盆のこと そろそろ線香の にほいして
中村 梅士 Baishi
盆と申しますとなあ、本来、先祖供養なのでございま
すが、あまり関心がございませぬ。
父の建てた墓が鶴の港を見下ろす絶景の場所にござい
まして、墓参りもしていたのでございますが、父母の墓
参に付き合っていたまでのこと、特別の感情での墓参で
はありませぬ。
精霊流しも他人事、観光客のように眺め、父の初盆に
精霊流しをという気持ちもありませなんだ。
ここ十年来、盆というと、雲仙の定宿に参っておりま
したし、そこでも盆踊りがあるわけでもなく、子どもの
頃の盆踊りが懐かしいばかりでございます。
盆という物は、その土地に先祖を感じるものでなけれ
ば、やはり他人事なのでございましょうなあ。
自分には、もはや故郷と言うべきものはございませぬ
ので、盆は旅の空で楽しむのが一番なのでしょう。
オリンピック、負のレガシー論というのが、オリンピ
ック開催のモチベーションを下げている。
もちろん、そればかりではなく、開催費用が2兆円、
3兆円と莫大な費用になっていることもある。
負のレガシーというのは、オリンピックのために建設
されたスタジアムなどの施設が、その後、使われること
もなく廃墟化している実態を言っている。
ギリシャでも、北京でもそうである。
それを見て計画されたはずのリオでも、オリンピック
から半年しかたっていないのに、その荒廃ぶりはすごい
ものがある。
さすがに、世界一の国際都市東京で使い道がないとい
うことはないが、左翼からの攻撃材料になっている。
たしかに、巨大化するオリンピックを受け止める施設
を継続利用できるかといえば、東京は別として、難しい
ことだろう。
その後の国際大会に活用するなどの国際的活用計画も
ないでは、無責任である。
オリンピックは分割せざるを得ないだろう。
競技カテゴリー別に分類して、毎年、異なるオリンピ
ックを開催するか、オリンピック競技を伝統競技に限定
して縮小するかであろう。
やっとの思いで勝ち取ったオリンピック開催ではある
が、その後は、開催希望がパリとロスしかない状況で、
継続開催が危ぶまれている。
そのため、早々に、2024年はパリに、2028年
はロサンゼルスに決めてしまおうと言うことになった。
今のやり方は、それで終わりになるだろう。
因みに、マラソンは冬のオリンピックの方がよい。
炎天下の都市で走らせるのは酷である。
オリンピヤードは種目別に定めるべきである。
JOCはそれくらいの提案をしてはいかがか。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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