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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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純真無垢な人の脆さを見て…北斗市

2007年08月11日 17時06分24秒 | Weblog
更迭された前農水大臣は、徹底的にマスコミの餌食にされた感があります。
その前の農水大臣は衝撃的な辞め方となり、代わりにフレッシュマンとして賑々しく登場したら、早速、前大臣と同じような事務所費疑惑です。
その時の報道記者を相手にした時のプレゼン能力の無さには閉口を…

彼の経歴ですが東京大学法学部を卒業し、農林水産省入省、大臣官房企画官等を経て、平成2年に、戦後の名農林大臣だと言われた、祖父の後継者として立候補し、全国最年少議員(当時30歳)として初当選しました。何処の視点からもエリートそのものなのです。
政治記者として事務所費問題を追及する彼らに東大、法学部卒業が何人いたのでしょうか。
無いとは思うのですが、記者に東大法学部コンプレックスを持っていたとしたら…

前農水相は、報道陣を前にして人格を逸しているかのような態度をしてしまいました。
マスコミから好感度で迎えられると言う事は、国民に好感を持たれる事に等しいと言えるでしょう。
彼の経歴を見ても名門に生まれ、抜群のIQを生かし全て現役のまま最高学府を出て、高級官僚、代議士、そして農水大臣まで一気に登り詰めました。

穢れの知らない純粋無垢な高血統のサラブレットのような人に、穢れの知らない綺麗な政治を執行して戴きたかったのですが…
マニュアルにない想定外の出来事やアクシデント、そして欲望がドロドロと渦巻く人間社会に対する免疫力の乏しい、純潔代議士のあっけない退場劇を見てしまい、何とも遣り切れない思いです。
更に辞任後も未だにバッシングの嵐は続いていますが…

職業人たる政治家として成果を出すには、少なくとも国民、つまり選挙民に対する納得の行く説明責任をしっかりと果たせる能力を身に付けなければなりません。
真のキャリアとは、学歴や職歴だけでなく庶民の嘆きや息遣いを感じとれる感性も必要です。

もし私が彼を2年間預かる事が出来たら…
私は中卒ですが中卒だからこそ2年間で彼をマスコミから評価させる人間的な面白さを授けられそうな気がするのですが…甘いかな…
人間社会の辛酸もまた楽しみなら甘受すれば、その先に必ず確かな成果が見えてきます。

叱られた経験の無い方の叱られ方…褒めた事の無い方の褒め方…痛みの知らなかった方の人の痛みの感じ方…
奈落の底に突き落とし、這い上がる苦しみから習得する感性ですが…

今日から夏休みですが、静寂な執務室でひとり原稿執筆に講じていました。
写真は久々に晴れ上がった空を本社の裏庭で撮りました。
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