毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

建築設計士の1級2級とは…東京浜松町~御徒町~大崎

2008年07月17日 21時07分24秒 | Weblog
一級建築士と言うと二級建築士より格上で能力が有りそうに感じてしまいます。
私自身が2級建築士ですが、家内の副社長は1級建築士です。と言う事は副社長の方が私より格上と言う事になるのでしょうか。副社長と比べると図面作成も現場管理も2級建築士の私の方がはるかに上手に出来ているような気がするのですが…とは言え昨今は、1級建築士の資格を得るために相当な苦労を伴うようになりました。

余りにも建築士の人数が多すぎたため建築士の国家試験は、落とすための試験になっているようで1級建築士の資格者は高い能力を有している事は確かなのです。
法的には、500㎡(150坪)以下の木造2階建て住宅なら2級建築士でも設計管理をする事が出来ます。1級建築士はそれ以外の大型木造や非木造の建築物を設計管理する資格です。
つまり、通常の木造住宅なら2級建築士でも資格に不足が生ずる事はありません。

1級2級に関わらず建築士の方々の仕事は、エスキースと言われる基本プランや計画図書を書きますが、施主の思想やライフスタイルなどが盛り込まれていなければなりません。
設計者の企画図面が施主に受け入れられてから本設計に入り、間取りや意匠、特に外観、内装レイアウトなどが、設計士の腕の見せ所となるでしょう。

設計士は、外観の美しさ、斬新さなどに拘った設計を得意とする事務所や、構造設計士と言われ耐震性などの構造強化に拘った仕事を得意とする所があります。また、法規設計士と言われ、工務店の確認申請の手続きを行なうだけの代行設計業務的な存在もあります。
しかしながら、既存の設計事務所では、ファース本部で行なっているような温熱環境設計と言うジャンルに抜きん出た事務所が皆無に等しいと言う現実があります。

建主さんが住んでから快適だとか、経済的だと言っても、無いものを表現する難しさがあり、ビジネスモデルとして成立し難いのです。外観の美しさや斬新さ、間取りや内装の違いを表現した方がはるかにお金になり易いと言えるのでしょう。しかし、第三者の設計事務所だからこそ、そのような見えない部分の空間環境を提案すべきだと思われます。

写真は昨日、長男の喫茶店「喫茶茶会記」で出合った1級建築士の吉岡剛秀さんです。
彼こそ次世代の設計業務の在り方の方向性を正確に捉えており、彼のような設計士が活躍できる時代がやって来ました。吉岡設計士への連絡は「喫茶茶会記」へ…

とにかく蒸し暑い東京でしたが明日は北海道北斗市へ帰社します。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は