ほっぺたに 風ふくらませ 春すみれ
馬糞 Bafun
昔は、家の周りはみんな土だった。
春ともなると、あちこちに多種多様の草花が咲いた。
雨が降ると、大小の水溜りができて、長靴ごと飛び跳
ねた。
大きな水溜りには、舟を浮かべて遊んだ。
豊かになると言うことは、土がなくなり、草花や水溜
りがなくなるということか・・・。
子供たちが遊ぶ自然が失われてゆくことは、やはり、
貧しくなっていると言うことではないのか。
風吹けば ぺんぺん草の 春祭り
馬糞 Bafun
草仲間の花見
「よくぞ、都会の小さな土溜まりにすみれを咲かせて
くれたことよ」と、しゃがみこんで紫の花を覗き込んだ。
すると、ぺんぺんと、にぎやかな花の宴が始まった。
よく見ると、ぺんぺん草が纏のような白花を掲げて、
葉をならしているのだ。
「草仲間の花見っていうのもいいもんだろう」。
「ほんとにねぇ」とスミレがうなずく。
清明の春である。
Bafun
ぺんぺん草⇒
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/penpengusa.html
http://www.hana300.com/nazuna.html
http://chinmoku.naturum.ne.jp/
すみれ⇒
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/violindx.htm
http://www.geocities.jp/sumire_doukoukai/
http://www.d7.dion.ne.jp/~studiouz/viola/zukan.html