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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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混乱する住宅業界だが…北斗市~函館~丘珠~女満別~網走

2008年07月11日 23時31分40秒 | Weblog
去年の住宅業界は、構造計算偽装事件から端を発し、構造計算のためのチェック機能を見直したための確認申請手続き停滞で大混乱がありました。
来年から施行される法律で「資力の確保」を求める供託金制度があります。
工務店やハウスメーカーが新築物件を受注する際、法務局に1棟1800万円の供託金を積む制度です。工務店経営者には信じられないような制度が施行される事になっています。

1棟ごとに200万円ずつ加算され、年間10棟受注すると3600万円の供託金ですが、現金や証券などが原則です。また、それに見合う瑕疵保険制度も検討されています。
この保険制度も、問題が起きた場合、誰がどのようにその保険範囲を査定し、何処まで保証するのかと言う具体的な事になると、運用面で大きな混乱が生ずる様相です。

そもそも住宅会社の数が多すぎると言う現実もあり、昨年の大凡の着工数が50万棟程度と言われ、業者数が50万社もあると言われます。つまり1社1棟の勘定ですが、ハウスメーカーやスーパービルダーが1社で何百、何千棟も受注するのですから、地域密着型の工務店が受注できる確率は20年に1棟くらいになってしまいます。地域密着の零細工務店がそれでも生き残っているのは、小さなリフォームや下請け、孫請けなどで凌いでおります。

供託金制度の運用を間違えば、ハウスメーカーを陰で支えている地域の小さな工務店を破綻へと追い込む事にもなり兼ねません。数を多く売る工務店より、小さくとも質の良い住宅だけを、創って育てる業態の工務店の方が、供託金を積むにも、保険に入るのも、はるかに有利になる事でしょう。量より質を問う時代にフィットした制度運用が求められます。

今日は、ファース本部がファースの家を展開した当初に加盟された、網走市内の山内建設㈱さんを、副社長を伴って訪問しました。写真は後列が社長の山内政光さんと2代目予定でご子息の山内早善さん、前列、私の右がお嬢さんの山内範子さん、弊社副社長の左が奥様で専務の山内順子さんです。山内建設さんは、この家族チームに新婚ホヤホヤ早善君の奥さんで奈華子さんが加わり、とても明るく賑やかなファミリー工務店となっています。【山内早善君ブログ

小振りでピシッと纏まった山内建設方式の工務店経営は、地域工務店の経営手本となりそうです。
山内建設さんのようにファミリーチームで建築OBユーザーさんや、地域の方々に育まれるような業態の工務店には業界混迷など関係しないように思えます。
明日は、山内建設ユーザー会主催の「家自慢・パークゴルフ大会」に参加予定を…
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