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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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冷房を意識する家づくり…函館~北斗市

2008年03月23日 18時07分06秒 | Weblog
今日の日曜日、北斗市はとても陽射しが強く、自宅でじっとして休んでいるには、何とも気が滅入るような良い天気でした。
昨日の九州も暖かかったのですが、既に夏の暑さ対策の研究をしたくなります。
早速、遮熱ボックスでの日射熱の遮蔽試験を始めました。

色の濃い壁や屋根では太陽の受熱量が確実に多くなります。
夏場にこの太陽受熱を家屋内に入れますと冷房費用が増大する事になります。
勿論、断熱材でもこの熱を防ぐ事が可能ですが、アルミ箔のようなこの高温熱を跳ね返す、遮熱性の高い、シートなどを用いますと一層、効果的となりそうです。

昨年より、色々な素材を試してきましたが、素材とその使用法によっては、結露現象を誘発するなどの弊害もあります。
昨今は、国産の遮熱効果の高い透湿シートも販売されるようになりました。

写真はダンボールにアルミ箔を粘着させた、福田温熱空調さんが開発した遮熱プレートのFOボードを用いた実験ボックスです。今日の北斗市の外気温は9℃でした。
左のスチレンフォーム断熱材20ミリだけで作ったボックス内部は23.6℃まで上昇しましたが、遮熱プレートを張ったボックス内部の気温は16℃で、7.6℃の温度差が生じます。

この温度差を冷房負荷熱に置き換える、膨大なエネルギーとなります。
但し、これは高温の太陽熱に効果がありますが、低温遮熱の効果は認められませんでした。また使用法を間違えると結露を起こしますが、CO2削減を求めるのであれば断熱と遮熱の組み合わせの時代がやって来たと感じます。

今日の日曜日は、函館の漫画喫茶、オーパの野村マスターと久々に懇談して楽しんできましたが、午後の最も陽射しの強い時に会社の研究開発室に入り、とても面白い試験が出来ました。
自分の休養は好きな実験をしている時なのか…
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