ををのせて食べた。

昼間のテレビはゆうつの引き金になる。つけっぱなしの部屋にいるとのうみそが溶けそうになる。自分ではつけない。液晶を叩き割る。イメージ。テレビを消す。 掃除、洗濯、一通りの用事をすませ少し眠り夕飯を作る。

にんじんわさび醤油ごま和え、ジャーマンポテト残り、しめじかき玉汁、厚揚げとキャベツ味噌炒め。厚揚げ冷凍するといまいちだ。


2013/4/4

2013年04月07日 | Weblog
朝から長岡で仕事。
某量販店内の屋上にプレハブみたいな小屋が立っていてそこが会場。
同じ時間帯にとなりの部屋では子供向けの何かの教室をやっていて先生の声や泣き声などが聞こえる。同じ歌が何度も繰り返される。
ビタービター、コーヒー×カカオと書いてある缶コーヒーを買ったがハズレ。飲みきれない。

ポーズを終えてサンドイッチをかじり梅田へ向かう。お世話になっている先生の個展にいく。
いつまでも構造が把握できない大阪駅。
モデルをつとめさせてもらった絵が3点出ていた。その場にいると画家にこの方がモデルさんですと紹介されるので、画廊に来た方や画商さんに挨拶をするときの何とも言えない微妙な居心地。
初日のパーティーには出ずに失礼し、京都にもどる。
駅ビルのなかでグランディールの白味噌ベーグルを発見した。
駅ビルのなかには、なんのためにあるのかわからないぽかんとした人のいない空間がある。そこに行って階段に腰かけベーグルを食べた。他にはぽかんとした老人が3人くらいいた。

稽古場にいき、ひとりで一時間ほどストレッチと発声をする。わりと努めてきちんとしていなければならない場所からどうぞと稽古場の床に自分を放流する。
それから野渕基礎稽古に参加。
その後下鴨に移動し打合せもした。
忙しかったというか、おかずの詰まった弁当箱のような一日だった。帰ったら12時過ぎていた。